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パイロットとの交信に異常なし

04月15日 21時08分

パイロットとの交信に異常なし

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広島空港で、韓国のアシアナ航空機が滑走路をそれ、逆向きになって機体が大きく壊れた事故で、事故機のパイロットと管制官との交信に異常はなく、滑走路上の照明設備なども正常に作動していたことが、国土交通省の調べで分かりました。
警察は、捜査本部を設置して現場で滑走路や機体を詳しく調べています。
14日午後8時すぎ、広島空港で、韓国・インチョン発のアシアナ航空162便、エアバスA320型機が滑走路をそれ、逆向きになって止まり、翼や左のエンジンなどが大きく壊れました。
警察によりますと、この事故によるけが人は当初より増え、乗客23人、乗員2人のあわせて25人と確認されたということです。
また、国の運輸安全委員会の事故調査官は、15日午後、空港に到着し、現地での調査を開始しました。
国土交通省によりますと、広島空港では、管制官が気象状況などをもとに滑走路への進入方向を判断していますが、事故機が東側から着陸することを決める際に行ったパイロットと管制官との交信に異常はなかったことが分かったということです。
また、東側から着陸する際にパイロットが確認する滑走路上の照明施設なども正常に作動していたということです。
しかし事故機は着陸の直前、異常に低い高度で飛行していたとみられ、警察は捜査本部を設置して、業務上過失傷害の疑いで現場の滑走路や機体を詳しく調べるとともに、今後、乗客などから事故当時の状況について話を聞くことにしています。

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