山梨リニア実験線は、山梨県の上野原市から笛吹市までの42.8kmに建設された、超電導磁気浮上式鉄道(超電導リニア)の実験線。2027年の一部開業を予定している中央新幹線の線路に転用される。JR東海によると、「営業線設備の最適設計」を行うためのデータ取得を目的に、550km/hを超える速度域での走行試験を実施。4月16日の午前中に590km/hの有人走行を行った。
このほか、4月10日には長距離走行試験を実施し、2003年11月7日の記録(2876km)を上回る3904kmを記録。4月14日はさらに約100km延ばして4064kmを記録した。4月15日までの累積走行距離は、地球30周分に相当する121万8000kmに達している。