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 阪神・淡路大震災の犠牲者を悼むため、神戸市中央区の東遊園地で毎年1月17日に開かれる「1・17のつどい」。その象徴とも言える竹灯籠(どうろう)の行事を担ってきたボランティア団体が、高齢化のため解散の意向を固めた。来年1月のつどいから退く方向で後継者を探している。震災から20年。継承は正念場を迎えている。

 団体は「神戸・市民交流会」。仮設住宅のリーダーらを中心に1998年、神戸市中央区の小学校跡地で竹灯籠をともし、翌年から市主催の追悼行事がある東遊園地に場所を移した。

 毎年、各地の社会福祉協議会やボランティアグループなど約100団体・個人の協力を得て、約1万本の竹灯籠を作製。ろうそくも約2万個を手作りする。