「第2のセウォル号事故起きる」86%…不安広げる不信を取り除こう(1)
中央日報日本語版 4月16日(木)13時36分配信
「霧が立ち込め危険が明らかに目の前にあるのに『大丈夫だろう』という考えでみんな注意を注がなかった。安全不感症だった」。
ソウル・陽川区(ヤンチョング)のイ・ソンリョルさん(39)は2月に仁川(インチョン)・永宗(ヨンジョン)大橋で起きた106台がからむ追突事故を体験し安全になっていない韓国社会を体で経験した。昨年京畿道(キョンギド)の高陽(コヤン)バスターミナル火災当時にエレベーターに閉じ込められかろうじて脱出したムンさん(33)も同様だ。彼は「国民の安全意識は少しずつ大きくなっているようだが、管理者は信頼できない。政府と国会が出した対策も抽象的なので依然として不安だ」と話した。1月に京畿道議政府(ウィジョンブ)で発生したマンション火災の被害者であるファン・ジフンさん(34)は、「こうした大型事故は再発しそうだ」と話した。
韓国国民の考えも彼らと変わらない。中央日報の世論調査で国民の85.8%は今後セウォル号事故のような大型事故が再び起きる可能性があると答えた。29.4%は事故の可能性が「非常に高い」と考えていた。中央日報が今月初めに全国の成人1000人を対象に実施した世論調査結果だ。
セウォル号事故後に「社会が危険になった」という回答は19.4%で、「社会が安全になった」という回答の14.8%より多かった。ほとんどはセウォル号事故前と後の安全水準を「同水準」(65.5%)と感じていた。回答者の44%は社会が「全般的に安全でない」と答えた。「安全だ」は13.7%で少数だった。延世(ヨンセ)大学社会学科のキム・ホギ教授は、「最近の江華島(カンファド)キャンプ場での事故など、セウォル号事故後にも安全事故が繰り返され、国民の不満が貯まっている。政府が国の安全のための課題を発表したが肌で感じられないので国民は不十分だと感じている」と話した。
最終更新:4月16日(木)13時36分
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