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 JR大分駅の新たな駅ビル「JRおおいたシティ」が16日開業した。商業施設やホテル、温泉施設が入る21階建ての高層ビルだ。駅周辺では再開発も急ピッチで進み、大分の県都の「玄関口」は様変わりしつつある。

 16日は午前4時過ぎから人が並び始めた。午前10時の開店時には約3千人の行列になり、開店と同時に人の波が店内に吸い込まれていった。母親とともに一番乗りを果たした大分市の会社員、高木友美さん(26)は「昨日からテンションを上げてきました。ワクワクします」と話した。

 JRおおいたシティは、地上21階、地下1階。1~4階は184店が入る商業施設「アミュプラザおおいた」、8階には敷地面積約4500平方メートルの展望庭園がある。23日にホテルとともにオープンする温泉施設は19~21階にあり、最上階の露天風呂から由布岳や高崎山、別府湾の眺望が楽しめる。JR九州の青柳俊彦社長は開業式典で「これまでの経験を生かして最高のものができた。一緒に大分を元気にしていきたい」と述べた。