巨額裏金疑惑の渦中にいる李完九(イ・ワング)首相は同日午前、安山の合同焼香所に弔問に訪れたが、遺族から「真相究明に消極的だ」として焼香を拒否され、諦めて引き返した。
韓国事情に詳しいジャーナリストの室谷克実氏は「事故遺族が政府に対して、次々に要求を出していることに、韓国の一般国民は眉をひそめている。ただ、今回の外遊日程については『なぜ、1周忌に?』という反応だ。経済使節団を同行させた通常の外遊であり、原発や高速鉄道の輸出など目玉があるとも思えない。朴政権の支持率にプラスにはならないだろう」と語っている。