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サラミちゃんどこに?看板猫が行方不明 仙台

行方が分からない看板猫のサラミちゃん(柏木さん提供)

 仙台市若林区東八番丁の居酒屋「ピンフ堂」の看板猫サラミちゃんの行方が分からなくなり、店主や常連客が心配している。似ている猫が3月31日、近所でタクシーにひかれて連れ去られた、との気になる目撃情報もある。店主の柏木洋平さん(35)はチラシやツイッターで情報提供を呼び掛けている。
 柏木さんによると、サラミちゃんは4歳の雌で雑種の虎猫。小さな鈴を付け、茶色とピンク色の布製の首輪をしている。東日本大震災後、友人から譲り受け、愛くるしい目と人懐っこい性格ですぐに「看板娘」になった。「サラミに会うため、来店する常連客もいた」(柏木さん)
 最後にサラミちゃんの姿が確認されたのは先月31日。これまでも「無断外泊」はあったが、10日以上も戻らないのは初めてという。
 気掛かりな目撃情報は近所の女性(73)から寄せられた。女性は31日午前11時半ごろ、店の近くで猫が白いタクシーにひかれた現場に遭遇。サラミちゃん似だった。男性運転手は「動物病院に連れて行く」と言い残すと、段ボールに猫を入れ立ち去ったという。
 柏木さんは市内全ての動物病院に問い合わせたが、サラミちゃんに関する情報はゼロ。タクシー会社も分からない。柏木さんは「犯人捜しをしたいわけじゃない。サラミの居場所が分かればそれでいい」と途方に暮れる。
 柏木さんは、チラシ約80枚を近所の電柱などに貼り、店のツイッターでも情報提供を呼び掛けている。「かわいそう」「早く見つかるといいですね」と心配する声に交じって「運転手は誠実な対応をして」といった投稿も寄せられている。
 柏木さんは「サラミは家族同然。どんな小さな情報でもいい。教えてほしい」と話す。
 連絡先はピンフ堂080(3327)5951。


2015年04月16日木曜日

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