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視界 6秒で急激に悪化か

04月16日 19時34分

視界 6秒で急激に悪化か

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広島空港で、韓国のアシアナ航空機が滑走路をそれて逆向きになり、機体が大きく壊れた事故で、滑走路付近の視界が、わずか6秒の間に急激に悪化していたことが、当時の詳細な気象データから明らかになりました。
滑走路が見えるかどうかは、パイロットが着陸を判断する重要なポイントになるため、国の運輸安全委員会は、パイロットから詳しく話を聞くことにしています。
事故機は、通常の6分の1の極めて低い高度で滑走路に近づき、滑走路の手前にある施設に機体を衝突させたあと、滑走路を大きくそれ、逆向きになりながら停止したとみられます。
この事故で、滑走路付近の視界が、わずか6秒の間に急激に悪化し、パイロットから、滑走路が極めて見えづらい状況になっていたことが、当時の詳細な気象データから明らかになりました。
それによりますと、滑走路付近の視界は、事故の2分前の8時3分を境に悪化して着陸の条件の1600メートルを下回り、さらに8時4分12秒から18秒までのわずか6秒の間に、1300メートルから750メートルへと一気に低下しました。
そして、事故が起きたとみられる8時5分には、パイロットから滑走路がほとんど見えない300メートルにまで悪化しています。
滑走路が見えるかどうかは、パイロットが着陸を続けるか、着陸をやり直すかを最終的に判断する重要なポイントになるため、国の運輸安全委員会は、パイロットから詳しく話を聞くことにしています。

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