沖縄県知事、中国首相との面談で琉球王国に触れる=中国ネットは過激な声一色「中国の海洋強国化に琉球独立は不可欠」

配信日時:2015年4月16日 12時20分
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14日、中国を訪問している沖縄県の翁長雄志知事は、中国の李克強首相との面談で、琉球王国と中国・福建省のゆかりの深さを強調した。この話題について、中国のインターネット上には過激な声が多く書き込まれている。写真は首里城正殿。
2015年4月16日、中国・環球時報(電子版)は、英BBC中国語電子版の報道を引用し、日本国際貿易促進協会の訪中団に参加した沖縄県の翁長雄志知事が14日、中国の李克強(リー・カーチアン)首相と面談し、「沖縄はかつて琉球王国として、中国をはじめアジアとの交易で栄えた。琉球王国はアジアの懸け橋となった」と述べたと伝えた。

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翁長知事は、「(約500〜600年前に)福建省から500〜600人の人材が帰化し、中国の文化・技術を伝えた」と述べ、同省とのゆかりの深さを強調。那覇市と同省の省都・福州市の定期航空便の開設を提案し、経済交流を促進したいと要望した。

記事では、1429年から1879年の450年間、沖縄本島を中心に存在した琉球王国は、中国の明・清と従属関係にあり、明治政府の併合に反対し、清に救援を求める人々もいたと説明した上で、「現在でも、沖縄の人々の日本への帰属意識は本土の人々とは異なる」と指摘。中国で2005年に反日デモが起きた際には、「沖縄を中国に返せ」とのスローガンが掲げられたなどと伝えた。

この話題について、中国のインターネット上には過激な声が多く書き込まれている。

「琉球が日本から独立すれば、釣魚島(日本名:尖閣諸島)問題は、おのずから解決される」

「中国は領有権問題を、釣魚島から琉球にまで拡大し、日本に肘鉄をくらわせてやれ」

「中国に戻れば、より高い自尊心を持てるようになるぞ」

「中国と琉球は一衣帯水。関係は極めて緊密だった」

「琉球の独立を支持する。米軍基地が撤去され、琉球の人々が落ち着いた暮らしができるようになることを望む」

「琉球王国の復活を支持する。中国はいつでも支援の手を差し出す用意がある」

「中国の海洋強国化に琉球の独立は不可欠だ」(翻訳・編集/柳川)

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