たけけ / PIXTA(ピクスタ)
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長時間労働の改善やワークライフバランスの確保に、企業が少しずつ重い腰をあげつつある。これまで残業前提で仕事をしていたビジネスマンとしても、「もう少し、仕事を早く片付けられないか…」と、効率アップを図りたいところ。そんな人におススメしたい「効率化テク」が、PCのショートカットキーの活用だ。

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「何を今さら…」という人もいるだろうが、実は世のビジネスパーソンの大半が使いこなしているショートカットキーは、保存[ctrl+S]、貼り付け[ctrl+V]くらいという話もある。さらに踏み込んで使いこなせば、マウス操作によるロスタイムを軽減できるのは間違いない。そこで、ビジネスパーソンなら最低限おさえておきたい20のショートカットをご紹介しよう。

まずは、使う機会が多い、[ctrl]キーを押しながらのもの。「保存」や「コピー」以外で便利なショートカットは、

1)[ctrl+A]⇒「全選択」
2)[ctrl+Z]⇒「元に戻す」
3)[ctrl+F]⇒「検索」
4)[ctrl+N]⇒「新規作成」
5)[ctrl+W]⇒「ウインドウを閉じる」
6)[ctrl+Z]⇒「元に戻す」で戻りすぎた場合は…
7)[ctrl+Y]⇒「操作をやり直す」を使えば一つ前の状態に戻せるので安心。

これらはWindowsマシンであればWordやExcel、ブラウザなどのアプリケーションで共通して使えるので、必ず覚えておきたい。

また、作業をしていると、複数のアプリケーションが立ちあがっていることも多く、マウスを使っていちいちウィンドウを切り替えるのは面倒という人も多いだろう。そんなときに便利なショートカットが、こちら。

8)[alt+tab]⇒「開いているウィンドウの切り替え」

[alt]を押した状態で、[tab]を押してウィンドウを切り替え、見たいウィンドウを選択すれば、開いているウィンドウの一番下に隠れていてもすぐに表示できる。

ちなみに、画面を最大化しようと、ウィンドウ右上のマークをクリックしようとしたら、誤って閉じたり、最小化したりしてしまったことのある人は多いだろう。そんなときに便利なショートカットがこの2つ。

9)[Win+↑]⇒「ウィンドウを最大化」
10)[Win+D]⇒「デスクトップを表示」

これでマウスを使ってウィンドウサイズを細かく調整する手間が省ける。勤務時間中、仕事以外のウェブ閲覧をしていたところ、急に上司が来た! というときにも活躍しそうだ。

さらに、いろいろなサイトを検索・閲覧中、マウスとキーボードをいったりきたりで面倒に感じることもあるはず。そんなとき便利なショートカットも色々ある。

11)[space]⇒「下へスクロール」、
12)[shift+space]⇒「上へスクロール」
13)[alt+←]⇒「戻る」
14)[alt+→]⇒「進む」
15)[ctrt+t]⇒「新規タブを開く」
16)[ctrl+tab]⇒「次のタブへ移動」
17)[ctrl+W]⇒「タブを閉じる」
18)[ctrl+1~9]⇒「左から数えてN番目のタブを表示」。

タブの切り替えをスムーズに行えば、調べ物のスピードも格段にアップするはずだ。

なお、ショートカットを利用するときには、[alt][Win]を左手の親指で、[ctrl]を小指で押さえながら、人差し指と中指を使ってキーを入力するとバランスがよい。親指をスペースの位置から手のひらの下にスライドさせて滑りこませたときに、キーを見ずに押さえられるようになれば、入力スピードがアップするだろう。

ショートカットを活用して作業時間を短縮し、最後は

20)[Win+L]⇒「ロック(ログイン画面へ)」

で、颯爽とデスクを立ち去ろう。

※当記事は2015年04月14日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。

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