新大学生・社会人につきものといえば新聞です(ノ*゚ー゚)ノ
ひとり暮らしの引っ越し初日にやってくるのは新聞の人と相場が決まってます。半分押し切られるように契約した方もいるのではないでしょーか。そうでなくても、就活に向けて日経くらい読んでおかねば!と新聞を取りはじめた大学生もいそうです。あと大学受験対策に新聞のコラム&社説を読み慣れておきたい高校生とか。
気になる記事があれば、新聞や雑誌をスクラップ(記事の切り抜き)して、手帳に挟んでちょっとした思索&話題のきっかけにしたりできます。書評や芸術論の記事は、スクラップしたものを持って図書館や美術館に行ったり。
そんなわけでやります、新聞・雑誌のスクラップに便利な文房具エトセトラ。「切る・撮る・裂く」の三段活用でお送りします。なんとなくBGMはポルノグラフティの「幸せについて本気出して考えてみた」で。
切る
まずはスクラップの定番。カッターでザクっと切るか、ハサミでジョキジョキ切るか。
カッターはまっすぐ必要な部分だけ切れますがカッター板と定規が必要、ハサミはハサミ単体で完結するんですが切り口がまっすぐにはならない。一長一短ですね。
ハサミ派の自分的にいわせてもらえば、カッターの、カッター板と定規を用意するのは面倒だと思うのですよ。スクラップって旬の時期が過ぎると読み返さなくなるし、だからあんまり手間かけたくないかなって。そんな自分がいつでもスクラップできるよう常備しているハサミは、以前↓の記事で紹介しましたサンスター文具の「スティッキールはさみ」です。
ペンケースの中にペンと一緒に入れておけるのがやはり便利。あまりにも自然すぎて、飛行機の持ち物検査に引っ掛かるまでハサミを持ってるのを忘れるくらいのコンパクト感です。
でもハサミだとどうしても切り口ガタガタになっちゃうので、切り口まっすぐ鮮やかな、カッターを選ぶ方もいますね。
最近はいろいろ便利なカッターが出ていまして、その中でも新聞や雑誌のスクラップ向きのカッターといえば「一枚切りカッター」かと思います。じゃーん。
見た目めがっさスタイリッシュ、その名も「ミドリ 一枚切りカッター」。ハサミ派とかいいながら買ってんじゃん、て言わないで。文具はなんでも試したい派です。
カッター部分が固定されておらずクルクルと回るので、自分、使いこなすまで2日かかりました。コツは、あまり力を入れすぎずに定規をそっと当てることです。使い慣れると上手い具合に一枚切りして下の紙まで切らずにすむので、カッター板不要。慣れてくると、ラベルシールを好きな形に加工してシール台から剥がして、までがこれひとつでできるようになります。でも不器用には薦めない、修練がいります。
クルクル回らないのを望むなら「OLFA 一枚切カッター キリヌーク」が良いかもー。使ったことないけれど、そこそこ評価良さげです。
一枚切りカッターは、刃を引いて切る形ですが、刃を押して切るカッターもあります。「3M スコッチ 安全設計ペーパーカッター」や「ミドリ ペーパー&レターカッター」などなど。刃を押して切る分、カッター板が不要なのは便利、かもー。
見た目ユニークで「長谷川刃物 HARAC マウス型カッター Line D-LINE-G」もちょっと気になってる。曲線切るなら楽しいかもですね。
でも多分、刃を押して切るタイプって、今どこを切っているかわからなくなるのと、まっすぐ切るための定規が当てられないので、スクラップには向かないかなぁとも思う。ざっくり切るだけならいいかもですが。繊細な作業には向かない。
撮る
もはや資料はデジタルで保管される世の中ですし、スクラップも電子化したっていいじゃない?というわけでお次は「撮る」です。
こんな感じに、ペンで囲んで専用アプリで撮るといい感じに整形してくれてスクラップが保存しやすくなる、なんてのも一時流行りました。写真は「smareco PEN」ですが、ぺんてるも「アンキスナップ スクラップ用マーカー」なんてのを出してます。
ただこれ、写真の角度に気をつければ、あえてペンで囲む必要ないんじゃ...?と思ったこともあったりするので、普通に写メるだけでいいのかも。最近の携帯のカメラってどこも高性能ですしね。
アンキスナップは去年スマステでも紹介されてました(という謳い文句を文具店で見かけた)ということでスマステつながりで、スタンドスキャナ「デスクトップ」も気になる今日この頃。
KING JIM スタンドスキャナ「デスクショット」 ホワイト DK800シロ
- 出版社/メーカー: キングジム
- 発売日: 2013/11/29
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電子保存すると「皆で回し読みする」がしづらいし、PC画面で新聞や雑誌の切り抜き見るとレイアウト的に読みづらいのもあるので、あんまり流行る気はしません。著作権的にも管理が微妙ですし。だったら、新聞の電子版サービス購読して、公式の提供するスクラップサービス使う方が圧倒的に便利だったりも。
裂く
切る、撮る、ときました。ラストに持ってくるぐらいなので、こちら本命です「裂く」。
正直言っていいですか?この記事実はこれを紹介するためだけの記事です。そんなわけで自分にこの春プチ革命をもたらしました、「クツワ HiLiNE アルミ定規」。
用紙やページをカッターなしでもきれいにスパッ!と切り取れる、便利なアルミ定規。切れ味が落ちにくい丈夫なアルミ素材。上の写真の紙の切り口みてください、存外まっすぐ綺麗じゃないですか。
カッターで切りました的な鋭利な切り口にはならないけれど、十分まっすぐな切り口。紙を裂いた感は当然残りますが、紙で指を切ったりしないので、むしろメリット、かもー。
カッターのように定規を添えて下にカッター板をひく必要もなく、ハサミで切るよりずっとまっすぐ切れる、そんなわけでずぼらでわがままな自分の最近一番のお気に入り。コツは割くために引っ張る紙の方を45度の角度を保って勢いよく引っ張ることです。
スクラップといえば「切る」か「撮る」かしか選択肢が浮かばなかった自分にとって、第三の選択肢、しかもアナログかつ原始的な「裂く」が今頃自分の人生に登場するなんて。
これからいつか誰かが発明するものだって、必ずしもデジタルとは限らないんですよね。むしろ長い時間残るためには、アンプラグドである必要がある、かもーと思った2015年春のこと。