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0642764284...神に通ずる電話番号〈現代版デジタル懺悔〉

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4月2日から2ヶ月間、Govert Flinckstraat 145(オランダ)では、1機のiPhoneががっちりと固定され、ショーケースの中に展示されている。このiPhoneの電話番号は0642764284(日本からかける場合は頭にオランダの国番号31が必要)。電話をかけると3言語の選択案内があり、メッセージを残すように告げられ、人は何かを告白する。それは、自分の犯してしまった罪...例えば殺人や強盗といった重大事件の告白だってできる(勿論、SMSで送ることもできる)。なぜなら、電話をかける度に、SMSを受信する度に着信音が鳴るが、誰もこの電話をとることは出来ず、また会期終了後も永久に封印されるそうだ。

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この電話の向こう側に居るのはいわば「神」であり、これは現代の「懺悔」。iPhoneの出現はデジタル化を加速させ、人々はそのiPhoneという「禁断の果実」に手を出してしまい離れられない。つまりiPhoneは罪であり、その先にあるiCloudに神がいる、そしてAppleは宗教ということになる。...確かにAppleユーザーは何から何までApple製品で揃えることが多い。

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この面白すぎるコンセプトを考案したのは23才のNoah Latif Lamp(左) と Ciro Dublos(右)。彼等はまた、こうも語っている。イブが蛇にそそのかされて禁断の果実を食べた為に裸を恥ずかしいと思うようになり、局部をイチジクの葉で隠し、神に楽園から追い出された聖書の一節を用い、スマートフォンにより、人々は自分の最も良い部分しかインターネットに晒さなくなった。だから、私たちはそこに神を造ったのだ...と。渋い。

 (via Creators Project)