これが春日部だと…!? 世界最大級の地下放水路が神殿にしか見えない
とりあえず、埼玉には何もないと思ってたことを謝りたい。
「首都圏外郭放水路(しゅとけんがいかくほうすいろ)」というのをご存知でしょうか。首都・東京を洪水から守るため、日本が世界に誇る最先端の土木技術を結集し、埼玉県春日部市に建設された世界最大級の地下河川です。氾濫しそうになった中小河川の水を地下に取り込み、総延長6.3Kmに渡る巨大なトンネルを通して江戸川に流す地下放水路なのです。
首都圏外郭放水路は、1993年〜2009年に地下22メートルのところに建設されました。幅78メートル、高さ18メートル、長さ177メートルの調圧水槽には、1本の重さ約500トンの柱が59本そびえ立っています。台風や洪水などの非常時には、毎秒200立法メートルの水を排水できます。薄暗い地下の空間に無数の巨大な柱が立っている様子は、正に「地下神殿」そのもの。
現在まで7年ほど稼働していますが、未使用時には内部の見学ができ、知る人ぞ知る観光スポットになっているそう。見学会は平日のみの開催ですが、個人でも、1人からでも、オンラインからも申し込みができます。これは行くしかないでしょう!
image by Chris McGrath/Getty Images
Attila Nagy - Gizmodo US[原文]
(的野裕子)
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