ソウルの地下鉄・バス運賃 6月末にも値上げ

【ソウル聯合ニュース】ソウル市の公共交通の運賃が、早ければ6月末から引き上げられる。同市は16日、地下鉄の初乗り運賃を250ウォン(27円)、市内バスの初乗り運賃を150ウォン、それぞれ値上げする内容の基本案を市議会に提出したと明らかにした。

 同案が採択されれば、地下鉄の初乗りは現在の1050ウォンから1300ウォンに、市内バスは1050ウォンから1200ウォンに引き上げられる。

 広域バスは1850ウォンから2300ウォンに、マウルバス(コミュニティーバス)は750ウォンから850ウォンに値上がりする。

 公共交通の運賃が値上げされれば、2012年3月以来となる。子どもと青少年料金は据え置かれる。

 値上げする代わりに午前6時半以前に交通カード(ICカード乗車券、大人)を使用して乗車した場合、初乗り運賃を20%割り引く「早朝割引制」を導入する。

 市は原価よりも低い料金水準や無賃乗車により赤字が膨らんでいる上、施設の老朽化対策のための投資が必要なため引き上げはやむを得ないとしている。

 5月末から6月上旬に正式に引き上げ幅を確定し、6月末から7月上旬に新しい料金体系を施行する計画だ。

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