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アシアナ機事故 機体の破損状況など調査
4月16日 12時13分

アシアナ機事故 機体の破損状況など調査
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広島空港で韓国のアシアナ航空機が滑走路をそれて機体が大きく壊れた事故で、国の運輸安全委員会は16日、事故機が衝突したとみられる滑走路の手前の施設や機体の破損状況を調べていて、異常に低い高度で滑走路に進入した経緯や、逆向きになって止まるまでの進路などを詳しく調査する方針です。
14日夜、広島空港で、韓国・インチョン(仁川)発のアシアナ航空162便、エアバスA320型機が滑走路をそれて翼や左のエンジンなどが大きく壊れ、乗客乗員合わせて25人がけがをしました。
15日に現地入りした国の運輸安全委員会の事故調査官5人は、16日午前中から、滑走路のおよそ300メートル手前にある事故機が衝突したとみられる施設の破片が飛び散った範囲や、壊れた機体の状況を詳しく調べています。
国土交通省の調査で、事故機は着陸の1分前まで通常の高度で飛行したあと、高度を異常に低く下げて滑走路手前の施設に衝突したとみられ、この施設からおよそ1800メートル西、滑走路の中心から120メートルほど南の空港の敷地の端で逆向きに止まったことが分かっています。
運輸安全委員会は、15日に回収したフライトレコーダーとボイスレコーダーの解析や事故機の機長や副操縦士からの聞き取りを行うなどして、施設に衝突してから逆向きになって止まるまでの経緯について詳しく調査する方針です。

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