右ボタン

社会社会shakai

  • 印刷
「腐敗病」を発病したタマネギの株。過去10年間で最も多く確認されている(兵庫県病害虫防除所提供)
拡大
「腐敗病」を発病したタマネギの株。過去10年間で最も多く確認されている(兵庫県病害虫防除所提供)

 淡路島特産のタマネギに細菌性病害(腐敗病)が多く発生しているとして、兵庫県は島内全域に注意報を発令した。昨年末からの雨の多さが原因とみられ、過去10年間で最も多く発生。県は、農家に防除対策を呼び掛けている。

 県病害虫防除所(兵庫県加西市)によると、病害が進行すると、タマネギが軟化・腐敗するなどして出荷できない状態となる。発病したタマネギを食べても人体への影響はないという。

 4月9日に南あわじ市で実施した圃場調査によると、対象約340カ所のうち、病害が発生している割合は56・2%(平年値13・7%)、発病した株の割合は0・56%(同0・09%)に達した。担当者は「ここまで多いのは聞いたことがない」と驚く。

 病害は、強い雨風などで細菌が飛び散り、タマネギの表面についた傷から入り込んで蔓延する。神戸地方気象台によると、洲本市の降水量は、昨年12月に平年値の約2倍となる105・5ミリを観測。今年1月には約2・3倍、3月も約1・4倍の降水量があった。

 今後も雨が多いと予報されており、防除所は、4月下旬ごろから収穫が始まる早生品種で被害が拡大する恐れがあるとみている。

 また、防除所は15日、神戸、東播磨、淡路地域を対象に、キャベツの葉がしおれ、腐敗する「菌核病」の注意報を発表。やはり雨が多く、気温の変動が大きいことなどの影響といい、発生率は過去10年間で最も多い。

(切貫滋巨、辻本一好)

  
社会の最新
チェックした記事

チェックした記事 チェックした記事

記事選択ボタン

記事選択ボタン

記事選択ボタン

閉じる

  • ログイン
  • 新規申込
  • 紙面を見る
  • 全ての地域版
  • 記事データベース
  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

ヘルプ

閉じる