新関西国際空港会社は15日、関空の2014年度の国際線旅客数が前の年度比12%増の1352万人と過去最多だったと発表した。円安やビザ緩和を背景にアジアからの外国人客が急増し、国内主要空港で初めて日本人客を上回った。
国内線を含む全体では11%増の2004万人と14年ぶりに2000万人を超え、過去2番目の水準だった。
国際線の外国人客は41%増の699万人だった。格安航空会社(LCC)のアジア便が増え、中国や台湾、韓国からの訪日客が伸びた。一方、日本人客は7%減の630万人と2年連続で前年割れとなった。このほかに国際線旅客数には、関空を通過した人が含まれている。
1994年の開港以来、関空の全旅客数が2000万人を超えたのは、これまで99年度と00年度の2回だけだった。当時は、国際線の日本人客と外国人客の比率は「8対2」だったが、14年度は逆転した。
国際線、関西国際空港、過去最多、国際線旅客数