2015年4月16日19時21分
憲法について議論する衆院憲法審査会は16日、幹事懇談会を開いた。安倍晋三首相が、今の憲法について「占領軍の影響下で作成されたもの」などと発言してきたことを議論した。公明党の北側一雄副代表が「憲法改正の発議は立法権に関わる問題だ。行政の長たる首相は慎重に発言してもらいたい」と苦言を呈する場面があった。
北側氏は「現行憲法は押しつけ憲法だとは思っていない」とも語った。ほかに、民主党の武正公一氏が「首相は、憲法を占領軍が8日間で作った『押しつけ憲法』と発言している。民主党の立場とかなり違う」と指摘した。
これに対し、自民党の船田元氏は「そういう過去の経緯はあったが、その後、定着して戦後日本を形作ってきたものだ」と主張。さらに「首相が『こう直すべきだ』とは一切言っていない。憲法審査会の議論に委ねている」と弁明した。
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