才本淳子、中島耕太郎
2015年4月16日11時50分
元経済産業省官僚の古賀茂明氏(59)がテレビ朝日「報道ステーション」に出演中、安倍政権の「圧力」に言及した問題は、自民党が17日にテレ朝を呼び出す事態に発展した。権力側が放送法を理由にテレビ局を牽制(けんせい)する動きも目立つ。そもそも放送法の理念とは。
古賀氏は先月27日の生放送中に突然、自身の降板について触れ、「菅(義偉)官房長官をはじめ、官邸にはものすごいバッシングを受けてきた」と発言した。真意について朝日新聞の取材に応じ、「(テレビ局側に)政府批判を自粛するムードが広がっている。背後には政権与党の(テレビ局への)圧力と懐柔があると考えている。この二つを伝えたかった」と語った。
「圧力」とは、首相がフェイスブックで民間人を非難したり、政治家が「放送法」を持ち出してメディアを牽制したりすることなどを指すという。
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