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【プロ野球】

ヤクルト・石山、パパで初勝利 先月末に第1子長男誕生

2015年4月16日 紙面から

力投するヤクルトの先発右腕・石山=松山で(出月俊成撮影)

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◇ヤクルト1−0広島

 ヤクルトが投手戦を制した。毎回の先頭打者を打ち取った石山は三塁を踏ませず、7イニング4安打無失点で今季初勝利。打線は1回1死一、三塁で雄平が右前適時打を放った。広島は8イニング1失点の前田を援護できず、2度目の零敗で10敗目。

 今季初めて開幕ローテ入りしたヤクルト・石山が、再三走者を背負いながらも7イニングを無失点に抑え、今季初勝利。松山の夜空に東京音頭がこだまするお立ち台で「調子が悪い中で、中村がいいリードをしてくれたので、何とか粘るれた」と女房役に感謝した。

 7回。2死から投手の前田を四球で歩かせ、投手強襲内野安打で一、二塁とし、打席に菊池。その2球目、ストレートのサインに首を振りスライダーを投げようとした。だが、捕手の中村は「真っすぐが良かったので力で押し切れると自信を持って出した」と、再度ストレートを要求。「信じて投げた」石山は、右飛に打ち取った。

 前田と同じ1988年生まれ。大学、社会人を経てドラフト1位で2013年に入団し、昨年6月までは救援。初先発した7月2日も5イニングで3安打、1失点(自責点0)と好投しながら、0−1で敗戦投手に。今季も打線の援護に恵まれなかったが、3戦で自責点1。リーグトップに躍り出る防御率0・43の粘投で、昨年8月30日以来の白星を手に入れた。

 3月28日に第1子長男・陽大(ひなた)くんが生まれ、ウイニングボールをプレゼントすると宣言してから3戦目でようやく勝った。だが、抑えのバーネットがスタンドに投げ込んでしまい苦笑い。それでも、遅れてきた黄金世代のドラフト1位は、これから山ほど白星を積み上げていくはずだ。 (竹村和佳子)

 

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