[PR]

 福岡市早良区に住む嘱託職員井上幸雄さん(60)宅の庭先に置いてあったサンダルの縫い目から、植物が芽を出した。「ど根性だ」と井上さん。

 高さ約3センチ。福岡市植物園によると、いわゆる「雑草」で、ノミノツヅリかネバリノミノツヅリとみられる。サンダル内に種が入り、芽吹いたらしい。

 背丈は通常より短めだが、先端にはつぼみも膨らむ。市植物園の上田裕貴園長は「生命のたくましさ、力強さを感じる。無事に花開いてほしい」と話す。