2015年04月16日
謎の線と謎のタイマー
先日のことです。
「雪のせいで貯蔵庫の屋根が壊れたから修理したいんだけど
電線がたくさんあるから処理してほしい。」
とのご依頼を受け現場へ行ってきました。
現場の建物はガス貯蔵庫でした。
貯蔵庫内部の配線は照明の配線でしたので、屋根修理に問題がない様に
まとめて改修。
防爆処理された器具と配管から不用意にも配線が増設されていました
これではガス漏れがあってもスイッチオンで大爆発です
スイッチ接点の開閉時にはすくなかならずアークが飛びます。
その小さなアーク放電でもガス爆発の起こる危険性はあるのです。
密閉されたガスや粉じんのでる貯蔵庫では防爆構造の配管や器具を使用
するの常識ですが、わざわざそこに穴をあけて電源を取り出していました。
ダメですこんなことしたら
しかも外部には不思議な配線も‥
一見するとコンセントにプラグが刺さっていて、
どこかに配線がなされているかの様に見えます。
ですが、配管に収められている電線と配管は建物も何もない駐車スペースへ
向かっています‥
この時点でもう
状態。
貯蔵庫内部の配線状態から考えるともう怪しさ大爆発です。
電線2本のうち1本はコロナのタイマーに繋がっていました。
とてつもなく怪しい配線なので掘り返していくと‥
あぁ‥なんという事でしょう
タイマーに繋がっていた電線の先には雄のコンセントプラグ。
‥まぁ、こちらは電気的に問題ないから良しとします。
ですが、コンセントに刺さっていたプラグの配線。
こっちは100V（ボルト）が生かされたまま土の中に埋設されている
なんですかこれは‥
漏電させるためにわざとやったのか
というくらい意味不明な配線処理‥
コロナのタイマーがあったという部分から推測して、ここには昔ボイラー
用の施設でも建っていたのでしょうかね？
全て撤去してお客様に報告。
報告内容にびっくりされていましたよ
建物の所有者が変わっているため、以前使っていた方が適当に処理
されたのかもしれません。
所有者が変わると建物内部の配線は図面がないとわからない部分も
多々あります。
『怪しい配線があるな』と思われたら、いつでもご連絡ください。
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Posted by ノリさん at 07:16│Comments(0)
│配線工事のひみつ(´∀｀)