日本のメーカー・下請けがガタガタに事故激減で保険会社もお役御免スピード違反がなくなり、交通警察も不要
自動運転車が便利なのは間違いない。だが果たして、待っているのは誰にとっても「明るい未来」なのか。自動車産業、ひいては日本経済の根幹を揺るがす、第4次産業革命が起きようとしている。
便利すぎるがゆえの誤算
整然と並んで走るクルマの群れ。クラクションも鳴らなければ、エンジン音もせず、静かに、滑るように進んでいく。常に同じスピード、同じ車間距離で走り続けるその群れに、渋滞は生まれない。
車内には、子供とテレビ番組を楽しむ家族や手を取り合って語り合うカップル、携帯で話しながら書類を作成するビジネスマン。そして事件や災害が起きた時には、クルマの群れは一斉に道を空け、そのレーンを緊急車両が猛スピードで駆け抜ける—。
漫画やSF小説の中だけの話だったそんな「夢の世界」が、まもなく訪れようとしている。
経営コンサルタントの鈴木貴博氏が言う。
「完全自動運転の登場によって、我々の利便性が高くなることは間違いない。ただ一方で、便利すぎるがゆえに、あらゆる産業や社会構造に大きな変化をもたらすことになります。
その変革の規模は、第4次産業革命といっても過言ではないレベルでしょう。そこにはもちろん、『変革の犠牲者』も存在する。もっと言えば、現在、自動運転車の開発を進めている自動車産業すらも、消滅の危機にさらされるはずです」
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