テレビ朝日系「報道ステーション」で古舘伊知郎キャスター(60)と生バトルを繰り広げた元経産官僚の古賀茂明氏(59)が12日、都内で開かれたトークライブにゲスト出演。古舘氏が反論してきたことを「想定外」とし、その真意について独自解説した。その一方で、再三の官邸批判で国家権力に“狙われる”立場となった古賀氏は一抹の不安も口にした――。
古賀氏は最後の出演となった先月27日の報ステで自身の降板に言及。同局の早河洋会長と「古舘プロジェクト」佐藤孝社長の意向が働いたことをほのめかした。
これにキャスターの古舘氏が「承服できない」と即座に反応。生放送で古賀氏と激しいやりとりを繰り広げ、その模様は“放送事故”とまで言われた。
渦中の古賀氏はこの日、新宿ネイキッドロフトで行われたトークライブ「古賀茂明が明かす 『I am not ABE』の真相」に登場。古舘氏の反論について「あれは予想外。古舘さんはこちら側の人だと思っていたので、僕を攻撃してきてビックリしました」と吐露した。
10日発売の「文芸春秋」は、古舘氏の年間のギャラは12億円以上、番組制作を担う「古舘――」を含めると、30億円以上がテレ朝から支払われていると報じている。
それだけに古賀氏も最初は「10億円以上もらっていたら、古舘さんもああいう反応をするしかない」と思ったというが、熟考を重ねると別の意図が見えてきたという。
「たぶん古舘さんは私が早河さんや佐藤さんの名前を出したので、その名前を打ち消そうとしたのだと思います。局内に向け『自分が(2人を)守ったんだぞ』とアピールする狙いがあったのではないでしょうか」
降板説も取り沙汰されている古舘氏だが、2人の名前を打ち消すことで、テレ朝側に“貸し”を作ったというわけだ。
一方で、舌鋒鋭い古賀氏も不安を口にする場面があった。番組内で「I am not ABE」のパネルを取り出し、官邸批判を繰り広げた同氏はいまや国家権力を敵に回したと言ってもいい。
その自覚は本人にもあるようで「いまは騒がれてるから殺されないし、冤罪を狙われることもないけど、そのあとはどうなるか…」とこぼす。
現在、古賀氏の自宅周辺は所轄警察の職員が定期的にパトロールしているそうで、同署の巡査部長からは「何かあったら言ってください」と連絡があったという。
「ありがたいことですが、逆を言えば、何か起きるかもしれないんだな、と(笑い)。報ステの翌日にはもっと偉い職員の方の名刺が(ポストに)入っていました」
すでに古賀氏は警察関係者から冤罪対策も教わっているという。それによると、冤罪を仕掛ける側は3人1組。1人目は若いミニスカートの女性、2人目は屈強な30代のサラリーマン男性、3人目は老人で、電車を降りる時に女性が「キャー!」と叫び、30代男性がターゲットを“捕獲”。そこへ老人が目撃者として名乗り出る作戦という。
「警察からは冤罪を避けるために満員電車に乗らないことや、乗る際は車両をこまめに変えること、車内では必ず手を上げるように言われました。自宅への帰り道も同一ルートはやめるよう注意されました」
そこまでやるのかとも思われる話だが、万が一が起きないことを祈るばかりだ。
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