劣勢に、渋い表情の中畑監督。今季初の本拠地での巨人戦だったが、打線が沈黙した(撮影・大橋純人)【拡大】
(セ・リーグ、DeNA0-3巨人、4回戦、巨人3勝1敗、15日、横浜)本拠地で打線がつながらず、零敗を喫した。中畑監督は「私の責任。すみません。六回に得点できなかったのがすべて…」と唇をかんだ。
0-0の六回無死一、二塁の先制機で、3番・梶谷にバントで送らせ、走者を進める選択肢もあったが、見逃し三振。続く筒香が一ゴロ、ロペスが見逃し三振に倒れた。それでも、中軸にかけた作戦に「俺の野球」と言い切る。
この日、敵将はベンチにいなかった。就任1年目の2012年、春季キャンプ2日目にインフルエンザを発症した経験がある中畑監督は試合前、巨人・原監督に向け「少しは俺がどういう気持ちだったか分かったかな。いないと寂しいし、早く治してもらいたい」という言葉を送った。
原監督不在の巨人だったが、昨季までDeNAに在籍した金城に一発を食らった。「悔しいけれど、いつでも一生懸命の金ちゃんに見せつけられた。素晴らしいホームラン」とたたえた中畑監督。本拠地で宿敵に連敗するわけにはいかない。「あすはやり返したい」と雪辱を誓った。 (下村静史)
金城に3ランを浴び、初黒星(2勝)のDeNA・モスコーソの話「132球のうちの1球が、命取りになってしまった」
モスコーソについてDeNA・川村投手コーチの話「残念。チャンスのあとにピンチありだった」
(紙面から)