昨年1月に死去した歌手でタレント、故やしきたかじんさんの妻が、サンデー毎日の記事は事実でなく、名誉を傷つけられたとして、発行元の毎日新聞社に2200万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたことが15日、分かった。
同日開かれた第1回口頭弁論で、毎日新聞社は請求棄却を求めた。同社は「記事は十分な取材に基づいて掲載した」とコメントしている。
妻が問題にしているのは、昨年12月発行のサンデー毎日が、作家、百田尚樹氏がたかじんさんの闘病生活を描いた著作「殉愛」について取り上げた記事。著作に出てくるたかじんさんの発言は、ほとんどが妻の捏造と指摘されているなどと報じた。妻は、根も葉もない中傷で精神的苦痛を受けたと主張している。
(紙面から)