1.出会い
俺の生涯初の旅路は、盗賊団に捕まってアジトまで連れて行かれるという、最高に素敵なクライマックスを迎えていた。
森の奥深く、アジトはちょっとした酒場か宿屋ほどの大きさがあり、屈強な男たちが溢れ返っている。
まさに勝利の宴といったご様子で、食べ散らかし呑み散らかし、まだ血がついたままの剣を振り回す。何人かケガ人も出ているほどなのに、誰も場を収めようとする者がいない。
それでも、後ろ手に縛られて転がされている俺にはどうでもいいことである。
「おいおい、辛気臭ェ顔してんなよ、兄ちゃん」
そばにいた髭面のおっさんが声をかけてきた。
良い仕事をした後の上手い酒で気持ち良く酔った盗賊にイジられるほど哀しいこともないだろう。
「――縄を解いていただけるか、食事をさせていただければ、笑顔で歌でも歌いますよ?」
「ガッハッハ! 縄を解くわけにゃいかねーが、パンぐらいはくれてやるぜ」
おっさんはそう言って俺の口に、パンを一斤そのまま突っ込んできた。口の中の水分が一気に持っていかれて、歌うどころではない。
「兄ちゃんには、これから稼がせて貰うんだしな。ただ、逃げようとすれば、殺す」
おっさんは台詞の締めだけドスを効かせた。
雰囲気が悪くなりそうだったので、俺は無理やりパンを飲み込んで、口を開いた。
「――ええと。一つ質問なんですが……」
「ふん、なかなか肝っ玉が据わってるじゃねぇか。何だ」
「俺で稼ぐってのは……?」
おっさんはゲハハハハハと腹を抱えて笑った。
「お前、どこぞの貴族だろ。若造がそんな格好してりゃあガキでもわからぁ。上手くやりゃ、親から金ふんだくれるって寸法さ」
やれやれ。こいつは困った。
俺の身なりは軽装の兵士といったところだ。ただ、装備はすべて新品で、しかもそこそこの金がかかっている。仕立てがいいだけでなく、装飾過多というか、見た目に派手だった。親が貴族というのも正解。
だが、しかしだ。
こいつらの悪だくみは絶対上手くなどいかない。
父上は俺がどうなろうと、鼻で笑って馬鹿めと罵り、ついでに唾を吐き捨てて、最後は高笑いするだろう。俺の為に金を払うことは絶対にない。母上に期待しようにも、父上の目を盗んで動かせる金額には限界がある。
つまり、目論見が外れて悔しい思いをした盗賊団の皆様は、俺で鬱憤晴らしをすることになるわけだ。最終的には作業的な奴隷か性的な奴隷かあっさり死亡か。どれも嫌だ。出来ればさっさと逃げ出したい。
しかしどれだけ無計画で粗雑とはいえ、盗賊たちは俺から武器を取り上げるのは忘れなかった。細身の剣も、魔銃も手元にはない。あったところで、数十匹の猫に追い詰められた鼠に角が生えた程度だ、という事実はこの際置いておこう。
「……ふーむ……」
大多数が眠るまで待つしかないか。
まだまだ続きそうな宴の中、そんなヘタレな結論に至った頃――。
耳が馬鹿になるほどの爆音が響き渡った。アジト全体が振動する。
「な、何だっ!?」
おっさんを筆頭に、馬鹿騒ぎをしていた盗賊たちの動きが止まり、場が静まり返った。
俺はといえば、嫌な予感がして、床を転がるように壁まで移動した。なるべく扉から離れる形で。
「……おい、誰か様子を見に――」
盗賊団の誰かがそう言い終わる前に、もう一度爆音。今度は、実際に扉やその周りの壁が吹き飛んだ。木片や小石と一緒に熱風が荒れ狂う。何人かは爆風をまともに受けて転がったほどだ。
「……っ」
俺は言葉を失った。
今この時出来た大穴の向こうには、月と森の木々を背にして、青年が立っていた。
シルバーブロンドは耳を隠す程度、細身の体。俺と同じような軽装の鎧を着込んでいるが、正直言って古めかしく、実用第一で装飾などもない。右手には体に不釣り合いなほどの大剣が握られていた。そして、何より目が行くのは、まるで絵画から抜け出たかのような、整いすぎた顔立ちだ。
切れ長なのに大きな目。瞳はやや赤みがかっている。すっと通っていながら主張しすぎない鼻筋。どちらかといえば薄い部類だがやけに引き付ける唇。柔らかさすら感じさせる頬と、鋭角な顎。あらゆる矛盾を押し通す、正真正銘の美形である。
わけのわからない事態に見た目麗しい乱入者。この状況に、俺も盗賊団の皆々様も動けない。ただ呆然と青年を見つめていると、彼が口を開いた。
「二十人ほどか。十分で片をつけよう――」
高めの声まで人を引き付ける。抑揚のある話し方といい、主役を張る舞台役者のようだ。しかし、言っていることは、演じられる英雄よりも極端だった。
「――さぁ、死ぬ気で来るがいい」
その一言で、盗賊たちの止まった時間が動き出した。
「フザけやがって! かかれぇ!」
誰かが叫び、俺を除く全員が構え、数人が向かっていった。それぞれ剣やこん棒、槍など、その辺に落ちていたり、たまたま手にしていた武器を持っている。頭目らしき人間がいないわりに、統率がとれていた。
それも大した足しにはならなかったわけだが。
青年は見た目にも重い大剣を軽々と振り上げ、一瞬の溜めを見せた後、振り下ろした。
と言っても、俺に見えたのは、彼が大剣を高く振り上げたところまでで、気がつくと大剣は床板にめり込んでいたし、盗賊たち数名は大ぶりな肉片と化していた。
またしても盗賊団の時間が止まる。青年はその隙を見逃してはくれなかった。
「行くぞっ!」
ほとんど突風だった。見えるのは一歩踏み出すその瞬間だけ、次に見えるようになると何人かの盗賊がだいたい真っ二つに斬られていて、それらが床に落ちて音を立てる頃にはもう青年はどこにいるのかわからない。
「くそがぁ!」
俺に話しかけて悦に入っていたおっさんが、俺の魔銃を抜いた。ヤロウ、ちゃっかり自分の物にしてやがったな。おっさんは意外に機敏な動きで、青年が方向転換の為に立ち止まったその一瞬を逃さず、引き金をひく。
魔弾は、黒魔法の<貫く枯れ葉>が込められたものだった。魔銃に込めるには一般的な物の一つで、スピードがあり、場に左右されず真っ直ぐ進む為に狙いが付けやすい。殺傷力もそこそこある。例え青年がアホみたいに強くても、当たり所が悪ければ死ぬし、そうでなくても当たれば無傷では済まされない筈だ。
打ち出された魔法は、きっちり青年のこめかみに向って飛んでいく。
「――ふん」
青年は鼻で笑った。
おっさんが起死回生で放った<貫く枯れ葉>を何も持っていない左手の一振りで弾く。傍目には投げやりにも見える動作だった。弾かれた<貫く枯れ葉>は軌道を変え、天井に穴を開けた。
「んなっ!?」
おっさんが叫んだ。そうでなければ俺が叫んでいた。アホみたいに強いどころではない。完全に超一流、つまり、Aクラスの戦士だ。
「狙いは良かったが。<貫く枯れ葉>ぐらいではな。さ、お前が最後だ」
彼の言葉で我に返り、慌ててアジトを見渡すと、生きているのは俺と青年とおっさんだけだった。おそらく全員、一太刀で息の根を止められている。打ち漏らしは一人もいない。ほんの数分前まで宴が催されていたアジトは、真っ赤なゴミ捨て場のような有様になっていた。
「それとも降伏するか?」
青年は大剣を肩に担ぎ、空いた左手をちょいちょいと動かした。あからさまな挑発である。
「この……、調子に乗り腐ってぇえええ!」
おっさんは斧を拾い上げ、怒号と共に突っ込んでいった。
「――んんっ」
対して青年は一つ息を漏らし、担いでいた大剣をそのまま振り下ろした。
おっさんの斧は青年にかするどころか、大剣にかすることも出来ず、溜めの位置から微塵も動いてはいなかった。それだけ青年の打ち下ろしは速かったのだ。おっさんは怒りに満ちた顔を完全に二つに割られて、倒れた。
実力差からすれば、真っ当な結果だろう。
「ふー」
青年は軽く首を傾け、大きく息をつくと、おっさんのズボンで大剣についた血糊を拭き取り始めた。ちなみに彼の服や鎧には返り血が一切ついていない。あれだけの乱闘の中、血を被らないという気配りが出来ていたということで、つまり余裕があったということだ。
「はぁー……」
あまりに華麗な立ち振る舞いに、俺は思わずため息をついてしまった。
「――!!」
弾けるように顔をあげた青年の指はすでに紋章を描き終えている。あとは魔力を開放させるだけで、<貫く枯れ葉>より2ランクほど上位の黒魔法――<打ち抜く煉瓦>が発射されるという状況だ。もちろん、俺に向って。
「――」
一言口に出すだけで撃ち殺されそうで、言い訳も出来ない。壁際に座り込んだ俺は、とにかく動かないことで敵意がないとアピールをするしかなかった。
少々の沈黙の後、紋章を俺に向けたまま、彼はそっと口を開いた。
「……手を挙げろ」
「あー、縛られてて無理ッス」
刺激しないように、そろそろと背中側で縛られた両手を見せる。
「……人質か?」
「そんな感じ。というか、縄切ってもらえると嬉しいんだが」
「うむ。それもそうだな」
青年はそう言って、発射寸前の黒魔法をキャンセルし、大剣を背中の鞘にしまってくれた。
視線が合うだけで失禁しそうになる威圧感が消え、人の良さそうな笑顔になる。元がとんでもない器量なので、軽い笑顔一つで場の雰囲気をがらりと一変させるだけの威力があった。
魔銃のように左脇の下に収めてあった短刀を引き抜く。刃渡り20cmほど、やや透明感のある赤い刀身。相当な業物であることは、ちょっとした刃物マニア程度の俺にもよくわかった。間抜けな人質の縄を切るには、勿体無いことは言うまでもない。
俺は手首をさすりながら立ち上がった。
「ありがとう、本気で助かった」
しっかりと一礼してから、最後にぶった切られたおっさんに向かう。
「――見たところ、新兵といったところか。どういう状況で人質になんてなったんだ?」
「メシでも食おうと通りに出たら、盗賊団の方々がお出ましして、気がついたら捕まってた」
「……情けない。それでも兵士か?」
「まだ訓練ひとつ受けてないんでね。――お、あった」
おっさんのベルトから、俺の魔銃を抜き出す。幸いにも壊れたり血で汚れたりはしていなかった。
「ああ、そういえば。それは何だ? ほとんど動きなく黒魔法を撃ち出しただろ。新しい杖か?」
いつの間にか隣にいた青年が、聞いてきた。思わず苦笑しつつ答える。
「魔銃知らないって、どんだけ田舎者なんだアンタは」
「む……。や、悔しいが確かに世俗には疎い。特にここ百年と少しのことはほとんどわからん」
彼は顔をしかめた。どこか芝居がかってるというか、一々動作が大げさなヤツだ。
「説明するのは構わないけど、先にとられた荷物を探させてくれ。旅の途中なんだ」
「ああ、それは災難だったな。僕も手伝おう」
これだけの容姿とあれだけの実力を持ちながら、なかなか気さくらしい。
彼に剣と荷物の特徴を伝え、無事だったランプを片手に、まずはアジトの中を探した。
一階部分は大したスペースもなさそうなのでとりあえず避け、二階の部屋を手分けして覗いて回る。汚い寝台と空になった酒瓶ぐらいしかなかった。
「どうも、ただの寝床らしいな」
溜息混じりの彼と共に、アジトから出た。
「うおぅ!?」
一歩踏み出したところで俺は思わず唸った。直径5mほどのクレーターに、細切れの肉に、大ぶりな肉。ついでに、なるべく見たくない色んな物が散らばっている。
夜で良かった。
「――……あー、これはお前さんが?」
「ああ。空から集団が見えたんでな。そのまま<舞い散る毬栗>を、こう、ドーンと」
なるほど、一度目の轟音はその時のものだろう<舞い散る毬栗>は爆裂系の上位黒魔法だ。実際にはドーン程度では済まなかったことは、この惨状を見れば明らかである。
どうもコイツは自分の能力を正確に把握しているとは言い難い気がする。
気を取り直して、当たりを見回した。
今までいた母屋は中途半端に切り開かれた森の中にあり、獣道よりはいくらかしっかりした道が二方向に伸びている。いくつかの小さな小屋や崩れかけた厩などがあった。連れてこられた時には大した余裕もなく、ほとんど引きずられていたので気付かなかったが、どうも元々は木こりか兵士かが集団で住んでいたのではなかろうか。
結局一つ目の小屋は普通の家庭にもあるような物置だった。実用的な雑貨や大工仕事用の道具などが詰め込まれているだけで、金目のもの一つない。当然、武器の類もなかった。
「あー、何か面倒になってきたな……」
「ふ、君の荷物だろう」
文句を垂れつつ二つ目の小屋に入る。入った途端に外れだとわかった。生肉の匂いが鼻をついたからだ。
「で、ここは食い物の貯蔵庫、と」
「こういうものもどこかから奪ってきたものなのか? 非生産的にも程がある」
「生産するつもりがないから、盗賊なんてやってんだろ」
「それもそうだな」
軽口もそこそこにして三つ目の小屋に向かった。少し離れた場所にあり、かなり大きい。ただ、作りはかなり粗雑というか古くなっていてボロボロだ。
「お、当たりっぽい」
思わず口笛を吹いてしまう。青年は鼻を鳴らして吐き捨てるように言った。
「鉄……いや錆か?」
確かに小屋の中は独特な臭いで溢れていた。ランプの明かりでは端までよく見えない。それでも見える範囲には剣だの金塊だの宝石だの、光を反射するもので溢れ返っている。整理整頓という発想が一切ないらしく、まさにただ詰め込んである。これでは下っ端あたりがこっそり盗んでも誰も気付かないだろう。
「ここから君の荷物を捜すのは、ちと手間だな」
「や、多分この辺りにあると思う」
入口近くの小山を指差した。整理する手間すら惜しむ連中なら、奪ってきた物を分類したり、分散して収容したりすることもない。おあつらえ向きに『今しがたとりあえず置いておきました』感溢れる荷物の山があるのだ。
二人で小山を上から崩していく。
「これだけの量だと、盗まれた物を返すのも一苦労だな」
青年が宝石で飾られた腕輪を放り捨てながら呟いた。
「まぁ、それはお上に任せておきゃいいだろ。て、お前、どこかの警備隊とか守備部隊のモンじゃないよなぁ?」
青年の鎧は隊などで配られる支給品よりみすぼらしい。何より、そういう連中はどんなに強くても一人で行動することは少ない筈だ。
「いいや。今の身分は完全にただの流れ者だ」
「ほー。じゃあ、何でこんな所に単身乗り込んで来たんだ?」
俺の質問に青年は軽く首を傾けた。意見をまとめているらしい。
「街に着いたと思ったら、火の手が上がっていてな。すでに盗賊団の襲撃を受けていたのだ。思わず剣を抜いて、幾人かは斬り伏せたが、結局本隊は仕事を終えて去ってしまった。火事を消すのを手伝っていると、街の者から討伐を頼まれたのだ」
「で、追ってきたのか……」
「いや、正確な場所を教わったので、雷進と<空駆ける矢>で急ぎ駆け付けた」
雷進は、瞬間的に移動する為の歩法だ。達人ともなれば100mを一瞬で、なんてことも可能らしい。<空駆ける矢>は黒魔法の上位飛行術で、これまた相当な速度で空を飛ぶことが出来る。どちらも俺みたいな兵士見習いには憧れるだけの高等技術だが、この二つは組み合わせることで、さらに有用性を増す。黒魔法の飛行術は最高速度は素晴らしいものの、馬力と加速力においては精霊魔法や白魔法の飛行術に劣るのだ。その弱点を雷進は解消してくれる。十分に加速してから飛び立てるし、急な方向転換も足場さえあれば可能になる。その速度は鳥よりもさらに速い。
「完全にボランティアで、しかもそれだけの実力とは」
流石に俺は感心した。俺が縛られたまま馬車に揺られ、小一時間尻の痛みに耐えていたのとは大違いだ。
「これじゃないのか? ふむ、なかなかの業物。君には少しばかり過ぎた代物だな」
青年が少し鞘から抜いて眺めているのは、確かに俺の剣だった。魔銃同様、かなりいい物だ。鎧に関しては家の手前装飾過多になってしまったので、武器に関しては少々我儘を通し、実を取った。その件で父上とさらに揉めたのも、今ではいい思い出だよ。
剣のその下には、他の荷物を纏めたリュックサックも見つかった。
盗られていた荷物が戻ってきただけで、嬉しくなるのは何故だろう。俺は鼻歌交じりで身支度を整えた。腰に巻くベルトの左に剣を下げ、右のホルスターに魔銃を差す。
さて、どうやって帰ろうか等と考えていると。
「む」
青年が声をあげた。
「どした」
「気配が――、馬が……十五匹、車が三台、とそれより大きな何か。ヒトも十人ほど走っているようだ。ようやく憲兵が来たのかな?」
言われてみれば、足に小さな振動を感じる。もちろん俺に馬が何匹だの車が何台だのわかるはずもないが。はて、何か引っかかるような……。
「あー、質問が」
俺が口を開くと、物置の扉を開けようとしていた青年が振り返った。
「ん、何だね?」
「雷進と<空駆ける矢>でここまで来たって言ってたよな。街からここまでどれぐらいかかったんだ?」
「ふむ、そうだな。二十分といった所か……。何だってそんなこと――」
青年の言葉は、最後まで俺に届かなかった。
俺のいた町からこのアジトまでは馬でそこそこ急いで一時間、さらに先ほどの宴と合わせれば、盗賊団の連中が仕事を終えてから一時間半はかかっている。襲撃の終盤に居合わせ、そこから馬よりはるかに速い方法で駆け付けて二十分だと計算が合わない。
まだ何か言っている青年を制して、尋ねた。
「もう一つ。お前がさっきまでいた町の名前は?」
「確か……サートレイトだ」
「俺が捕まった町は、スチフマーダっていう村に毛が生えた程度のところだ。さっきお前の言ったような規模の自警団なんて、ありえない」
嫌な予感は、ほぼ確信に変わっていた。
「ぬ? つまり?」
「つまり、盗賊団は少なくとも二手に別れてた、ってことだわな」
初投稿です。
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初稿9月9日
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