法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず
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★日蓮大聖人御書全集 祈祷抄(きとうしょう)P1351より抜粋
大地はささばはづるるとも虚空(おおぞら)をつなぐ者はありとも・潮のみちひぬ(満ち干ぬ)事はありとも日は西より出(い)づるとも・法華経の行者の祈りのかなはぬ(叶わぬ)事はあるべからず
通解)
たとえ、大地を指さして外れる事があっても、大空をつなぎ合わせる者がいても、潮の満ち干がなくなる事があっても、太陽が西から昇る事があっても、法華経の行者の祈りが叶わない事はない。
解説
「法華経の行者」とは、法華経を信じ、実践し、自分だけでなく他の人にも弘(ひろ)める人の事。
私達が生きるこの地球上で、たとえ、この御文にあるような、ありえない不可能な現象が起こったとしても、「”法華経の行者の祈りが叶わない”という事だけは絶対にあり得ない」と断言している。
そんな、確信溢れる力強い”約束”とも言える御文です。
大確信の強盛(ごうじょう)な祈りというのは、「南無妙法蓮華経」と唱えて自分の生命に仏界が開く事であり、自分自身の仏性と可能性をどこまでも信じて、法華経を弘める誓いと決意の祈り。
この祈りがあって、諸天の善神達を揺り動かす事が出来る。
この祈りと、法華経を弘めゆく実践があって、自分の祈り・願いがどんどん叶う。
4つのたとえを”不可能な現象”として出す事で、法華経の行者の祈りが叶う事を”絶対の道理”として強調しているようにも感じます。
ちなみに、「法華経の行者」と似ているようで全く性質の異なるのが「法華経の信者」です。
「信者」は、座して自分の利益ばかりを祈り、更に法華経を弘めるという実践が伴わない人を意味します。
さて、実はこの御文、文章の奥に大きな意味が隠れています。
それは、こういう事↓です。
「大地」=地球 自分vs地球
「虚空」=大気圏 自分vs大気圏
「潮のみちひ」=月(月の引力によって潮の満ち引きがあるから) 自分vs月
「日」=太陽 自分vs太陽
これ↑は、つまり、「宇宙と自分」「宇宙と自分自身の対比」を言っています。
そうです、この4つの言葉は、実は全て「宇宙」を連想させる言葉なのです!
この4つの現象は、地球に住む僕達人間から見ると不可能な事だと認識されています。
でも、宇宙全体から見れば、ほんの小さな出来事にしか過ぎない。もしかしたら他の惑星では、可能な現象かもしれない。
人間の目で見える範囲で考えれば、この4つの現象は不可能な事だと思い込んでいる。
日蓮大聖人は、この4つのたとえを出す事で、人間の生命は「宇宙大」、僕達は「宇宙全体」だとおっしゃっています。自分自身は宇宙そのものなんだ、と。
仮にこの4つの事が起こっても、宇宙そのものの存在のあなたからすれば、小さな事。それくらい、「偉大なるあなたなのだ!」とおっしゃっているのです。そしてそれを改めてわかってもらうために、あえてこの4つの対比を出していらっしゃると。
とはいえ、地球に住む僕達からすれば、この4つの現象はありえない事・不可能な事に変わりはありません。
仮にこのような不可能な事が起こっても、それでも、それでも、それでも!「法華経の行者の祈りは絶対なんだ!」と強調する為に、4つの事柄を出されたのです。
その大きな確信の意味と、「自分=宇宙大」だと認識させる意味が、この4つの言葉の奥底に隠されているのです。
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この空のようにスッキリと、哲学を学んでいきたい。
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2014/1/28(火) 午後 5:28