-慰安婦問題は今後、どのような展開になるでしょうか。
「存在が行動を決定する。安倍首相は個人的な信条から慰安婦問題を認めたくなかっただろうが、首相だから最終的に河野談話と村山談話を継承すると述べた。日本の首相は韓日関係を好転させる方向へと動かなければならない立場にある。事実、安倍首相は慰安婦問題を20年間否定しているが、それほど長くかかわってきたため、今の日本の政治家の中で安倍首相ほどこの問題をよく知っている人もいない。ある意味ではほぼ『プロフェッショナル』と言えるだろう。そのような人が考え方を変えて『慰安婦問題を解決しよう』と言えば、右翼も異議を唱えられない。安倍首相は北東アジア初の女性大統領である朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と共にこの問題を解決しなければならない。残された時間はあと5年ほどだ」
-なぜ5年ですか?
「この5年間で元慰安婦は10人以上亡くなった。今後5年以内にもそれと同じくらいの方々が亡くなるだろう。『もういい、納得した』と言えるのは当事者しかいない。元慰安婦たちが全員亡くなってしまったら、関係のない人ばかりで話し合うことになる。そうなってしまったら政争になり、解決とは程遠くなってしまう」