収賄疑惑の韓国・李首相「汚職の証拠が出てきたら命を差し出す」、資源外交絡みの不正を改めて否定―韓国メディア

配信日時:2015年4月15日 17時22分
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15日、環球時報は、韓国政界に激震を走らせている「資源外交」をめぐる汚職疑惑で、収賄側として名前の挙がった李完九首相が「命をかける」という表現で収賄を否定したと報じた。写真は韓国ウォン。
2015年4月15日、環球時報は複数の韓国メディアの報道を引用し、韓国政界に激震を走らせている「資源外交」をめぐる汚職疑惑で、収賄側として名前の挙がった李完九(イ・ワング)首相が「命をかける」という表現で収賄を否定したと報じた。

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贈賄の疑いが持たれていた建設会社元会長の成完鍾(ソン・ワンジョン)氏は9日、賄賂を渡した相手の名前と金額を残したメモを残して命を絶っており、このメモの中に李首相の名前も記されていた。

京郷新聞は14日付で「13年4月の選挙期間中、当時出馬していた李首相が選挙事務所宛てに成氏が差し出した3000万ウォン(約330万円)を受け取った」と指摘。成氏の残したメモに李首相の名前はあるが、金額は書かれていなかったと伝えている。さらにテレビ局のJTBCは「成氏の日記を入手した」としており、過去1年半の間に李首相は成氏と少なくとも23回会っているが、李首相は成氏との関係について「親しくない間柄」と答えたと報じた。また、14日の聯合ニュースによると、同日の国会で質問を受けた李首相は不当な献金を受け取った事実を改めて否定し、「根拠のないメモに基づいて口にすることではない」、「不当な政治献金を受け取った証拠が見つかった場合は命を差し出してもよい」と発言している。(翻訳・編集/野谷)

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