ニュース詳細
聖マリアンナ医大病院 20人の指定医取り消し4月15日 21時06分
k10010049801_201504152106_201504152107.mp4
川崎市にある聖マリアンナ医科大学病院で、重い精神障害がある患者の強制的な入院が必要かどうかなどを判定する専門の医師の指定が不正に取得されていたとして、厚生労働省は医師と上司に当たる指導医の合わせて20人の指定を取り消す処分を決めました。
処分は15日開かれた厚生労働省の「医道審議会」の答申を受けて決まりました。
厚生労働省によりますと、川崎市の聖マリアンナ医科大学病院では合わせて11人の医師が、重い精神障害がある患者に対し強制的な入院が必要かどうかなどを判定する「精神保健指定医」という専門の資格を不正に取得していたということです。
11人の医師は、自分が診察していない患者のレポートを提出したり、他の医師が診察した患者の症例をコピーしたりして国の審査を受けていたということです。厚生労働省の調査に対し、11人の医師は「診断や治療に十分関わっていない症例をレポートにした」とか、「大学内でのカンファレンスで情報を共有した症例を使ってしまった。認識が甘かった」などと話し、不正を認めているということです。
厚生労働省は、医道審議会の答申を受けて、11人の医師と、指導や監督を怠ったとして不正を行った医師の上司に当たる指導医9人の合わせて20人について指定を取り消す処分を決めました。
厚生労働省は「想定を超えた事案で、決してあってはならないことだ。こうした倫理観に欠けた行為が行われないよう対策を取っていきたい」としています。
厚生労働省によりますと、川崎市の聖マリアンナ医科大学病院では合わせて11人の医師が、重い精神障害がある患者に対し強制的な入院が必要かどうかなどを判定する「精神保健指定医」という専門の資格を不正に取得していたということです。
11人の医師は、自分が診察していない患者のレポートを提出したり、他の医師が診察した患者の症例をコピーしたりして国の審査を受けていたということです。厚生労働省の調査に対し、11人の医師は「診断や治療に十分関わっていない症例をレポートにした」とか、「大学内でのカンファレンスで情報を共有した症例を使ってしまった。認識が甘かった」などと話し、不正を認めているということです。
厚生労働省は、医道審議会の答申を受けて、11人の医師と、指導や監督を怠ったとして不正を行った医師の上司に当たる指導医9人の合わせて20人について指定を取り消す処分を決めました。
厚生労働省は「想定を超えた事案で、決してあってはならないことだ。こうした倫理観に欠けた行為が行われないよう対策を取っていきたい」としています。