元校長買春事件 フィリピンに赴任した際に「買春の快楽覚えた」

04/09 18:26
神奈川・横浜市の中学校の元校長が、少女とのみだらな行為を撮影した疑いで逮捕された事件。元校長は、かつてフィリピンに赴任した際に、買春の快楽を覚えたと供述していることがわかった。
警察署の階段を下りて来た白髪の男は、時折、カメラの方を見たあと、目線を下に向けたまま、車に乗り込んだ。
児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕、9日に送検された横浜市立中学校の元校長・高島雄平容疑者(64)。
高島容疑者は「気分が高揚し、抑えきれなかった」と供述している。
高島容疑者は2014年1月、フィリピンの首都マニラで、少女ら2人に、みだらな行為をしたうえ、その様子を撮影し、画像11枚を保存した疑いが持たれている。
高島容疑者は、横浜市の自宅で、家族と暮らしていた。
近所の人は「(高島容疑者の印象は?)感じいいですね。『あの方、感じいいね』と言ったら、『あの方、先生をやっていた』と」と話した。
1975年に教員採用された高島容疑者が、マニラにある日本人学校に赴任したのは、およそ25年前。
3年間、理科を教えていた。
高島容疑者は、マニラ時代のことをコラムに「経済的理由で、学校に行くことができない子どもたちが多いこと。明日をも知れぬ子どもたちが街にあふれているのだ」と書いていた。
高島容疑者は、このマニラへの赴任中に、少女などの買春を始めたという。
高島容疑者は「買春の快楽を覚えた」と供述している。
日本に帰国したあとも、学校の夏休みなどを利用して、フィリピンに65回ほど渡航。
およそ25年間で、13歳から70歳くらいまでの女性1万2,600人以上と買春したという。
高島容疑者は「タガログ語や英語で話すと、自分が大胆になり、気分が高揚し、抑えきれなかった。仕事のプレッシャーが強ければ強いほど、倫理観のタガが外れ、開放感を感じた」と供述している。
知人の男性は「(フィリピンの話は?)全く聞いたことがない」と話した。
中学校の卒業生は「自分が中学生だった時も、そういう目で見られていたのかなと思うと、すごく怖い」と話した。
警察が高島容疑者の自宅から押収したものの中には、複数のカメラやDVD、児童ポルノの漫画のほか、買春した少女らの写真を保存したアルバムが410冊もあった。
写真には、通し番号が振られ、その数は、1万2,600人以上に及んでいた。
高島容疑者には、およそ3,000万円の退職金が支払われていて、横浜市教育委員会は今後、退職金の返還を求める方針だという。

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