球が浮くおもちゃだ。
今日はこのおもちゃを大きくして重いものを風で浮かばせる大実験。
だれもが当たり前だと思っている自然の法則や科学の知識。
でもそれは本当なのでしょうか。
答えはやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
(拍手)
(拍手と歓声)息をふきこむと球が浮くんだ。
へえ〜ななめでも浮いたまま。
不思議だね。
(拍手)次はもっと大きな球?
(息をふきこむ音)息で浮かすのは厳しそうだね。
送風機?あっななめにしても浮いたままだ!どうして浮き続けるんだろう?けむりを使って球が浮いている様子を見てみよう。
球を入れると…。
球を包みこむように風が流れている。
ほかの形ではどうだろう?はじき出されてしまった。
ほかの形はダメなのか。
でもどうして丸いと浮き続けるのかな?浮いている球を外へ動かすと…。
流れの中にもどる。
包みこむように流れる風が球を引きもどすんだ。
ななめにすると?この時も風の流れに包まれている。
だから同じ所に浮いたまま落ちないんだね。
(拍手)ん?ずいぶん重そうだね。
重さ20kgのダンベル。
どうやったら浮かばせられる?何かすごいのが出てきたね。
長さ9m重さ5.6tの巨大送風機だ。
風は最大で秒速80m。
もうれつな台風より強力な風が出せる。
このつつを使って風を上向きにする。
おっ球に入れるんだ。
球の直径は40cm。
ロープにつるす。
風で飛んでいってしまうと危ないからね。
さあ大実験だ!
(風の音)なかなか上がらないね。
風の強さ最大。
球が激しく動き出した。
あれ?落ちちゃった。
風はこれ以上強くできない。
何か工夫できないかな?大きさのちがう球。
重さはおよそ73g。
ほかの3つも同じ重さだ。
あれ?大きな球のほうが高く浮いてる。
大きいほうがたくさん風を受けられるから浮かびやすいのかな。
もっと大きな球を使おう!直径90センチ。
さっきの倍以上ある。
どうかな?
(風の音)浮いてきた!どんどん風を強くしていこう!浮かんだ浮かんだ!成功だ!よ〜しななめにも挑戦しよう!ロープを引っ張ってかたむけていく。
ん?かたむいてる?ゆっくりかたむけてるんだね。
10分後。
こんなにかたむけても浮いたまま。
大成功だ!
(拍手)今回の実験で重いものでも大きく丸くすれば風で浮かばせ続けられることがわかった。
だからやってみなくちゃわからない。
「大科学実験」で。
2015/04/11(土) 19:45〜19:55
NHKEテレ1大阪
大科学実験「空中浮遊ショー」[字]
大スケールの実験をスタイリッシュな映像で描く科学教育番組“大科学実験”。今回は秒速80m以上の風を起こす強力な送風機を使って、ダンベルを浮かばせることに挑戦。
詳細情報
番組内容
ドライヤーで風を下から送るとピンポン球(だま)はフワフワと空中に浮かび、ドライヤーを斜めにしても落ちない。秒速80m以上の風を起こす強力な送風機を使うと、重さ20kgのダンベルを斜めに浮かばせ続けることはできるだろうか? また、浮かばせるには形や大きさはどんなものがいいだろう? 【ナレーション】細野晴臣
出演者
【語り】細野晴臣
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
趣味/教育 – 幼児・小学生
趣味/教育 – 中学生・高校生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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