4チョイス@病気になったとき「まとめスペシャル 糖尿病」 2015.04.11


「チョイス」。
それは選択肢
実はお勧めの選択肢があるんです。
例えば糖尿病。
日本人の5人に1人が糖尿病の可能性があるんです。
糖尿病はちゃんと早く見つけて治療しないとさまざまな病気を引き起こします。
失明の危機に陥る事も
でも糖尿病になってもあるチョイスをすると…
え〜っ!一体どんなチョイスをしたの?更に糖尿病を見逃さずしっかり治療するための大切な検査があるんです。
糖尿病を早い段階で食い止めるチョイスをまとめてご紹介します。
今日は「糖尿病まとめスペシャル」で〜す!
まずは糖尿病はどんな病気なのか。
ある患者さんのケースです。
糖尿病を患う村上靖さん。
村上さんが糖尿病と分かったのは今から2年前の事
入浴してまして風呂から上がってきたんですね。
そしたらリビングで…それでよく見ると…
妻に指摘されるまで全く足の異常に気が付かなかった村上さん
(村上)こうやって見ると…
足のむくみが気になった村上さん。
病院に行ったところ医師から告げられたのは糖尿病。
足のむくみも糖尿病が引き起こしていたのです。
糖尿病とは体のエネルギー源の一つブドウ糖が全身の細胞に十分取り込まれず血液中に異常に増えた状態の事。
糖尿病はインスリンが関係しています。
インスリンは体の細胞に糖を取り込むために働くホルモンです。
その働きのおかげで私たちはエネルギーを取り出し生きる事ができるのです。
ところが村上さんの場合インスリンが効きづらくなっていたのです。
そのために細胞が糖を取り込みづらくなり血液の中に糖がどんどん増えて糖尿病となったのです。
このタイプは2型糖尿病です
糖尿病と分かり村上さんの生活は大きく変わりました。
夫を病から守るため奥さんの真奈美さんは大変。
それは食事の管理をする食事療法が欠かせないからです
(真奈美)大体200…。
食材の量を毎回正確に量ります
村上さんが食べるカロリーや糖質脂質の量を決められた範囲に収めるためです
更に運動療法。
毎日散歩を欠かしません。
村上さんはこの運動療法と食事療法で体重を10キロ減らしました。
しかし糖尿病はあまり改善しませんでした。
そのために膵臓の働きをよくする薬ものんでいます
糖尿病には別のタイプもあります。
松井邦人さんは今から5年前35歳の時に突然糖尿病になりました
家族全員かかってる…
体のだるさを感じただの風邪だと思っていたところ医師から思わぬ事を言われました
全身に力が入らなかったので点滴うってもらってたら先生が慌てて…
この時松井さんの血糖値は正常範囲をはるかに超えていました
今までの健康診断ではいつも正常値。
ある日突然糖尿病になったのです
正直…
松井さんの糖尿病は1型糖尿病というタイプでした。
1型糖尿病はインスリンを作る膵臓の異変が原因です。
ある日突然インスリンを作れなくなったのです。
そのために細胞が糖を取り込めず飢餓状態に。
危険な状態に陥ります。
取り込めなかった糖が血液中にどんどん増えてしまったのです。
1型糖尿病になった松井さんの生活は一変しました。
体で作れなくなったインスリンを食事の度に注射しなければいけないのです
ただ注射するだけではありません。
食事に含まれる糖分を把握して自分で注射するインスリンの量を決めないといけません
野菜炒めは切りのいいような形で適当に取って140グラム。
鶏肉もさっき110グラムだったんで110グラムとみそ汁と。
松井さんは血糖値食事の量インスリンの量を欠かさず記録しています。
インスリンと血糖値のコントロールに失敗しないようにするためです
前よく先生にも言われたんですけど…
糖尿病には1型2型2つのタイプがあるのです
糖尿病って完治する事はないんですか?1型であっても2型であっても血管をきれいにしとくというのが目的ですから血糖コントロールをする事が重要です。
従って治すというよりは上手につきあっていく。
血糖のコントロールさえすれば本当の病気にならなくてもいいのではないかと…。
予備群のまま踏みとどめる。
悪化を食い止めるための治療は1型と2型では異なります。
1型糖尿病は膵臓でインスリンを作る事ができなくなっているので注射で補う必要があります。
原因不明で突然発症します。
一方2型糖尿病は運動不足や生活習慣が大きく関係しています。
そのため治療は生活習慣を改善するとともにインスリンの効きをよくするなどの治療が行われます。
どちらも治療は血糖値が高くならないようにコントロールします
そうなんですよね。
血糖値をコントロールしていかないと駄目だという事なんですけれども一度発症してしまうとなかなか難しい。
じゃあその血糖値なんですが空腹時血糖値っていうのはお二人も健康診断をした時に測りましたよね。
浜島さん87。
よかった!ほっしゃん。
さん96。
ですからこれで言うと126mg/dlですからお二人ともこれは大丈夫という…。
「大丈夫ですね」と言いたいんですけど実はこれだけでは診断できないんですね。
え〜どうしてですか?これがあるんですね。
あ〜。
なるほど空腹時だけではなく…。
糖尿病の診断に使われるのは4つの検査値です。
空腹時の血糖値食後2時間後の血糖値食事の時間に関係なく測定した随時血糖値そしてHbA1cです。
3つの血糖値のうちの一つとHbA1cが基準値を超えていると糖尿病と診断されます。
自分の健康診断の結果を是非チェックしましょう
血糖値のコントロールが大切だという事ですがその1型の方は血糖値のコントロールはインスリンの注射をしてコントロールせざるをえませんよね。
命に関わりますもんね。
2型の方はコントロールがちょっと難しいっていうか気が緩んじゃう方もいらっしゃるみたいですね。
もともとが生活習慣の方が多い訳で更にやはり症状がないのでどうしてもルーズになってしまいがちでほったらかしてしまったり治療を中断してしまったりする方がとても多いですね。
実はこの村上さんなんですが血糖値をうまくコントロールできなかったためか体にいろんな影響が出てきてしまったんですね。
ちょっとその後をご覧下さい。
2型糖尿病の村上靖さん。
村上さんの足のむくみその原因は糖尿病で腎臓の働きが落ち水分が排出できなかったためです
村上さんの腎臓は糖尿病の影響で傷つき機能が低下。
このままでは透析治療も必要なほどでした。
実は透析治療を受けている5人に2人が糖尿病が原因です。
糖尿病が発症して5年から10年で腎臓の働きが悪くなる危険性が極めて高くなります。
実は村上さん10年前既に糖尿病と診断されていたにもかかわらず治療を中断していたのです。
知らず知らずのうちに糖尿病が進み体を傷つけていたのです。
最初に傷ついていたのは血管でした。
血液に増え過ぎた糖は血管の壁を傷つけます。
そのため特に細い血管が集まっている腎臓などでダメージが現れるのです
村上さんの糖尿病のダメージは腎臓以外にも及んでいました
朝食後にですねいつものとおり散歩の方を…外に出ました。
その途中ですね左目の方に…墨汁を左目にたらしたように黒いものがですね大きい黒いものがふわふわ飛んでるように見えたんですね。
ああこれちょっとまずいなという形ですぐに散歩を繰り上げてですね自宅の方に帰りました。
こちらはその当時の村上さんの目の奥を写した写真です。
正常な場合は血管が見えますが村上さんの場合は赤黒いもやのようなものがあります。
血管が破れ出血していました。
目の奥の毛細血管も糖尿病でむしばまれていたのです。
このまま放っておくと失明してしまう可能性もありました
「手術すれば元に戻る可能性はありますよ」と。
「ただ元の見え方に戻るかどうかっていうのはちょっと分からないですよ」と…。
うわ〜恐ろしい…。
そっか。
2年前じゃなく実は10年前にもう患ってたんですね。
10年前に言われて仕事の忙しさにかまけて治療を放置と。
その結果細い血管が傷ついて目や腎臓にダメージが出てしまったという事で。
血糖値のコントロールがうまくいかないとそれこそ失明あるいは透析という危険性高くなってきますよね。
倍返しじゃないけどもド〜ンと来た訳ですよね。
例えば村上さんの場合ね目と腎臓でしたけど目だとこの網膜症は大体発症から5年ぐらい。
…で腎臓が10年って事は村上さんは10年放置していたという事はこれ出てきて当然という事も言えちゃうんですね。
そっか…。
それでまだポイントがあってここが予備群って書いてあるんですけどもこれはどういう人たちの事を言うんですか?糖尿病の前段階ですね。
正常の方とは違う。
糖尿病の方ではないと。
その間に入ってるような方を境界型といいます。
境界型とは空腹時血糖値が正常よりやや高く糖尿病の人より低い110から125の場合です。
境界型は糖尿病の一歩手前の予備群なのです。
実は予備群の時から病気が始まっているんです
その予備群になった時から始まってるっていう事が分かるんですね。
これはちょっと怖いですね。
予備群の時はやっぱりまだ膵臓が元気でインスリンはたくさん出てるんだけども効きが悪いような状態。
動脈硬化になりやすい体質がそこで出来てしまっているんですね。
糖尿病が怖いのはいずれにしても長い時間かけてねさっきご覧頂いたように合併症…いろんなものが出てくるという事が怖いんですが合併症を防ぐチョイスがあるんですね。
それをした方をご紹介します。
富山県に500年以上続くお寺
(読経)
住職の長崎香英さんです。
長崎さんは3年前糖尿病と分かりました。
でもある治療を受け…
富山県では糖尿病の悪化を防ぐ先進的な治療が行われているんです
そのチョイスが行われているのが…
そのチョイスとは糖尿病教育入院。
10日間入院し徹底的に糖尿病と立ち向かうすべを学びます。
まず1つ目は自分の食事の把握。
なぜかジャガイモが配られ重さを量ります
自宅に戻った時に自分の食事のカロリーや糖分脂質の量を把握する方法を学ぶのです
更に表を見ながらどの食材をどれくらい食べればちょうどよいのか実際にメニューを作ります
10日間の入院中多くの時間をこの食事管理の勉強に費やします。
たかが食事と思いがちですが実はこれがすごいんです
もう一つの柱が自分の血糖値の見える化です。
退院後自分で血糖値を測れるように練習します
(検査技師)機体がピッといったら測定しています。
血糖値をきちんと測る事ができれば高血糖の状態を防ぐ事につながります
更に糖尿病が引き起こす怖い合併症についてしっかりと学びます
ほかにもどれくらい運動すればよいかなど生活習慣のポイントを入院期間中たたき込みます。
この結果がすごいんです。
富山県立中央病院で教育入院をした人のおよそ6割の患者が退院後食事と運動を改善し…
長崎さんは3年前教育入院をしました。
274だった血糖値が退院時には144にまで改善。
今も教育入院で学んだ事を実践しています。
その結果糖尿病の悪化を防ぐ事に見事成功しています
う〜ん。
これこれ。
こういうのがあるとね…。
数値化されるっていうか目で見えるし…。
やる気出ちゃう!頑張ろうって思っちゃう。
これですよ。
長崎さんの糖尿病の悪化を食い止めたのはまさに教育入院というチョイスだと。
これで血糖値の状態をよくする事に成功して毎日暮らしていらっしゃるという事で教育入院効き目ありますね。
これやっぱりね…。
…っていうかこれを小学校とかの保健体育とかでやってくれりゃいい訳なんですよ。
これがその教育入院の時に配られるノートだそうです。
ちゃんとこれ食品交換表っていって…。
そうです。
この61ページを…。
ラーメンがどんだけあるとか…。
あ〜これは便利やね。
うわ〜。
これは分かりやすい。
すごい!でもこれで好きなものばっかり食べるっていう訳でもないから…。
そういう訳にはいかないですから。
栄養のバランスもあるから…。
バランスとエネルギーを守って頂くように指導していく訳です。
ある意味何かこう薬みたいな感じ。
ここにだって「食事療法は治療そのものです」って書いてるもんね。
本当にこれが治療なんだもん食事が。
食事療法で重要なのは食事の量と内容を管理する事。
そのために食品を6つのグループに分けそれぞれどれくらいとればよいのかを食品交換表を基に管理します。
教育入院でこれを学んで実践すると…
これ見て頂くと分かるのかな?コントロールできたっていうお話をしましたけれども教育入院前はHbA1cが10.6もあった。
5.8が上限なのにね。
それが教育入院直後に9.0になり1年後に6.7。
そして3年たっても6.7。
…という事はキープしてしっかりコントロールできてると。
自己管理をしっかりしてらっしゃいますね。
この交換表を見てやってらっしゃるんでしょうね。
交換表を見なくても大体体で覚えてらっしゃいますので…。
それが理想ですよね。
自然体でやってらっしゃいますね。
そうね。
ええあんばいが分かるっていうか…。
やっぱり一生ちゃんと自分で治療していくのはご自分ですからご自分のスキルアップというのは非常に一番大切じゃないかと思いますしそういう意識を持って頂く事が糖尿病にとって重要だと思いますので早い段階の方がいいとは思いますけども…。
治療の一環ですもんね。
ですから学習ノートに「主治医はあなた自身です」っていう…。
(星田浜島)お〜!
(臼田)1枚目に書いてあります。
こういうセリフときめくな。
「はい!」って思うよね。
「本当だ。
そうだそうだ」っていう…。
2型糖尿病の治療は血糖値を上げないために食事療法運動療法そして薬。
この3つをしっかり行う事が大切です。
でも糖尿病の治療をきちんと行っていない人が実は多いのです。
糖尿病の患者数はおよそ950万人。
しかし治療をきちんとしている人は270万人にとどまります。
なんと糖尿病患者の7割の人が治療していないのです。
この問題解決に動き出している所があります。
それが…
2008年からここで行われている糖尿病の悪化を防ぐプロジェクトがすごい成果を上げているんです。
その成果は2年間で…
すご〜い!そのプロジェクトとは?
こちらがプロジェクトの仕掛け人上村伯人医師です
えっ!?プロジェクト8?一体どんな事をするのでしょうか?そこでプロジェクト8を行っているある薬局を訪ねました。
すると薬局では処方箋だけでなくなぜか患者さんの検査結果を細かくチェック。
薬剤師さんが注目していたのはこちら。
HbA1cという検査項目です。
でもなぜ血糖値でなくてHbA1cに注目するんですか?
それが高い方たちに合併症が多いという事がいろんなデータから分かっていますのでとりあえずその方のコントロールの状態を一番把握できるのがHbA1cであると…。
HbA1cで平均的な血糖値が分かるってどういう事?血液中のブドウ糖は一部が赤血球とくっつきます。
すると赤血球の中でHbA1cという物質が増えていきます。
赤血球の寿命はおよそ4か月ほど。
血糖値が高い状態が続けば続くほど赤血球の中のHbA1cが増えていきます。
このHbA1cの量を調べると…
健康診断でよく行われている血糖値の検査とはどう違うのかというと…HbA1cは過去1〜2か月の血糖値の状態が分かります。
しかし健康診断の血糖値は採血した時その時の血糖値しか分かりません。
HbA1c検査の方がより正確に患者さんの状態が確認できるのです。
実はHbA1cの数値を知らない人が多いのです。
HbA1cは数値が5.6%以下が正常。
6.4%までを糖尿病の一歩手前境界型。
6.5%以上が糖尿病です。
特に7%以上だと腎臓や目が傷つく合併症のリスクが高くなっていきます。
糖尿病で腎臓と目が傷ついてしまった村上さんの場合治療を始めた時のHbA1cの値はなんと11%だったのです
新潟県魚沼市が行うプロジェクト8はHbA1cが8%以上の人を見逃さないという日本で初めての挑戦なのです
糖尿病の重症患者さんを減らすという取り組みをみんなで取り組むという事で…これをプロジェクト8という名前を付けてみんなの合言葉にして取り組んでいます。
地域ぐるみで取り組むプロジェクト8。
薬局では…
一つは患者さんに直接今日のHbA1cがどうだったかを聞いています。
もう一つは患者さんが持ってきてくれる検査報告書もしくは糖尿病手帳で確認をしています。
それで見逃さないようにしています。
もちろん薬局だけではありません。
こちらの健康診断を行う検診センターでは…
健康診断の結果を1年遡ってデータを見た時にまだ未受診の方治療なさっていない未受診の方々をリストアップして受診勧奨の電話をさせて頂いています。
HbA1cが高いにもかかわらず治療をしていない人へは近くの医療機関の紹介状を送ってすぐに治療を始めるように勧めます
もちろん病院でも糖尿病の治療に来なくなってしまった人に対して治療を再開するように勧めています。
こうした地域ぐるみの取り組みで重い糖尿病のHbA1c8%以上の人が2年間で154人も減りました。
糖尿病の人を見つけて改善する事に成功したのです
う〜ん。
すごいよね。
至れり尽くせりっていうかここまでやってくれるっていうのはね。
プロジェクト8の成果っていうのがもうはっきりと表れていまして2012年にHbA1cの8%以上だった人っていうのが195人だったんです。
ところが2013年には65人という事で7割近くの人が8%以下。
すごいよね!飛躍的とはこの事やんか。
本当にそうですよね。
これHbA1cの検査っていうのはどこで受けられるものなんでしょうか。
まず今ドックでは必ずHbA1cをやると思いますし職場の健診でも国の基準では血糖値。
それも空腹時の血糖だったらHbA1cはしないでもいいんですが食事を食べていった場合はHbA1cをやって下さいという事になってますからいずれかの健診を受けて頂ければ大抵はやります。
ただ空腹時血糖だけしかやらない場所もあります。
保険診療ですと本当に数百円でできますし…。
この検査っていうのは一年に1回受ければ十分なんですか?そうですね。
特別な体調の変化がない限りは一年にいっぺんでよろしいと思いますが中には急に太っちゃったとかすごいストレスなんかでも糖尿病が一気に悪化する事がありますのでそういった時に体調の不良を感じたら受けて頂くといいと思います。
ストレスか…。
これだけではないんです。
もっと早い段階ここにもプロジェクト8は着手してるんですね。
すばらしい。
魚沼市内の福祉センターです。
ここでプロジェクト8が行われているのです。
それは…運動教室。
糖尿病対策といえばご存じ運動ですよね。
その内容は…
でもなかなか継続するのは難しいですよね。
そこで運動教室は治療を目的にした堅苦しいものではなく体の動きがスムーズになり本人が効果を実感できる運動メニューがそろっています
僕らが思っているよりも多分自分で…来れば楽になるという単純なモチベーションとあとは仲間がいるというところが大きいと思います。
そう。
みんなで効果を実感して仲間と一緒に行う事で運動を継続できるように工夫しています。
魚沼市では現在およそ400人がプロジェクト8の体操教室に参加しています
(一同)チョイス。
更にもう一つプロジェクト8の柱が…
糖尿病だけでなく認知症などの病気や生活習慣の大切さを学べます。
講座は年間なんと100コマ以上!すぐにできるノウハウも紹介しています。
そのノウハウを実行しているのが糖尿病の山千鶴子さんです。
地元魚沼市で美容院を営む山さん。
一人でお店を切り盛りしているためなかなか運動をする時間がありません
まあ本当は歩いたりすれば一番いいんだけども…まずやっぱり運動と食事ってのはもうだいぶ前からそれはやっぱり頭にはあったんですね。
でもそれがなかなか実行今までできなかったけども…。
そこで山さんはプロジェクト8で教えてもらったあるチョイスをしたのです
チョイス。
そのチョイスとは食事の工夫。
その一つがこちら
例えばごはんの量が多くなりがちなカレーライスでは器を小さくしてごはんを食べ過ぎないようにしています。
ごはんの食べ過ぎは血糖値を上げる原因になるからです。
そしてもう一つ。
野菜
次は温野菜ですね。
キャベツもあらかじめゆでておき忙しい時にも簡単にたくさん食べられるようにしています。
こうした食事の工夫を知る事ができたのもプロジェクト8のおかげなんです。
こちらが本日の山さんの夕食。
カレーライスにはレンコンが入って野菜がたっぷり。
作り置きしておいたキャベツとトマトのサラダとカボチャとブロッコリーの温野菜具だくさんのおみそ汁。
山さんは野菜たっぷりのメニューを心がけています
頂きま〜す。
頂きます。
そして山さんの工夫はもう一つ
野菜を先に食べると血糖値の上昇が緩やかになるとプロジェクト8で教えてもらいました。
こうした工夫を続けたところ…
チョイス。
治療と食事に気を付けただけでHbA1cは4年前7.4%が6.5%に改善。
こうしてプロジェクト8で多くの人が糖尿病を改善しています。
たった2年間で糖尿病の人が激減。
更に内訳を見てみると重症患者が減って軽い人が増えています
プロジェクト8すごすぎる!
(一同)チョイス。
家庭内栄養士を育ててるっていうか…。
確かにそう。
じゃああの奥さんの旦那さんはそのメニューを食べる訳やから…。
で娘さんおったらそれを見ていわゆる自分の子どもにもそういうのを自然とやり始めるから…。
糖尿病は医者が治療するんじゃなくて患者さん自身が主治医ですので…。
患者さんがその気になって自分で病気と向き合ってまず自分のできる事を考えてもらってそれをアドバイスをしていくという事ですね。
こちらが押しつけてもなかなか長続きしません。
病院に行くたんびに「全然痩せてないじゃない」とか「甘い物食べちゃ駄目だ」とかいつも怒られていたら患者さん行くの嫌になっちゃいますからね。
先生これいわゆる…お医者さんの立場から言いにくいかもしれないですけどたまには暴飲暴食もいいですよね?誕生日とかねクリスマスとかには甘い物食べたくなる。
これは当然だと思います。
ですからいつも完璧を求めるんじゃなくてどれがいい事でどれがよくない事かを分かっていてやれば悪い事をずっと続ける事はしないですから。
なるほど。
悪いって自覚してやった事は続かないと。
そうだそうだ。
もうとにかく糖尿病の早期発見そして悪化を食い止めるために鍵になるものはHbA1c。
そのHbA1cの検査をもっと手軽に受けられるようにという革命が今起きようとしているんです。
薬局で糖尿病の早期発見を目指した新たな取り組みが始まりました。
薬局の中に…
こちらがその機械になります。
その検査方法は…?
自分で針を刺して血液を採取
測定装置に入れると僅か5分後…検査結果が出てきました。
HbA1cがたったこれだけで測れるんです。
これまでHbA1cの検査は気軽に受けられるものではありませんでした。
そこで簡単に受けられるようにしようというのです。
一体どんなねらいがあるのか。
仕掛け人の矢作さんに聞いてみましょう
糖尿病診断のアクセス革命を目指して試験的に始めたところ…これまでにおよそ1,000人の人が糖尿病の疑いがある事が分かりました。
その一人滝浩一さんです。
滝さんは1年前近所の薬局でHbA1c検査を受けました。
結果はなんと11.4%。
合併症を起こす可能性もありました。
これまで健康診断を受けてきましたが一度も糖尿病と言われた事はありませんでした
僕自身命を助けられたような大げさではなくてそれぐらい…
滝さんはすぐに糖尿病の治療を開始。
今ではHbA1cは5.8%まで改善しました。
滝さん糖尿病を見つけられてよかったですね
(2人)チョイス。
これ?これがそうなの?さっき置いてたのこれですよ。
ポットぐらいの大きさですよこれ。
ねえ!いずれは日本全国どこでもを目指してらっしゃる…?いろんな所で本当に身近な所でできるようにと今いろいろと広げているところです。
何はともあれやりましょう。
そやね。
これでいいですか?
(矢作)1回しか出ないので…。
えいっ!
(矢作)そうです。
離して大丈夫。
そんなに痛くない。
よかった〜。
どうですか?ちょっともんでみて下さい。
あっ出てきた〜!ここにつけるんですね。
勝手に吸うていくんです。
あっすご〜い!
検査にかかる時間は6分ほど
2人の結果は…?
ではまず星田さんからいきましょうか。
星田さんは5.5です。
ギリ!ギリやんか。
でもセーフ。
正常です正常です。
そうか。
正常のとこに入ってるから大丈夫ですか。
浜島さんは…発表します。
5.6です。
これも大丈夫です。
大丈夫?あ〜よかった!よかった〜。
やはり糖尿病っていうのは先ほどから出てますように非常に増えてますし特殊な方がなる病気というものでも全くない時代なんですね。
誰がなってもおかしくないというそういう中でもう本当に一般の方がふだんの暮らしの日常に近い所で検査できるような仕組みが是非必要だなというふうに思ってこの取り組みを始めさせて頂いてます。
2015/04/11(土) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「まとめスペシャル 糖尿病」[解][字]

国民病ともいえる「糖尿病」のチョイスをまとめて紹介するスペシャル版!糖尿病とはどんな病気なのか。糖尿病の早期対処の方法とは?糖尿病に立ち向かうチョイスを紹介

詳細情報
番組内容
国民病ともいえる「糖尿病」のチョイスをまとめて紹介するスペシャル版!糖尿病とはどんな病気なのか。糖尿病の早期対処の方法とは?糖尿病に立ち向かうチョイスを紹介! 【出演】星田英利、浜島直子、徳田章アナウンサー、小山径アナウンサー ほか
出演者
【ゲスト】富山県立中央病院内科部長…臼田里香,上村医院院長…上村伯人,筑波大学准教授、内科医…矢作直也,【司会】星田英利,浜島直子,【リポーター】徳田章,小山径,【語り】佐藤真由美,江越彬紀

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者

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