先月まで放送されていた人気ドラマ『ゴーストライター』の撮影現場。
張り詰めた空気のなか登場したのは2人の場合は読者が食い合うことなく逆に相乗効果が狙えると思います。
お前は保守的な会社に風穴を開けた男なんだから。
重厚な演技に定評のある石橋さん。
活躍の舞台は国内にとどまらずハリウッドにも進出を果たしています。
例えば『THEJUON』。
このハリウッドリメイク作は全米興行収入1位に輝きました。
実は石橋さんこのところハリウッドで活躍めざましい日本人俳優の草分け的存在。
もちろん役者仲間にも一目置かれています。
どう違うんですか?なんていうんですか。
太平洋に面するのどかな街。
ドラマ撮影の合間を縫ってここに石橋さんの姿が。
やってきたのは街のショッピングモール。
がらんどうの空きスペースに何やら人だかりが。
ハリウッド俳優には似つかわしくない場所で一人黙々とサインする石橋さん。
何が始まるのでしょう?
(歓声)と歓声が響き渡りました。
はいそれではお願いします。
(歓声)〜実は石橋さんもともとは石橋さんは伝説のロックバンドARBの元ボーカリスト。
影響を与えたミュージシャンは数知れず。
例えばあの福山雅治さんは高校時代からのARBの大ファン。
所属事務所のオーディションでも石橋さんの曲を歌いました。
ロックの殿堂武道館をも制覇。
しかし石橋さんは…。
そんな石橋さんには人生の指針を与えてくれた人がいました。
「悲しみを拭いされずに」早すぎる死を遂げた石橋さんの胸に刻まれた彼の言葉とは?「ONEMORETIME,ONEMORECHANCE」俳優として確固たる地位を築きながらもなぜ石橋さんは歌い続けるのか?その夢とは。
石橋凌さん58歳の今を追いました。
おはようございます。
おはよう。
この日石橋さんが足を運んだのはCDショップ。
2日前3年ぶりのソロアルバムが発売されたばかり。
よろしくお願いします。
プロモーションの一環として店内でミニライブを行います。
よし行こう。
(歓声)
(拍手)はい凌さんOKです。
OK。
(歓声)ちょっとうますぎる。
(笑い声)スクリーン越しだとかテレビの画面越しで皆さんと接するよりもこうやって皆さんと会ってライブをやったほうが非常に自分にとっても楽しくて幸せな時間だということを改めて感じました。
(歓声)ここで石橋さんからある発表が。
2月の21名古屋をスタートにまた今回も何か所か全国5つの都市を回るツアー。
それはある思いに突き動かされてのもの。
はっきり言ってまだまだ何が?僕のファンの人っていうのは。
絶対数的に少ないじゃないですか。
ですから僕の中ではなんとか寒さ厳しい2月の札幌。
ツアーのライブを2週間後に控えてこの地に降り立った石橋さん。
だからそれはいけないなと思ってちょっと急遽スケジュールをぬって各地を回ろうと決めました。
まあ…一応僕らはまだメジャーで出せてるんですがまあメジャーのところにいながら実質行動はインディーかなアハハッ。
この日石橋さんは地元のテレビラジオなどのメディアを回りライブの告知を行います。
とはいえ夕方の便で大阪に飛ぶ予定。
あと7時間しかありません。
石橋凌さんですはじめまして。
どうもはじめましてよろしくお願いします。
凌さんが札幌にいらっしゃるなんてそれだけで感激でもちろん再来週のライブにも行きます。
どうもありがとうございました。
すみません短くて。
いえいえ。
またぜひ。
はいよろしくお願いします。
お世話になりますお世話になります。
息つく暇もなく次のラジオ局へ。
あっもちろん…。
え〜あさって27日。
生石橋を皆さんお楽しみに。
画面での役どころとは打って変わって腰が低く笑顔を振りまく石橋さん。
どうもありがとうございましたどうもお疲れさまでした。
ありがとうございます。
握手していいですか?ありがとうございますありがとうございます。
もう十分です。
お食事とかされたほうが…。
お昼もとうに過ぎた午後2時。
わずかな空き時間に昼食。
じゃあカツカレーはい。
バイタリティー溢れる58歳。
休日ってあるんですか?ありますよもちろんねえ。
ただやっぱり今回は相当あれだったですよね。
結構厳しいスケジュールだったんですけど。
失礼します。
よろしくお願いします。
はい失礼いたします。
簡単に番組の…。
この日石橋さんは7時間の間でテレビ2番組。
ラジオ3番組に出演。
更に新聞社も回りました。
(拍手)はい!アハハッ。
全然疲れてません。
30本はしゃべれます。
今日1日ボランティアでドライバーを務めたこの方。
実は石橋さんの30年来のファンで親友だそうです。
建設会社の部長さんだといいます。
いやいや。
仕事明日からしますんで。
ありがとうチャオ。
このあと大阪でもハードスケジュールをこなします。
地方キャンペーンから戻ったこの日。
ドラマ撮影の合間を縫って都内のスタジオでライブのリハーサル。
で今日はちょっと昨日やった流れをですねゆっくり頭からやってみて。
「After1945」「We’reborntobehere」「Wemetonasmallstreetinthisworld」「Shaky1985」おや?石橋さんの声に異変が。
過密スケジュールで体調を崩し喉に影響が出てしまったのです。
ツアー開始まであと3日しかありません。
名古屋市内のライブハウス。
今日は全国ツアーの初日。
喉に不安を抱えながら本番前最後のリハーサルが始まりました。
とそのとき。
違う違う…おい!スタッフの段取りのミスが相次いだのです。
おいちゃんと聞いとけよ。
はい。
声の不安ミスへのいらだち。
しかし開演時間は待ってはくれません。
石橋さんいよいよステージへ。
凌!石橋!凌さ〜ん!凌!石橋さんが自分自身への誓いを込めた曲も。
この日のステージ石橋さんは三度に及ぶアンコールを含めて25曲を歌いきりました。
また会いましょう!どうもありがとう!ウィーラブユー!バイバイ。
真冬というのに石橋さん汗びっしょりです。
声がもうねちょっと心配だったんだけどなんとかねセーブしてたんで今日は本番は出たのでよかったです。
男ばかりの兄たちの影響で聴き始めたロック。
ビートルズなど本場のロックミュージックにのめり込んでいきました。
そして高校に進学するとバンドを結成したのです。
博多。
石橋さんが訪ねたのは高校時代ステージに立ったライブハウス。
井上陽水さん長渕剛さんなど多くのミュージシャンがここから巣立っています。
こんにちは。
もう記憶が…だって40年前だからね。
東京から二度東京来なさいと。
でそれもソロで来なさい。
いやもうどうしても自分はバンドだ。
で上京したい。
まあ体よくお断りしてたらもうパッタリ来なくなった。
でその例の約2年間働いたそんななかお世話になっていた地元ラジオ局の方に背中を押される形で上京。
最後のチャンスと受けたARBのボーカルオーディションで見事合格。
21歳の時でした。
しかし…。
当時の事務所が期待していたのはアイドル路線のバンド。
ロックを志していた石橋さんたちは事務所と決別。
ワンボックスカーで全国のライブハウスを回って頭角を現したのです。
それでも石橋さんは…。
武道館に到達したっていうことだけでも素人耳にはすごいことだなと思うんですけど。
えぇ。
それじゃダメですか?ダメですね。
ていうのはなぜかって言ったら日本の茶の間でしたいってことですか?日本の茶の間でしたい。
でその壁がやっぱりなかなか思うようにいかずに。
もうここまでかなっていう思いが強いときにちょうど出会ったんですよね。
それこそが松田優作さんなのです。
その人との出会いは…。
ある飲み先でお会いしたときにほんとに直感的なんですけどもうこの方しかいないと思ったんですよ。
自分が抱えてる悩みを相談に乗ってもらえる方が。
お前がいる音楽よりも俺のいる世界のほうがメディアが大きいから映画で名前と顔を売ってみろって言ってくださったんですね。
仕事何かあったら世話してくれませんか。
仕事?松田優作さんは自身の初監督作品で石橋さんを大抜擢。
石橋さんはこれを機に俳優業に乗り出しました。
その後松田優作さんはハリウッド映画に出演。
しかしこれからという時に突然病に倒れたのです。
ベッドの上で実は3本アメリカからメジャーな作品のオファーが来てるっていうことを亡くなったあとに僕は家族から聞いたんですね優作さんの。
迷路のなかで手を差し伸べてくれた松田優作さんの遺志を継ぐべく石橋さんはある決意を固めます。
ハリウッドで通用する日本人俳優になろうと。
そのために音楽活動をいったん封印。
俳優業に専念することにしたのです。
国内で実績を積み上げ1993年には念願のハリウッドデビュー。
その後も数々の映画に出演。
そして…。
名優ジャック・ニコルソンとの共演を果たしアメリカで認められた役者だけが入ることのできる全米映画俳優組合に加入。
ハリウッドで活躍する日本人俳優の先駆けとなりました。
結果ここまでいけましたって。
自分のなかでは達成感っていうのがありましたから98年にまた音楽を再開しました。
8年という時間がかかってまたこうやってステージに戻ってくることができました。
そして58歳の今果たせていない夢と向き合う石橋さん。
超えたいミュージシャン…それはもうたくさんいるけどやはり小さい時に聴いてたビートルズだとか…。
いちばん好きなのはやっぱりジョン・レノンですからね。
ジョン・レノンのようなああいう…。
石橋さんの全国ツアー。
プロモーションが功を奏し札幌公演もソールドアウト。
各地で大成功を収めました。
走り続ける石橋さんが胸に刻んでいるのは松田優作さんの教え。
ツアーとドラマで多忙な時期高知にも足を運んでいた石橋さん。
この日のステージはショッピングセンターの空きスペース。
「都会の風に吹かれお前は」どうもありがとう!四国高知の皆さん元気ですか!「0才の裸の俺に」人が聴いてくれるならどこへでも足を運ぶ。
それはまだ果たせていない夢があるから。
「揺れる1985」すべての人の心に届く歌をうたいたい。
「手を伸ばしてみる夜明けに」どうもありがとう!凌さんかっこよかった?凌さんかっこよかった?ありがとうございました凌ちゃん。
感動をありがとう。
また高知来てください。
お願いします。
一生歌ってください。
歳をとったら変わらなきゃいけないって。
でも変わらなくてもやっていける。
その見果てぬ夢のなかでどうやって凌ちゃんが頑張っていくかっていうのを私たちは見ながら共感していけるっていうことがとってもいいことなんじゃないかなと。
石橋凌さん58歳。
種をまき夢を追い続けるあなたを応援します。
年齢って意識しないですか?年齢はそれは確かにもうね決して若くはないですから。
ただやっぱり思いのほうが強いからじゃないでしょうかね。
やはりこのままじゃ終われないというか。
2015/04/11(土) 22:30〜23:00
テレビ大阪1
クロスロード<俳優・ミュージシャン 石橋凌>[字]
俳優・ミュージシャンの石橋凌が登場。全国を巡るコンサート&プロモーション活動に密着し、石橋の熱い思いを探るべく、その奮闘の日々を追う。
詳細情報
出演者
【ナビゲーター】
原田泰造
番組内容
俳優・ミュージシャン、石橋凌。1980年代、ARBという伝説的ロックバンドのボーカリストとしてメッセージ性の強い楽曲を次々と発表、日本のロックシーンを熱狂させていたが、1990年、突然ARBは活動を停止。石橋が音楽活動を休止し俳優業に専念すると宣言したためだ。そんな石橋が再び音楽シーンに戻ってきた。彼は“音楽”で何を伝えようとしているのか?コンサート&プロモーション活動に密着し、奮闘の日々を追う。
番組概要
様々な分野で活躍する、毎回一人(一組)の“挑戦し続ける人”を紹介。彼らが新たなる挑戦に取り組む今の姿を追う。挑戦のきっかけになったもの、大切な人との出会い、成功、挫折、それを乗り越える発想のヒントは何からつかんだのか?そして、彼らのゴールとは?新たにどこへ向かおうとしているのか…。そんなクロスロード(人生の重大な岐路)に着目し、チャレンジし続ける人を応援する“応援ドキュメンタリー”。
音楽
【エンディングテーマ】
「サンライズジャーニー」GLIM SPANKY
(ユニバーサル ミュージック)
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/official/crossroad/
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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