こんにちは。
アメリカのオバマ大統領と、キューバのカストロ国家評議会議長が11日、1961年の国交断絶後、初めてとなる首脳会談を行いました。
半世紀余りにわたる対立から、国交正常化に向けて、歴史的な節目となりました。
中継です。
近野さん。
会談は、こちらの会議場の一室で行われました。
2人の首脳は、長年対立してきた両国の関係を塗り替える会談を終えて、まずは歴史的なその意義を強調しました。
オバマ大統領は会談のあと、キューバはアメリカにとって脅威ではないと明言したうえ、正直に話ができたと、感想を述べました。
カストロ議長も、きょう何かで反対するかもしれないが、あすは何かで合意するかもしれないとして、アメリカとの交渉を進めていく考えを示しました。
会議のあと、控え室に戻ったカストロ議長は、精力的に各国の首脳と、2国間の会談を行いました。
私たちのカメラの前でも、穏やかな笑顔を見せていました。
近野さん、この歴史的な会談で、両国のその国交正常化に向けた懸案は、どこまで進展したんでしょうか。
アメリカはキューバをテロ支援国家に指定しているため、キューバは外国との取り引きが大幅に制限されまして、長らく経済が低迷しています。
そのダメージを取り除くために、キューバは国交正常化交渉の中で、その指定解除を強く求めてきました。
オバマ大統領は解除に応じる方針ですが、きょうの会談でその結論を伝えるには至らなかったようです。
また、双方の大使館の再開の時期についても明示されませんでした。
何より両者の間に立ちはだかる最大の問題は、その体制の違いです。
アメリカは自由と民主主義に最大の価値を置いています。
オバマ大統領は、カストロ議長に直接、アメリカが人権や民主主義について声を上げ続けていくと伝えたと強調しました。
社会主義体制の下、長期間の独裁を強いてきたキューバの人権状況を、見逃すつもりはないという認識です。
しかし、カストロ議長は、われわれはすべてを話すつもりだが、非常に忍耐強くなる必要があると述べています。
つまり、現在の体制を変えるつもりはないというわけです。
首脳どうしの歴史的な対話は実現しました。
しかし、国交正常化への課題は、まだ積み残されたままです。
今後の交渉では、大使館の再開時期の確定が当面の試金石となります。
以上、パナマからでした。
沖縄県沖縄市で、NPO法人代表の女性が殺害された事件で、警察が重要参考人として行方を追っていた少年が、別の窃盗などの疑いで愛知県内で逮捕されました。
殺人事件の特別捜査本部が置かれている、沖縄警察署前から中継です。
武井さん。
指名手配されていた、18歳の少年の逃走先は愛知県内でした。
逮捕された少年は、きょう夕方にもこちらに移送され、本格的な取り調べを受ける見通しです。
この事件は、今月9日に、NPO法人代表の上江田静江さん63歳が、沖縄市の自宅で、背中を刃物で刺されて死亡していたものです。
現場に残された指紋などから、沖縄県出身の18歳の少年が捜査線上に浮上。
警察は重要参考人として行方を追っていました。
一方、沖縄県警は上江田さん殺害の前日までに、沖縄市内の別の民家で起きた窃盗などの事件で、きのう少年の逮捕状を取って全国に指名手配していたところ、昨夜9時過ぎ、愛知県内で、愛知県警の捜査員が少年を発見し、逮捕したということです。
警察は、少年の身柄を沖縄に移し、今後、上江田さん殺害に関与したかどうかについても、事情を聴く方針です。
以上、中継でした。
沖縄でNPO法人代表の女性が殺害された事件で、18歳の少年が、別の窃盗などの疑いで、愛知県内で逮捕されました。
2015/04/12(日) 11:30〜11:40
読売テレビ1
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