統一地方選挙前半戦、北海道知事選挙で、現職の高橋はるみさんの当選が確実になりました。
今、大きな拍手が沸きました。
高橋さんの事務所です。
高橋さんは、自民党北海道連と公明党北海道本部の推薦を受け、民主党北海道連が支持する新人を破って、当選確実です。
こちらは大分県知事選挙で当選が確実になった、現職の広瀬勝貞さんの陣営です。
広瀬さんは自民党大分県連と公明党大分県本部の推薦を受けました。
広瀬さんの顔が見えます。
笑顔です。
民主党の国会議員が支援する新人らを破りました。
きょう行われた10の知事選挙のうち、与野党が事実上、対決する構図となった北海道と大分。
いずれも与党側が勝利しました。
こんばんは。
人口減少や高齢化、地域の活性化などが大きな争点となった統一地方選挙前半戦。
投票は午後8時までに締め切られました。
10の知事選挙と5つの政令指定都市の市長選挙。
NHKが事前の情勢取材や出口調査などを分析した結果、すでにご覧の14の選挙で当選が確実になりました。
このうち自民、公明両党と民主党が事実上対決する構図となった、北海道と大分の知事選挙で、ともに与党が支援する現職が当選を確実にしました。
残り8つの知事選挙は、奈良を除く7つの県でいずれも現職の当選が確実になりました。
一方、5つの政令指定都市の市長選挙のうち、自民党と民主党などが対決する構図となった札幌市長選挙では、民主党と維新の党が推薦する、元札幌市副市長の秋元克広さんが、初めての当選を確実にしました。
NHKが当選確実を判断する根拠は、全国2000か所余りの投票所で行った出口調査に加え、期日前投票での有権者の動向の調査などを含めた情勢取材。
さらに全国の開票所で取材する開票状況、こうした結果を総合的に分析し、当選確実を判定します。
このため、公式発表がない段階や、開票率が低い段階でも、優勢かどうか見極めがつく場合には、当選確実と判断し、放送します。
大差で当選が確実だと判断できれば、投票終了後、開票が始まる前でも、当選確実をお伝えします。
そして画面の下の部分では、当選確実の情報や、議席獲得の情報などを、お近くの放送局から随時、お伝えしていきます。
では知事選挙と政令指定都市の市長選挙、詳しく見ていきます。
ご覧いただいているのは、NHKが行った出口調査の結果です。
有権者がどの候補に投票したのか、割合を棒グラフで表示しています。
与野党が対決する構図となった北海道知事選挙。
自民党北海道連と公明党北海道本部が推薦する無所属で現職の高橋はるみさんが、4回目の当選を確実にしました。
北海道知事選挙は、高橋さんと無所属の新人で民主党北海道連が支持するキャスターの佐藤のりゆきさんの争いとなっていました。
続いて、自民、公明両党と民主党が事実上、対決する構図となった、大分県知事選挙です。
自民党大分県連と公明党大分県本部が推薦する、無所属で現職の広瀬勝貞さんが、4回目の当選を確実にしました。
大分県知事選挙は、広瀬さんが両党の支持層に加え、支持政党を持たない無党派層など、幅広く支持を集め、無所属の新人で、民主党の地元の国会議員から支援を受けた元大分市長の釘宮磐さんら、ほかの4人の候補をおさえました。
神奈川県知事選挙です。
自民党、民主党、公明党、日本を元気にする会の各党が推薦する黒岩祐治さんの2回目の当選が確実になりました。
こちらはその黒岩さんの陣営の様子です。
黒岩さんはフジテレビのニュースキャスターや、大学院の教授を務めたあと、前回の知事選挙で初当選しました。
本当にありがとうございました。
心から御礼申し上げます。
実は私、当選は2回目ですけれども、万歳したのは初めてでありまして。
4年前、実は当選といったときに、当時はやはり、自粛ムードっていう中で、万歳はしませんでした。
ですから私もいつか、万歳というものをやってみたいなと思っていたところでありましたが、今やっと、実現したところでありました。
この4年間、考えてみれば最初のスタートの時点では、行政経験が全くない中で、右も左も分からない、そんな中でのスタートでありました。
しかし、この命が輝くような神奈川を作りたい、マグネットのように人、物、金をどんどん集める神奈川を作りたい、その一心でとにかくばく進してきました。
かわって福井県知事選挙です。
自民党福井県連、民主党福井県連、公明党福井県本部が推薦する、西川一誠さんの4回目の当選が確実になりました。
三重県知事選挙です。
自民党と公明党が推薦する鈴木英敬さんの2回目の当選が確実になりました。
こちらは鈴木さんの事務所です。
本日は、夜遅い中、多くの皆さんにお集まりいただきまして、まずもって感謝を申し上げます。
そして、再選を果たさせていただきましたことに、すべての県民の皆さんに、心から感謝を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございます。
かわって鳥取県知事選挙です。
自民党、民主党、公明党が推薦する平井伸治さんの3回目の当選が確実になりました。
島根県知事選挙です。
自民党と公明党が推薦する溝口善兵衛さんの3回目の当選が確実になりました。
徳島県知事選挙です。
自民党徳島県連が推薦する飯泉嘉門さんの4回目の当選が確実になりました。
こちらはその飯泉さんの事務所の様子です。
飯泉さんが壇上に上がっています。
飯泉さんは54歳、旧自治省の出身で、総務省の税務企画官や、徳島県県民環境部長などを経て、平成15年度知事選挙で初当選しました。
今回は3期12年の実績を強調し、子育て支援などの対策に力を入れると訴えました。
そして福岡県知事選挙です。
自民党、民主党、公明党、維新の党、社民党が推薦する、小川洋さんの2回目の当選が確実になりました。
こちらはその小川さんの陣営の今の様子です。
小川さんは65歳。
特許庁長官や内閣広報官を経て、前回の知事選挙で初当選。
今回が2期目ということになります。
特区制度を活用し、1000億円を超える設備投資を生みだしたことなど、1期目の実績を強調するとともに、最先端の産業の育成で雇用を生み出し、若者が定住する環境を整えたいと訴えてきました。
福岡県知事選挙、現職の小川さんの再選が確実となっています。
そして4人が立候補した、奈良県知事選挙です。
NHKの出口調査によりますと、無所属の現職で、自民党、民主党、公明党、新党改革が推薦する荒井正吾さんと、無所属の新人で元奈良県生駒市長の山下真さんの争いとなっていて、荒井さんが優勢です。
続いて、政令指定都市の市長選挙です。
自民党と民主党などが対決する構図となった札幌市長選挙。
無所属の新人で、民主党と維新の党が推薦し、社民党と新党大地が支持する元副市長の秋元克広さんが民主党の支持層を固めたほか、支持政党を持たない無党派層の支持で、当選が確実となっています。
無所属の新人で、自民党が推薦する元総務省自治大学校研究部長の本間奈々さんらを抑えました。
神奈川県の相模原市長選挙です。
自民党、民主党、公明党が推薦する加山俊夫さんが、3回目の当選を確実にしました。
静岡市長選挙です。
自民党と公明党、新党改革が推薦する田辺信宏さんの2回目の当選が確実になりました。
静岡県の浜松市長選挙は、鈴木康友さんが、3回目の当選を確実にしています。
そして広島市長選挙です。
自民党、民主党、公明党が推薦する、松井一実さんの2回目の当選が確実になりました。
こちらは松井さんの陣営の今の様子です。
松井さんは62歳、旧労働省出身です。
厚生労働省の中央労働委員会事務局長などを経て、前回の市長選で初当選しました。
これで2期目です。
そしてこちらは高橋さん、北海道知事選挙で当選が確実になりました、高橋はるみさんの事務所の様子です。
高橋さんが事務所に到着しました。
今、支持者から拍手で迎えられているところです。
高橋さんは旧通産省出身、北海道経済産業局長などを歴任したあと、平成15年の知事選挙で初当選し、3期務めました。
北海道知事としては、今回、初めて4選を確実にしています。
高橋さんの陣営の今の様子です。
高橋さん、今回は3期12年の実績を生かして、深刻になっている人口減少問題の対策を進めたいなどと訴えました。
高橋はるみ氏の4選達成を祝して、万歳三唱を行いたいと思います。
北海道知事選挙で当選が確実になった現職の高橋はるみさんの事務所の今の様子です。
高橋さんが壇上に上がっています。
北海道知事選挙は、40年ぶりに現職と新人の一騎打ちになりました。
万歳三唱を行いたいと思います。
知事も一緒に手を挙げてください。
はい!
それでは、万歳。
北海道知事選挙は現職の高橋はるみさんが、4回目の当選を確実にしました。
統一地方選挙前半戦の開票速報は政治部の曽我記者とお伝えしていきます。
曽我さん、今回の統一地方選挙、全体の政治状況の中では、どう位置づけられるのか、また、どういうところに注目してこれから見ていけばいいんでしょうか?
去年の衆議院選挙後、初の全国規模の選挙となりました。
地方の人口減少や、高齢化が深刻化し、安倍政権が地方創生を重要課題に掲げる中、地方をいかに活性化するかを巡る論戦が目立つ選挙戦となりました。
自民党は国政選挙では圧勝が続くものの、知事選挙では沖縄や佐賀など、取りこぼしが相次いだだけに、今回の選挙で地方の基盤を固め、政権奪還の総仕上げをしたい考えなんです。
一方、民主党ですけれども、党勢の回復が遅れる中、党の土台を固める選挙と位置づけていますが、道府県議会選挙の候補者の擁立は思うように進みませんでした。
参議院選挙が来年に迫る中、今の各党の勢いを表す選挙となりそうです。
具体的には、この北海道知事選挙、与野党対決型の選挙となりましたけれども、どの選挙が注目されますか?
お伝えしていますとおり、10の道と県の…。
ここで高橋さんの発言です。
このたびは4選挑戦をさせていただきまして、道民の皆様方からそのご支持を頂きましたこと、本当にありがたく思うしだいであります。
今、事務所の方々、道連の方々、皆様方と共に万歳をさせていただきましたが、ただ、私の気持ちの中はうれしいというよりも、本当に道民の方々から改めてこれから民主党などが一矢報いた形となりました。
また、議会議員選挙、ここではとりわけ大阪が注目です。
今回はどう府会議員選挙が行われるわけですね。
今の大阪市を廃止しまして、5つの特別区を設ける、いわゆる大阪都構想の賛否を問う住民投票、これが来月に控えています。
それだけに、大阪市の橋下市長率いる大阪維新の会が第1党を占めます大阪府議会、それから大阪市議会の勢力の行方に関心が集まっています。
きょうは10の知事選挙、そして5つの政令指定都市の市長選挙、さらには全国41の道府県議会議員選挙も行われています。
さあ、そのうち奈良県知事選挙は、まだ決まっていません。
自民、民主、公明、改革の与野党4党が推薦する現職の荒井さんと、政党の支援を受けない元生駒市長の山下さんの争いとなっていますが、その奈良県知事選挙について見ていきます。
奈良の経済を強くしなきゃいけない、若者に、女性に、障害者に仕事の場をもっと探さなきゃいけない、やっとよくなる、もっとよくなる奈良を、われわれ、力合わせてやろうという流れをどうして止めるというのか、変えるというのか、そのような思いで戦ってまいります。
これまでと同じような政治や行政のスタイルを続けていても、奈良県が発展することはない。
組織が取り仕切る県政から、県民が横につながる県政へ。
そして内向きの守りの奈良県から、攻めの奈良県、打って出る奈良県へ。
NHKが行った出口調査の結果です。
奈良県知事選挙は現職の荒井さんと、無所属の新人で、元奈良県生駒市長の山下真さんの争いとなっていますが、自民、公明両党の支持層を固めた荒井さんが優勢です。
詳しく分析します。
有権者のふだんの支持政党ごとに、誰に投票したかを見ていきます。
政党名の右の数字はその政党の支持率を表しています。
荒井さんに投票したと答えた人の割合が赤、政党の支援を受けていない山下さんに投票したと答えた人は黄色で示しています。
荒井さんは、自民党支持層のおよそ70%、民主党支持層のおよそ40%、そして公明党支持層の90%近く、さらには支持政党を持たない無党派層から30%余りの支持を得ています。
一方、無所属の新人で、元奈良県生駒市長の山下さん、黄色で表していますが、自民党支持層の20%余り、民主党支持層の50%余り、無党派層の50%余りの支持を得ています。
さらに共産党の新人で、党奈良県委員会書記長の谷川和広さんは、共産党支持層の60%余りの支持を得ています。
このように奈良県知事選挙、自民、公明両党の支持層を固めた荒井さんが優勢です。
ではこの荒井さん、山下さんの陣営からお伝えします。
奈良市にある現職、荒井正吾さんの選挙事務所です。
7時半を超えたあたりから人が集まり始め、現在は、90人近くの人たちが集まっています。
荒井さんは海上保安庁長官や、参議院議員を経て、2期8年、知事を務めました。
現職の強みを生かし、企業誘致や観光振興などの実績をアピールしました。
大阪や京都などに働きに出る人が多い中、奈良県が経済面で自立する必要性を訴えた選挙戦でした。
県と市町村が同じ目線で、行政課題の解決を目指す、奈良モデルと呼ばれる政策を取ってきた荒井さん。
選挙戦では4つの政党から推薦を受けたほか、市町村長も応援団を作り、きのうも20人以上の市町村長が応援に駆けつけました。
現在、荒井さんは車で20分ほどの知事公舎で待機しているということです。
荒井事務所でした。
奈良市にある新人の山下真さんの選挙事務所です。
現在、50人ほどが集まり、テレビの開票速報を見つめています。
山下さんは生駒市長を3期目の途中で辞職して立候補し、政党の支援を受けず、主にボランティアに支えられて、選挙戦を戦いました。
大阪や京都に通勤する人のベッドタウンとして、子育て支援の充実など、生活に直結する施策を前面に掲げました。
また、観光面では、新たな施設を積極的に作るのではなく、今のままの歴史遺産や自然の魅力を新しい形で発信する振興策などを訴えました。
今、山下さんは自宅で待機しているということです。
山下真さんの事務所からお伝えしました。
では知事選挙、政令市長選挙でこれまでに当選確実になった方々の声です。
万歳!
皆様方と共に万歳はさせていただきましたが、ただ、私の気持ちの中は、うれしいというよりも、本当に道民の方々から改めてこれから先も任せたぞという、そういったご意思を示していただいたということで、身が引き締まり、またその責任の重さというものを、今、感じているところであります。
万歳!
大きなビジョンを掲げて、ヘルスケアニューフロンティアだ、世界に発信する神奈川モデルを作っていくんだ。
そしてこういったものを進めることによって、成長戦略、経済のエンジンを回していくんだと、それはやはり基本中の基本。
命輝く、世界に誇れる神奈川があるんだと、そんなふうに言われるように、全力を注いでまいりたいと思います。
ありがとうございます。
身の引き締まる緊張感と、責任感を感じたこの思いをしっかりと忘れることなく、胸に刻み、県民の皆さんから結果を求められ、実行・実現していく、そういう県政をしっかりと2期目、尽力をしてまいりたいと思います。
人口減少問題、そして地方創生ですね、これを福井県がモデルとなって、全国の先頭に立って進めてまいりたいと考えます。
地方をよくしよう、地方から国を変えていこう、また福井県、幸福度日本一でありますが、これを自信を持って訴えていこうという、そういうお気持ちを頂いたものと思っております。
自分の信念を貫く政治をさせていただいたと、その姿勢といいますか、心意気を皆様方に多少なりともお認めいただき、このきょうがあろうかと思います。
本当に心から御礼申し上げたいと思います。
ありがとうございます。
では北海道知事選挙で当選確実になりました、現職の高橋はるみさんと中継がつながりました。
高橋さん。
よろしくお願いします。
高橋でございます。
北海道知事として初めて4期目を担うことになりますが、ただこの12年の間も、人口減少が進んで、地域の再生、ますます重い課題になっています。
聞こえますでしょうか、高橋さん。
聞こえますか?ちょっと聞こえてらっしゃらないようですね。
高橋さん、聞こえますか?
はい、聞こえます。
人口減少の問題、高橋さんご自身ですね、新しい発想で、今まで以上に大胆に行動するとされていますけれども、こうした人口減少の流れというのは変えることはできるんでしょうか?また、どう取り組んでいかれますか?
変えることができるかどうかではなく、変えていかなければならない、それが私のこれまで12年を踏まえての考え方であります。
179、北海道には市町村がございますので、それぞれの地域の首長の方々、あるいはそれぞれの団体の方々、道民各改革層の方々としっかり連携をして、それぞれの地域の産業を中心として、雇用の場、そして医療・福祉、しっかり振興して、人口減少問題の流れを変えていかなければならない、そんなふうに考えております。
高橋さん、原発の再稼働についてお尋ねしたいんですけれども、今回、選挙戦を争った佐藤さんは、脱原発を目指す、その姿勢が高橋さんと一番の違いだというふうに訴えていらっしゃいました。
高橋さんは泊原発の再稼働、この是非についてどう判断し、今後のエネルギー政策、どのように進めていくべきだというふうにお考えなんでしょうか?
まず北海道はすべての新エネルギー、再生可能エネルギーについて、そのふぞん量は日本一のものが多々あります。
まさに再生可能エネルギーの宝庫だと思っておりますので、それを大きな電源の一つとして位置づける、これに向けてのロードマップはもうすでに去年、道民の方々にお示しをしております。
そしてそういう中で泊の再稼働についてはまず、なんといっても安全性の確保ということが不可欠であります。
規制委員会において、厳正なる審査をまずはお願いをしたいと思います。
地元の再稼働の判断については、道民の代表として選ばれます、道議会の方々と徹底的に議論し、そして地元の自治体の方々と議論をしたうえで、知事として判断をしていきたい、このように考えております。
高橋さん、TPPについてなんですが、国会決議を順守し、きぜんとした姿勢を貫くことを国に求めるとされています。
具体的には、高橋さんご自身、どのような立場を取られるのか、また交渉を進める政府に対して、どう働きかけていかれるんでしょうか?
3月26日告示になる2週間ぐらい前でしょうか、3月初めにJA北海道の代表の皆様方と道議会の方々と共に、私自身、林農水大臣に申し入れをいたしまして、重要品目をしっかり守ること、きぜんとした態度で交渉すること、そういったことの申し入れをいたしているところであります。
このことはJA北海道産からは今回の選挙でご推薦を賜っておりますので、これからも連携をしながら、専業性の高い北海道の農業を守っていくために、しっかり発信をし、行動していきたいと考えております。
高橋さん、どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
北海道知事選挙で当選確実になりました、高橋はるみさんに聞きました。
ここで投票率に関する情報です。
NHKが各地の選挙管理委員会を通じて、知事選挙の投票率をまとめたところ、自民、公明両党と民主党が事実上、対決する構図となっている北海道は、午後6時現在の推定投票率が、39.36%で、前回4年前に比べて3.19ポイント低く、大分は午後5時現在の推定投票率が33.63%で、前回に比べて5.33ポイント低くなっています。
また道府県議会議員選挙と政令指定都市の市議会議員選挙のうち、今の大阪市を廃止して、5つの特別区を設ける、いわゆる大阪都構想の賛否を問う住民投票を来月に控える大阪では、午後6時現在の投票率が、大阪府議会議員選挙は30.81%で、前回より2.45ポイント低く、大阪市議会議員選挙は、32.02%で、前回より2.13ポイント低くなっています。
曽我さん、この投票率が全体的に前回を下回っているというような結果になっているわけですけれども、これについてはどう分析すればいいんでしょうか?
今回、10の道と県で知事選挙が行われましたが、このうち与野党対決型は北海道と大分の2つです。
多くがいわゆる与野党の相乗り型ということになったのが要因の一つに挙げられると思います。
中央、地方問わず厳しい財政状況にある中で、予算を編成し、執行するという大きな権限を持ちます現職知事と対立するのは得策ではないという現実的な判断が各党にはあるものと見られます。
また、統一地方選挙とはいいますものの、東京都知事選挙は今回初めて外れまして、首都決戦がなくなりました。
対象となる選挙は大きく減って、選挙を同じ日にまとめ、有権者の関心を高めるという効果は、薄れつつあると思います。
そしてきょうは、道府県議会選挙と、それから政令指定都市の市議会議員選挙も行われているわけですけれども、無投票で当選が決まるというケースも多かったですよね。
そうですね、道府県議会議員選挙、総定数の20%以上、500人余りが無投票で当選が決まりました。
これ、議員の5人に1人が無投票当選したという計算になります。
今回、国政で野党第1党の民主党の候補者の擁立が前回に比べて、およそ40%減るなど、政党が擁立を絞ったことが影響していると思います。
また地域によっては、事情は異なるとは思うんですけれども、背景には人口減少、それから高齢化に悩む地域で、候補者のなり手が不足しているということも挙げられると思います。
今入った情報です。
自民党の茂木選挙対策委員長は、午後8時過ぎ、党本部で記者団に対し、次のように述べました。
これで奈良も含めて、勝利することができれば、知事選10戦10勝という形で、大きな成果だと、このように考えております。
景気回復の実感と、こういったものをしっかりと地方に一日も早く届けてほしい、こういう期待感というのが大きかったと、そのように思っております。
同時に、現職の知事を含め、これまですでにやってきた仕事に対する評価というのも大きかったんだろうと、このように考えています。
ではここで、大分県知事選挙で当選確実になりました、現職の広瀬勝貞さんと中継がつながりました。
広瀬さん。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回、事実上、与野党が対決するという構図になったうえに、知事と直前まで大分市長を務めた方が対決するという選挙戦となりました。
このしこりというものをどう解消して、今後の県政の運営を進めていくお考えなんでしょうか?
そうですね、私の気持ちとしては、保革の対決とかそういう気持ちは全然なくて、これまでやってきた県民中心の県政、いわゆる県民としての仕事をやってきたと、そういう気持ちですから、これからもそういう気持ちで、県民中心にいろんなことを進めていくということだと思いますね。
広瀬さん、地方の活性化がこれまで以上に切迫した課題になる中で行われた今回の統一地方選挙なわけですけれども、大分でも高齢化や人口減少、進んでいると思います。
そうした流れを変えていくために、4期目の県政、具体的に何から、どのように取り組んでいかれますか?
これが一番大事なことでしてね、私は1つはやっぱり仕事をしっかり大分に作っていく、あるいは仕事を呼び込んでいくということだと思います。
これまで企業誘致等々の実績があるから、それに加えまして、地元の農林水産業の振興だとか、あるいは中小企業の振興だとか、そういうことをやりながら、仕事をしっかり作っていくというのが一つ、そしてもう一つは、その仕事をやっぱり求めて、多くの人が大分に住みついてもらう、あるいは大分に来てもらうという、その人を大事にし、人を育てていくという、この2つをしっかりやっていきたいというふうに思っています。
広瀬さん、ありがとうございました。
ありがとうございました、よろしくお願いします。
大分県知事選挙で当選確実になりました、現職の広瀬勝貞さんに聞きました。
統一地方選挙前半戦、きょうは全国41の道府県議会議員選挙も行われました。
開票はこれから始まりますが、その争点について松村アナウンサーがお伝えします。
その全国41の道府県議会議員選挙の中でも、注目されるのが大阪です。
NHKは、今の大阪市を廃止して、5つの特別区を設ける、いわゆる大阪都構想の賛否を問う住民投票を来月に控える中、大阪府議会議員選挙と大阪市議会議員選挙の投票を終えた有権者3980人余りを対象に、大阪市内の40か所の投票所で調査を行い、61%に当たる、およそ2450人から回答を得ました。
今回の2つの選挙は、住民投票とは異なるものですが、きょう、投票を行った大阪市民が、どのような意識を持っているのかを知る参考になると考えています。
大阪都構想への賛否を尋ねたところ、賛成が52%、反対が48%でした。
賛成と答えた人に理由を尋ねたところ、二重行政の解消が66%、大阪の経済成長が25%、支持する政党が賛成しているが4%でした。
反対の理由としては、大阪市の存続が42%、議論が不十分が39%、支持する政党が反対しているが9%でした。
また来月に予定されている住民投票に行くかどうかを尋ねたところ、行くが86%、行かないが2%、まだ決めていないが12%でした。
行くと答えた人のうち、賛成が53%だったのに対し、47%が反対でした。
支持政党別に見てみますと、それぞれのグラフの赤が賛成、青が反対です。
自民党の支持層は、68%が青、反対。
32%が赤の賛成でした。
民主党の支持層は87%が反対、13%が賛成。
公明党の支持層は、75%が反対、25%が賛成。
維新の党の支持層は97%が賛成、3%が反対。
共産党の支持層は、85%が反対、15%が賛成でした。
また、
統一地方選挙前半戦、10の知事選挙のうち、自民、公明両党と、民主党が事実上対決する構図となった北海道と大分の知事選挙では、ともに与党が支援する候補が当選を確実にしました。
残る8つの知事選挙では、奈良を除く7つで、いずれも現職の当選が確実となり、合わせて4人の争いとなった奈良県知事選挙でも、NHKの出口調査によりますと、現職の候補が優勢です。
一方、5つの政令指定都市の市長選挙のうち、自民党と民主党などが対決する構図となった札幌市長選挙は、民主党と維新の党が推薦する新人の元札幌市副市長が初めての当選を確実にしました。
ご覧いただいているのは、NHKが行った出口調査の結果です。
有権者がどの候補に投票したのか、割合を棒グラフで表示しています。
与野党が対決する構図となった北海道知事選挙。
自民党北海道連と公明党北海道本部が推薦する、無所属で現職の高橋はるみさんが4回目の当選を確実にしました。
北海道知事選挙は、高橋さんと、無所属の新人で民主党北海道連が支持するキャスターの佐藤のりゆきさんの争いとなっていました。
神奈川県知事選挙です。
自民党、民主党、公明党、日本を元気にする会の各党が推薦する黒岩祐治さんの2回目の当選が確実になりました。
福井県知事選挙です。
自民党福井県連、民主党福井県連、公明党福井県本部が推薦する西川一誠さんの4回目の当選が確実になりました。
三重県知事選挙です。
自民党と公明党が推薦する鈴木英敬さんの2回目の当選が確実になりました。
4人が立候補した奈良県知事選挙です。
NHKの出口調査によりますと、無所属の現職で、自民党、民主党、公明党、新党改革が推薦する荒井正吾さんと、無所属の新人で、元奈良県生駒市長の山下真さんの争いとなっていて、荒井さんが優勢です。
鳥取県知事選挙です。
自民党、民主党、公明党が推薦する平井伸治さんの3回目の当選が確実になりました。
島根県知事選挙です。
自民党と公明党が推薦する溝口善兵衛さんの3回目の当選が確実になりました。
徳島県知事選挙です。
自民党徳島県連が推薦する飯泉嘉門さんの4回目の当選が確実になりました。
福岡県知事選挙です。
自民党、民主党、公明党、維新の党、社民党が推薦する小川洋さんの2回目の当選が確実になりました。
続いて自民、公明両党と民主党が事実上対決する構図となった大分県知事選挙です。
自民党大分県連と公明党大分県本部が推薦する、無所属で現職の広瀬勝貞さんが4回目の当選を確実にしました。
大分県知事選挙は、広瀬さんが両党の支持層に加え、支持政党を持たない無党派層など幅広く支持を集め、無所属の新人で、民主党の地元の国会議員から支援を受けた、元大分市長の釘宮磐さんら、ほかの4人の候補を抑えました。
続いて政令指定都市の市長選挙です。
自民党と民主党などが対決する構図となった札幌市長選挙。
無所属の新人で、民主党と維新の党が推薦し、社民党と新党大地が支持する元副市長の秋元克広さんが、民主党の支持層を固めたほか、支持政党を持たない無党派層の支持で、無所属の新人で自民党が推薦する元総務省自治大学校研究部長の本間奈々さんらを抑えて、初めての当選を確実にしました。
神奈川県の相模原市長選挙は自民党、民主党、公明党が推薦する加山俊夫さんが3回目の当選を確実にしました。
静岡市長選挙は、自民党と公明党、新党改革が推薦する田辺信宏さんの2回目の当選が確実になりました。
静岡県の浜松市長選挙は鈴木康友さんが3回目の当選を確実にしました。
そして広島市長選挙です。
自民党、民主党、公明党が推薦する松井一実さんの2回目の当選が確実になりました。
では知事選挙、政令指定選挙でこれまでに当選確実になった方々の声です。
万歳!
皆様方と共に万歳はさせていただきましたが、ただ、私の気持ちの中は、うれしいというよりも、本当に道民の方々から、改めてこれから先も任せたぞという、そういったご意思を示していただいたということで、身が引き締まり、またその責任の重さというものを今、感じているところであります。
万歳!大きなビジョンを掲げて、ヘルスケアニューフロンティアだ、世界に発信する神奈川モデルを作っていくんだ、そしてこういったものを進めることによって、成長戦略、経済のエンジンを回していくんだと、それがやはり、基本中の基本、命が輝く世界に誇れる神奈川があるんだ、そんなふうに言われるように、全力を注いでまいりたいと思います。
人口減少問題、そして地方創生ですね、これを福井県がモデルとなって、全国の先頭に立って進めてまいりたいと考えます。
地方をよくしよう、地方から国を変えていこう、また、福井県幸福度日本一でありますが、これを自信を持って訴えていこうというそういうお気持ちを頂いたものと思っております。
ありがとうございます。
身の引き締まる緊張感と、責任感を感じた、この思いをしっかりと忘れることなく、胸に刻み、県民の皆さんからけっかをもとめられ実行実現していく、そういう県政をしっかりと2期目、尽力をしてまいりたいと思います。
県民の皆様と一緒になりまして、鳥取から元気を作っていく、人を元気に、産業を、声を元気に、また町を元気にする、元気プロジェクトを始め、地方創生の騎士として、鳥取県はこれからようやく踏み出してまいりたいと思います。
万歳!将来に向けて、夢と希望を持っていただくためには、地方創生を絵に描いた餅ではなく、おいしく食べていただける餅にする必要があります。
地方創生のあらゆる処方せんを全国に発信をし、日本創生の礎を徳島から築き上げてまいりたいと。
万歳!この4年間、全力投球、やらせていただきましたけれども、この間、福岡県は元気になってまいりました。
雇用も増え、農産物輸出も過去最高額、女性の社長も3000人増える、持ち直しをしてきております、この福岡県の経済、その回復をしっかりしたものにしていく、そして県内の皆様にそれを実感していただくようにしていかなければならない。
皆さんのお力のおかげで、この課題の解決に向けて、さらに県政を担当させていただくことになったと。
安心、活力、発展の大分県作りをさらに進め、大分県版地方創生の足がかりをなんとしてもつかまえたいと。
自分の信念を貫く政治をさせていただいた、その姿勢といいますか、心意気を皆様方に多少なりともお認めいただき、このきょうがあろうかと思います。
本当に心から御礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございます。
万歳!
リニアの駅口ですとか、また圏央道、また小田急多摩線ですか、こういった事業を市民のお力添えを頂きながら、長年取り組んできた、これが見えてきたということでございますから、これをやっぱり生かしていく、経済成長があるようなですね、できる、そういう都市作り、これをしっかりやりながら、求めながら、そして未来に期待が持てる相模原作り、これを進めていきたい。
ではここで鳥取県知事選挙で当選確実になりました、現職の平井伸治さんに直接、聞きたいと思います。
平井さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
人口57万人と、全国で最も少ない鳥取県ですけれども、このまま出生率などが改善されなければ、2060年までにはさらに20万人減るという試算もあるというふうに聞いています。
まさに待ったなしの状況だと思うんですが、どんな手を打っていかれますか?
今までも少子化対策だとか、移住政策をやってまいりまして、移住者も増え、合計特殊出生率も1.62まで上がってまいりました。
しかし向こう4年間で1.72に上げるように、少子化対策、教育対策に重点投資をしていきたいと思います。
これは県民の皆様との共同作業になろうかと思います。
鳥取からそうした人の元気を作っていきたいというふうに思っております。
例えば、第3子以降の保育料の無償化とか、高校生までの小児医療費の助成制度だとか、そうした具体的な制度設計も、県民の皆様や市町村と相談して、導入していきたいと思います。
平井さん、その正規雇用1万人、それから今後4年間で移住者を4000人増やすということを訴えてこられたようですけれども、簡単な目標ではないと思いますが、これ、どうやって実現するんでしょうか、また、国にはどんな政策をお求めになりますでしょうか?
やはり私たちのほうでも、今ない産業、例えば…関連産業だとか、そうした企業さんを誘致をしてくる、それから中小企業の応援を積極的にやる、これによって雇用を、正規の雇用を作っていかなければなりません。
1万人という目標は確かに高いんですけれども、しかし手が届く範囲だろうというふうに読んでおりますし、まさに若い人たちが、暮らしていくために安心していくためには、こういうことが必要だということが言われています。
移住者4000人も今、3000人まで年間4年間で増やしてきましたので、これを4000人にすることもそう難しいことではないと思います。
おっしゃるように、やっぱり国にも手伝ってもらわなきゃいけない、私ども鳥取県は、石破大臣の地元でありますから、それだけの責任もあるし、失敗したらいかんというところもあります。
ですから、ぜひ国にも働きかけながら、われわれも頑張るという姿勢でいかなければ、これは成就しないと思います。
そんな意味で、若手の知事と一緒になって、これから地方創生を立ち上げるぞと、頑張るぞというそういう知事グループを作って旗揚げしていきたいと思います。
鳥取県は5000円で買えば1万円分の宿泊券になるという、プレミアム付き宿泊券、これが4分で完売になって、大変好評だったそうですけれども、ただこうした政策を一時的なものに終わらせないようにするためには、どう取り組んでいかれますか?
例えば海外からの旅客誘導をするために、エコやスポーツのリゾート作りを進めていく。
これは田舎のよさがあるんだと思うんですね。
例えば、鳥取県でジャマイカの陸上チームがキャンプを張ることになりました。
あのボルトがやって来るわけです。
それは自然の条件がいいなどの優位な点があるわけであります。
これは都会にはないもの、それは田舎だからこうやって勝負できるぞってものをきちんと考えていければ、出口はあるんじゃないかなと思います。
例えば、JRさんの豪華寝台列車を引き込む、また海外からのチャーター便を引き込む、また最近は、国際クルーズ船がどんどんと、鳥取県にはアジア大陸に近いもんですから、入ってくるようになりましただいぶ、今、時代が変わり始めている、この時代を捉えることができれば、決して地方創生から元気を作っていくというのは、無理なことではない。
ただ難しいチャレンジですから県民と一緒に取り組んでいかなければならないと思います。
平井さん、ありがとうございました。
どうもありがとうございます。
では続いて、三重県知事選挙で当選確実になりました、無所属現職の鈴木英敬さんとつながっています、鈴木さん。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回、知事選挙に立候補した現職の中では最も若い40歳ということですが、選挙戦では、待機児童対策ですとか、子どもの学力向上を訴えてこられました。
子育て世代の代表として、どのような政策を一番に実行していこうとお考えでしょうか?
そうですね、やはり三重県においても人口減少が深刻ですので、それに歯止めをかけるには、やっぱり暮らす場に魅力がないといけなくて、私ももうすぐ3歳になる子どもがいるんですけど、その同じ子育て世代の皆さんからは、やっぱり教育環境が充実している、学校や地域で学力や体力や道徳意識、そういうのが学べる、そういう場であることが地域の魅力だとよく聞きますので、そのあたりについて、しっかりと子どもたちがやればできると思えるような、そういう教育環境を作っていきたいと思います。
鈴木さん、三重県、工業県でもあるかと思うんですけれども、この都市部や工業地域だけではなくて、農村漁村を活性化するために今後、どのような政策に取り組んでいくお考えでしょうか。
また、国にはどういった政策をお求めになりますか?
私、1期目の最後に三重県って、雇用数が最も多い部類が食の産業なんですね。
なのでその食の産業振興ビジョンというものを作らせていただきましたので、それを実行していくことで、食において雇用を創出していくというようなことを一つ掲げていきたいのと、三重県は1人当たりの製造品出荷額が全国1位なんです。
それは自動車、電機電子、石油化学というところが支えていますので、そこにプラスアルファ航空機産業とかヘルスケア産業、そういうものを足していくことで、働く場を作り、産業を伸ばしていくという形でやっていきたいと思いますし、神宮式年遷宮で、大きなチャンスを得た観光、これも情報発信中心になってしまっていますので、人材育成や事業環境整備、そういう観光を産業化していく、そういうことにも取り組んでいきたいというふうに思います。
三重県といいますと、防災も大きな課題だと思います。
特に、南海トラフの巨大地震による津波対策などには、具体的にどう取り組んでいかれますか。
1期目4年間の間で、200か所の海岸堤防の緊急補修を行いました。
そして現在、その津波が河川を溯上してくるおそれがありますので、河川の河口部の堤防の整備をしました。
こういうハード整備と、あと私たち、防災の日常化っていうのは合言葉にしています。
県民の皆さんに日常から防災を考えていただくそのソフト対策、これを防災教育などと含めて、志位委員長と連携をして、少しでも妥協せずに1人でも多くの命を救う、そういう防災対策を引き続き取り組んでいきたいと思います。
鈴木さん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
では続きまして、広島市長選挙で当選が確実になりました、現職の松井一実さんに聞きたいと思います。
松井さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
原爆投下から70年を迎えます。
核兵器の廃絶に向けて、政府や世界に何をどのように発信していかれるのか、また被爆者の平均年齢が80歳に迫るという中で、この被爆体験を風化させないために、どのように取り組んでいかれますか?
広島の思いというのは、まさに被爆の実相ですね、これを多くの方に伝えて、被爆者のような方を二度とこの世に作ってはいけない、そんな思いですね。
ですから、この広島としてやるべきは、被爆の実相を守り、広め、使えるということに、力点を置いていきたいと思いますし、その実相に取り組むために、多くの世界の犠牲者に直接広島の地で、それを実感していただくということをやりたいと思うんですね。
そして伝える側とすれば、例えば被爆樹木、あるいは被爆建物、そういったものも守り、伝え、広めるということに役立つよう、その支援を充実強化していきたいと思いますし、被爆された方々、今まさに高齢化されていますので、次の世代はそういったことを伝えられるように、伝承者といいますかね、そういった方々をしっかりと養成していくといったようなことに力を入れていきたいというふうに思っています。
松井さん、国政の動きについてお尋ねします。
安倍政権は集団的自衛権の行使容認を閣議決定するなど、いわゆる安全保障政策の見直しを進めていますけれども、被爆地の市長として、こうした動きについて、どのようにお考えになっていますでしょうか。
私自身は、被爆地のこの広島、あるいは被爆された方々、戦争体験された方々ですね、この日本からですね、決して戦争、戦いを仕掛けるというふうなことを望む方はいないと思いますし、それをない世界をどう築いていくかということを願っております。
ですから、こういった思いをしっかりと受け止めていただくということを、つとにお願いしてますし、いわば、世界の中での日本のたちいち、核兵器を持っている国、持っていない国のしっかりとした橋渡しをしですね、被爆者の思いを世界の為政者に発信できるような、そういった立ち位置、政治ですね、やっていただきたいなというふうに思っています。
去年8月に起きた土砂災害からの復興も大きなテーマだと思うんですけれども、砂防ダムですとか避難路の整備、これ、急がれていますが、一方で住宅の立ち退きやまちづくり、強いリーダーシップが必要だと思います。
これ、どうやって進めていかれますか?
これはハードといいますか、今言われたような、施設群の整備については、可及的速やかに国、県、市が一緒になって必要な予算措置を講じ、関係の施策、工事などを進めていくということがいると思います。
それを早めることが今、いわば仮住まいをされておってこの地域がどうなるかということは、目に見える形で分かるようになれば、引き続きその地に住まうか、あるいはもっと別の地で住まいたいと、その決断をされるということになろうと思いますね。
そして住居の手当をどうするかということで、いわば、先の見通せるような状況を早く作り出し、そして今、不安に陥っておられる多くの仮住まいをされてる方々の安心、安全、そしてしっかりした今後の展望が開けるような、対応をしたいというふうに思います。
急ぐということと、そして今お悩みの方々の精神面のいろんな苦痛、そういったものについても丁寧に相談していくと、そういうことをやり続けていくべきかなというふうに思っています。
松井さん、ありがとうございました。
どういたしまして。
さあ、統一地方選挙の前半戦、各党は何を訴え、どう臨んだのかを見ていきます。
統一地方選挙に勝ち抜いて、たそがれから新しい朝を迎えた日本の夜明けを確かなものとしていこうではありませんか。
共に頑張っていきましょう。
よろしくお願いします。
どうもありがとうございました、よろしくお願いします。
選挙戦の陣頭指揮に立ったのは、自民党、谷垣幹事長。
今回の統一地方選挙を、政権奪還の総仕上げと位置づけ、アベノミクスや地方創生を訴えました。
最後の訴えに選んだ場所は、北海道札幌市。
知事選挙と市長選挙で民主党と事実上、対決する構図となっていました。
民主党、岡田代表です。
今回の選挙を党の土台固めと位置づけ、反転攻勢につなげたい考えです。
アピールしたのは、格差の是正。
母子家庭などの貧困問題を訴えました。
安倍政権に対しては、安全保障政策を批判。
公認候補全員の当選を目指す公明党の山口代表は、接戦が予想される選挙区に、重点的に応援に入りました。
皆さん、こんにちは。
なっちゃんです。
維新の党が重視したのは、大阪府議会と市議会の選挙。
いわゆる大阪都構想を巡る住民投票の前哨戦と位置づけました。
共産党の志位委員長です。
今回の選挙を、安倍政権に地方からノーという審判を突きつけるチャンスだと訴えました。
どうぞよろしくお願いします。
曽我さん、今回の選挙に臨んだ各党の訴え、改めてまとめてください。
来年に参議院選挙ありますから、各党とも地方組織を強化するために、接戦、激戦区を中心に。
ちょっと待ってください。
今、ここで、奈良県知事選挙で当選確実が出ました。
奈良県知事選挙、無所属で現職の荒井正吾さんの当選が確実になりました。
現在の開票状況、画面の左下に表示しています。
開票率は2%です。
荒井さんが現在、8000票余り、そして、元の生駒市長の山下さんが、山下さんが現在2500票余りとなっています。
どうぞ皆さん、拍手を持ってお迎えいただきますようお願いします。
荒井さんの事務所からお伝えします。
こちらは奈良県知事選挙で当選が確実になりました、荒井正吾さんの陣営です。
今、支持者が立ち上がって大きな拍手を送っています。
まもなく荒井さんがこの事務所に姿を見せると思われます。
奈良県知事選挙は無所属で自民党、民主党、公明党、新党改革が推薦する現職の荒井さんに、共産党の新人や、無所属の新人で、元奈良県生駒市長、また無所属の新人で、コンサルタント会社の社長の3人が挑みました。
奈良県知事選挙は現職の荒井さんの当選が確実になりました。
大きな拍手が沸いています。
今、荒井さんの姿が見えました。
荒井さんが陣営に姿を見せました。
荒井さんは海上保安庁長官などを務めたあと、参議院議員を経て、平成19年の知事選挙で初当選し、これまでに2期務めています。
今回が3回目の当選確実です。
曽我さん、これでこのすべての知事選挙で、現職が当選を確実にしたということになりますね。
知事選すべてで現職が当選を確実にしたと。
それから政令指定都市の市長選挙、これでも札幌市長選挙以外、すべて、現職が当選を確実にしたと、現職が強いなという印象を受けました。
勝因はそれぞれの地域によって異なるとは思うんですけれども、共通して言えますのは、安倍政権が地方創生を重要課題に掲げ、これまで以上に人口減少、それから高齢化対策に注目が集まる中で、地方のパイプとでも言いましょうか、経験に裏打ちされたその政治手腕、これに期待が寄せられたということはいえると思います。
今回の知事選挙、自民党にとっては政権奪還後、沖縄ですとか佐賀など、取りこぼしもこれまであっただけに、まずは安どしているということだと思います。
一方、民主党ですけれども、自民党と対決する構図となった知事選挙の北海道、それから大分で敗れたということで、来年の参議院選挙に向けた戦略の練り直しが迫られそうです。
とりわけ、全体の勝敗を左右すると言われています、1人区での戦い方、それからほかの野党との選挙協力の在り方が、今後課題となりそうです。
今夜、これからは来年の参議院選挙など、国政選挙で運動の中核となります、地方議員を選ぶ、41の道府県議会選挙の開票が進みます。
まずこの中でもとりわけ、いわゆる大阪都構想の賛否を問う住民投票の前哨戦となっています、大阪府議会議員選挙、それから大阪市議会議員選挙、この結果の行方に注目が集まりそうです。
奈良県知事選挙で当選が確実になりました、荒井正吾さんの事務所の現在の様子です。
荒井さんが壇上に上がりました。
それでは今回の荒井正吾知事の当選を祝して、万歳を三唱します。
3回お願いします。
大きな声でお願いします。
万歳!
事務所に万歳の声が沸き上がりました。
荒井さんは70歳。
今回が3回目ということになります。
曽我さん、改めて今回は現職がいずれも当選を確実にしたということになりますね。
現職が強いという点、どのように見ますか?
現職の知事というのは、予算の編成ですね、それから執行の大きな権限を持っていますから、各党からすると、そういった現職を推すという選択を取ったということは言えると思います。
今回の知事選挙でも6つの選挙で、相乗りの形となりましたので。
荒井さんのインタビューです。
当選確実を頂きまして、ありがとうございました。
このたびの選挙は本当に多くの人が、力強いご支援を賜りまして、そのことに対しても、感謝の気持ちでいっぱいです。
ご支援いただきましたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
奈良県の知事選挙で、これほどの大勢で応援していただいたのは、政治家みょうりに尽きるといいますか、本当に心から感謝をしております。
ありがとうございました。
これまでの荒井県政、2期8年間ございましたけれども、どういったところが今回、支援者の方々に支持されたと思いますか?
いろいろな施策を実行してまいりましたので、それをよく感じていただいた人は、荒井さん、その政策を継続してください、続行してくださいとおっしゃっていただいたと思います。
奈良モデルといわれるような、県と市町村が連携して、協力して、奈良をよくしようということを理解していただいた人には、大変心強い、力強い、ご支持を頂いたような感じがいたします。
荒井さんはこれまでの2期8年間の間でですね、リニアやホテル誘致など、さまざまなことに取り組んでこられたかと思いますけれども、改めて3期目の目標をお願いいたします。
そうですね、今、本当に芽が出かかっているプロジェクトがずいぶんあります。
病院が建設中ですけれども、医療提供体制をやはり充実したいと思いますし、産業をもっと強くしたい、観光産業、それと結構いい製造業ありますので、それから農業、林業などを、経済を強くしたい、そのように強く思います。
統一地方選挙の前半戦、奈良県知事選挙は、現職の荒井正吾さんの3回目の当選が確実になりました。
この結果、10の知事選挙はすべて現職が当選を確実にし、このうち、自民、公明両党と民主党が事実上対決する構図となった、北海道と大分では、ともに与党が支援した候補が当選を確実にしました。
一方、5つの政令指定都市の市長選挙のうち、自民党と民主党などが対決する構図となった札幌市長選挙は、民主党と維新の党が推薦する新人の元札幌市副市長が、初めての当選を確実にしました。
では、知事選挙、政令市長選挙の開票状況、高瀬アナウンサーがお伝えします。
知事選、政令市長選の順に見ていきます。
万歳!
奈良モデルといわれるような、県と市町村が連携して、協力して奈良をよくしようということを理解していただいたと。
産業をもっと強くしたい、観光産業、結構いい製造業ありますので、それから農業、林業など、経済を強くしたい。
2015/04/12(日) 20:00〜22:05
NHK総合1・神戸
2015統一地方選開票速報[字][デ]
▽知事選・政令市長選有権者は誰を選んだかその結果を一挙紹介▽与野党対決どうなる 注目選挙を徹底分析▽激戦の開票状況は?時々刻々と伝えます
詳細情報
番組内容
▽知事選・政令市長選有権者は誰を選んだかその結果を一挙紹介▽与野党対決どうなる注目選挙を徹底分析▽激戦の開票状況は?時々刻々と伝えます▽道府県議選を舞台に各候補どう戦ったのか▽選挙で浮かび上がる地域の実情に迫る▽各政党は選挙結果をどう受け止めるのか?▽中央政界への影響を政治記者が詳しく解説▽メインキャスターは武田真一▽新知事に聞く・課題にどう取り組む▽当選・当確者の声▽ネット・スマホ・データ放送も
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