8おはなしのくに「ロボット・カミイ」 2015.04.13


あるひたけしとおとなりのようこはおかあさんがすてようとしたダンボールばこでロボットをつくることにしました。
「そうだようこちゃんふたりのはこをあわせたらロボットができるよ」。
「ホントだ。
そうしよう。
せかいいちりっぱなロボットをつくろうよ」。
そうしてふたりはロボットをつくりはじめました。
ようこがかいたロボットのかおはないているようなかおでした。
「どうしよう。
なきむしロボットになっちゃったわ」。
「いいよいいよ。
じゃあなみだのもとをいれとこう」。
いよいよロボットができあがりました。
「かみのはこでつくったロボットだからなまえはカミイにしよう」。
「さんせい。
きみはロボットカミイなのよへんじしろ」。
…とようこがロボットにいうとロボットはほんとうにへんじをしました。
「い〜だ。
ぼくはひとにぼくのなまえをおしえてもらうほどバカじゃないよ」。
カミイはそういうとはしりだしそとへとびだしました。
たけしとようこはあわてておいかけます。
「うわぁなきむしロボットじゃなくていばりんぼうロボットだ」。
「はあ…はあ…はあ…」。
はらっぱまでいくとカミイがちいさいおんなのこをなかせていました。
「あ〜ん!わるいロボットがわたしのちびゾウをとってった〜!」。
「こらカミイちびゾウをかえしてやれ」。
「いやだよ。
えい!」。
「イテテテ…」。
・「ぼくはロボットせかいいちつよいロボットだ」・「わるいこなんかかたてでヒョイとつきとばす」…とはしりだしたカミイでしたが。
パシャン!みずたまりにあしをつっこんでしまいました。
「うわぁみずはやだ〜。
うわ〜ん!ぼくもちびゾウがほしいよ〜!」。
ビーだまぐらいのなみだのつぶがカミイのからだをどんどんぬらしていきます。
「たいへんだ!これじゃあカミイはこわれてしまうわ」。
「そうだカミイ。
ぼくたちのようちえんへいこう。
ようちえんじゃみんなちびゾウをつくるんだよ」。
つぎのひたけしとようこはカミイをつれてようちえんへいきました。
ももぐみのみんなはカミイのためにおりがみのちびゾウをつくってくれたのですが…。
「これあげるよ」。
「なんだこれ?ぜんぶちびゾウじゃないじゃないか」。
「チェッせっかくつくってやったのにカミイなんかきらいだよ。
そとであそぼう」。
(さっていくあしおと)「カミイがわたしのいえこわしちゃった〜!」。
そのひからカミイはいたずらばっかりするのでたけしもようこもこまってしまいました。
「カミイみたいにじぶんかってなこはようちえんにこないほうがいいわ!」。
たけしはあわてていいました。
「ねえちょっとまって。
カミイもようちえんにいきたいんだからひとりグループにしたら?」。
「ひとりグループでへいきさ。
ひとりのほうがせいせいするよ」。
「いらっしゃ〜い!」。
「これちょうだい」。
きょうはようちえんでおみせやさんごっこをするひです。
みんなのみせはしなものもいっぱいでだいはんじょうなのにひとりグループになったカミイはひとりぼっちででんきやをしています。
「ぼくのみせにもテレビとでんきスタンドがありますよ」。
「ここもおみせだったのね。
かざりがないからおみせじゃないとおもったわ。
うるものたった2つしかないの?」。
「う…うん」。
「あっあっちのでんきやのテレビのほうがほんものみたいでいいよ」。
(さっていくあしおと)「ぼくはつよいロボットだもん。
ひとりぼっちだって…へいきだもん…」。
そこへさっきのおとこのこがかけこんできました。
「ぼくやっぱりここのテレビかうよ」。
「ありがとう!」。
・「ぼくはロボットひとりぼっちじゃないんだよ」・「ぼくのテレビはすぐうれる」・「ひとりグループだってへいきだよ」そのひももぐみはみんなそろってのはらへいくことになりました。
そのとちゅうおおきなみちのあおしんごうをわたろうとしたそのとき…。
(エンジンのおと)「あぶな〜い!あ〜!」。
「ぼくはせかいいちつよい!」。
「カミイ〜!」。
(サイレン)こどもたちにつっこんできたしんごうむしのダンプカーはとまりました。
でもダンプカーのまえにとびだしたカミイは…。
「カミイはしんだのよ」。
ようちえんにせんせいがつれてかえってきたカミイはダンプカーにひかれてペシャンコになっていました。
「グスン…グスン…。
きょうカミイがダンプカーをとめてくれなかったらわたしきっとしんでいたわ」。
「カミイのおそうしきをしようよ」。
「そうだ。
カミイにちびゾウをつくってやろう」。
たけしとようこはペシャンコになったカミイをなおしはじめました。
「これ…なみだのもとだわ」。
なおしてもらったカミイはただねむっているようにみえました。
「カミイ…」。
するととつぜん…。
カミイがおきあがりました。
「カミイ!」。
「あっちびゾウだ」。
カミイのめにはなみだのつぶがうかんでキラリキラリとひかりました。
そしてかみのカミイのからだはこうてつせいのピッカピッカになっていました。
「うごけちびゾウ!」。
「ぼくロボットのくにへかえるんだ。
ロボットたちにちびゾウをもってかえってやるんだよ。
さよなら」。
「さよなら」「さようなら〜!」。
たけしはさけびました。
「わからんちんのいばりんぼうのなきむしロボットのカミイ〜!」。
カミイとちびゾウはようちえんのもんをでてみえなくなりました。
「さよならカミイ!」。
「さようならカミイ〜!」。
するととおくからかすかにカミイのでたらめうたがまたきこえてきました。
・「ぼくはロボットひとりじゃないよ」・「ひとりだったらおみせやごっこもできないもん」・「いいしなものもできないもん」2015/04/13(月) 09:40〜09:50
NHKEテレ1大阪
おはなしのくに「ロボット・カミイ」[解][字]

ダンボールで作ったロボット・カミイはわがままいっぱいの困り者。でも暴走トラックから幼稚園の友達を守って、代わりにひかれて死んでしまう。皆はカミイを修理するが…。

詳細情報
番組内容
たけしとようこがダンボール箱で作ったロボット・カミイは、わがままで、幼稚園で次々に大事件を起こす。友達に迷惑をかけたり、うまくいかなくて泣いたり、と思ったらご機嫌になって歌い出したり…。でもある日、暴走トラックから友達をかばおうとしたカミイは、トラックにひかれて死んでしまう。かわいそうに思ったたけしたちが、カミイを再び組み立てると生き返り、大好きだったちびゾウといっしょにロボットの国へ帰っていく。
出演者
【語り】ふせえり

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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