8NHK高校講座 お悩み解決! ベーシック数学「プレリュード〜算数から数学へ〜」 2015.04.13


あ〜!
(数未)
ここは冴場探偵事務所。
なぜか数学にまつわる事件ばかりが舞い込んでくるのです
(テープレコーダー)「社長の考えたからくりは誰にも分かりません」。
「フッフッフ…これでうちは大もうけだ」。
「がっぽりですねがっぽり」。
(2人)「フッフッフッ…ハッハッハッハッハッ!」。
所長!所長!
(明子)数未ちゃん。
またサボってるんですか?明日から温泉でも行っちゃう?身辺調査に素行調査逃げ出した猫の捜索に依頼が山積みで手が回りません!もう所長もちゃんと仕事して下さい!・ごめんくださ〜い!今日は是非とも買って頂きたいお得な商品をお持ちしました!当社イチオシのすっぽん君で〜す!
(2人)すっぽん?
(水が流れる音)こうやってすっぽん君をトイレの便器に入れてすぽん!と引き上げると頑固なトイレの詰まりが簡単に取れちゃうんで〜す!要りません。
売らないと会社に帰れないんです。
お願いします!お引き取り下さい。
ええ〜…。
う〜んじゃあ1つ買おうかな。
え〜っ!ありがとうございます!所長?いっぱいあるね!それ全部売らなきゃいけないの?はい。
会社の規則を守らないとバイト代をもらえないんです。
会社の規則?はい。
何それ?それは…。
あっ会社に「言うな」って言われてます。
な〜んだ。
話してくれたらもっと買おうと思ったのにな〜。
ええ…。
じゃあ話します。
働いた初日は1個2日目は2個3日目は3個っていうふうに売らなくちゃいけない数が1日ごとに1個ずつ増えていくんです。
1日ごとに1個ずつ増える。
今日で働き始めて何日目?5日目です。
5日目って事は…合計何個って事?分かりません!なるほど〜。
それがねらいか。
ねらい?1日1個2日で2個3日で3個4日で4個。
5日で5個。
数を数えればいいんだから…。
15個だ!本当?怪しいな。
たし算した方が早くて確実なんじゃない?つまり全体の個数を求めるには…。
だから15って言ったじゃないですか。
いちいち数えるなんて数え間違いするかもしれないじゃない。
たし算だって計算間違いするかもしれないですよね。
何ですと!何ですか?はいはいはいはい。
2人とももっといい考えがありますよ。
今日までの5日間はつまりこういう事。
黒丸の個数が売らなきゃいけない数ですよね?黒丸の数を簡単に確実に求める方法はないかな?この図をよ〜く見て。
(2人)う〜ん…。
じゃあこうすると?あっ長方形です!そう!でこうやって線を引くと…。
あっ!黒丸の数は全体の数の半分って事ですか?って事は縦の数は5個横の数は6個だから…。
黒丸の数は全体の半分だから…。
そのとおり!うん。
15個ならなんとか売れそうだ。
でも…10日分なら…合計何個?大きな数を求める時は…nを使うと便利になるんだよね。
(2人)n?事件は美しく解きましょう。
これはさっきと同じ5日分。
このまま日数が増えていくとその日に売らなきゃいけない個数はどんどん増えていくよね。
10日間で売らなければいけない個数はこの黒丸の数。
さっきと同じようにこうすると…。
黒丸の数は全体の数の半分って考えればいいから…。
縦の10に横の10を掛けて…。
数未ちゃん横の数をよ〜く見て。
う〜ん…。
あっ白丸が1個。
だから10+1で11個。
そのとおり!じゃあ10をnとすると10日はn日になって縦の黒丸がn個。
そして横の個数は黒丸がn個と残った白丸の1個を足すからn+1個になります。
全体の個数は…黒丸の数は全体の半分だから割る2になります。
10日分の個数を求めるにはこの式のnに10を入れて…。
答えは55個!そう!この式を使えばnがどんなに大きな数になっても合計の数を求める事ができるって訳!nを使うと難しそうに見えるけど便利なんですね。
別に2人のやり方が間違ってるって訳じゃないんだけどね。
一つ一つ数えるのは最も初歩的なやり方。
たし算をするのは算数。
そしてnを使ったやり方は数学!55個か〜。
どう頑張っても売れる訳ないよ。
黒井商事もひどいよね。
(あくび)何で会社の名前知ってるんですか?あの〜…。
何から何までありがとうございました!僕このバイト辞めます。
そう。
それで?ここで働かせて下さい!えっ?君名前は?南波カケルです!じゃあよろしく。
所長…。
先輩どうぞよろしく!先輩?仕事は一日1件片づける事。
ええ〜。
この事務所にも規則があるんですか?覚悟してよね。
はあ。
温泉行きた〜い。
じゃあ片づけに行こうか。
南波カケル?掛け算の掛ける?名前で採用って訳?はあどうなる事やら
2015/04/13(月) 14:00〜14:10
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 お悩み解決! ベーシック数学「プレリュード〜算数から数学へ〜」[字]

探偵事務所を舞台に数学の基礎をわかり易く学ぶ、新シリーズ。数学で難事件を解決するミステリードラマ。今回は1から10までの和を求める方法。出演小野真弓・けみおほか

詳細情報
番組内容
探偵事務所を舞台に数学の基礎をわかりやすく学ぶ新シリーズ。数学を使い、難事件を解決するミステリードラマ。探偵事務所に一人の青年(南波カケル)が訪れる。アルバイトでラバーカップ(トイレの清掃用具)を売っており、1日ごとに売らねばならぬ数が増えるという。5日間でいくつ売ればよいか?カケルは愚直にラバーカップを並べ、数未はたし算を使う。しかし更に簡単で数学的な方法があるという。その方法とは?出演けみお他
出演者
【出演】小野真弓,けみお,石丸佐知,宮下栄治,【語り】中田俊輔

ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
バラエティ – その他
趣味/教育 – 生涯教育・資格

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