iOS版の1Passwordでウェブページの登録からワンタイムパスワードの使い方まで徹底解説!

以前、iOS版の1Passwordでウェブページの登録から使い方まで徹底解説!では、1Passwordの基本的な使い方から応用までご紹介しましたが、アプリのバージョンアップにより、よりスマートにパスワードを管理できるようになりました。

  1. 1Passwordを便利に使いこなすためのテクニック
    1. ログイン情報を登録する流れ
    2. URLを指定して新しいログイン情報を登録する
    3. テンプレートからログイン情報を登録する
    4. 2段階認証のワンパスワードを登録する
  2. まとめ


1Passwordを便利に使いこなすためのテクニック

1Passwordには、ログイン情報以外にもクレジットカードなどの重要な情報を登録することもできますが、今回はログイン情報に絞ってご紹介したいと思います。


ログイン情報を登録する流れ

1Passwordを使用してログイン情報を管理するコツは、以下の通りです。

  • 1Passwordであらかじめログイン情報(ユーザ名、パスワード)を登録しておく
  • 1Passwordに登録したログイン情報(ユーザ名、パスワード)をもとに、Webサイトに新規登録する

1Passwordには、「Password Generator」と呼ばれる、より強固なパスワードを生成する機能が備わっています。あらかじめ、1Passwordで作成したパスワードで、Webサイトに新規登録することで、使い回しを防止し、かつ破られづらい強固なパスワードを使用することができます。

既に登録済みのログイン情報の場合も、1Passwordを使用している場合には、各種サービスのパスワードの変更画面からより強固なパスワードに変更しておくことをオススメします。


URLを指定して新しいログイン情報を登録する

1Passwordへのログイン情報の登録がより便利になりました。1Passwordを起動し、右下の1Browserを開きます。

例えば、MySoftbankのページを開きます。ここで、鍵マークをタップします。

既に1Passwordに該当のURLのログイン情報が表示されている場合には、「次でログイン」に表示されています。新規にログイン情報を登録したい場合は、「New Login」をタップします。

今までWebサイトのURLの情報は手動で入力する必要がありましたが、ユーザ名、パスワードを入力するだけで登録できるようになりました!


テンプレートからログイン情報を登録する

主要なWebサイトであれば、1Passwordにあらかじめ登録されているテンプレートを使用する方法もあります。例えば、AppleやAmazonなど、大手Webサイトは登録されています。右上の「+」ボタンをタップします。

「ログイン」をタップします。

今回は、「Apple ID」を登録してみます。「Apple ID」をタップします。

「Apple ID」に登録しているメールアドレスを入力します。

次に、「Apple ID」に登録しているパスワードを入力します。

「Generate New Password」をタップすれば、より強固なパスワードを登録することもできます。


2段階認証のワンパスワードを登録する

1Passwordのバージョンアップにより、TOTP(Time-Based One-Time Password)に対応しているワンタイムパスワードを登録できるようになりました。全てを1Passwordに登録しておくことで、「Google Authenticator」や「Yahoo」専用のワンタイムパスワード生成アプリを使用することなく、1Passwordのみでパスワードの情報を完結させることができます。

ただし、ワンタイムパスワードを1Passwordに登録するためには、1Password Proの購入が必要です。非常に便利な機能であるため、1Passwordを愛用している方は、ぜひ購入を検討してみてください。

なお、2段階認証については、過去記事をご参照ください。ここでは2段階認証が有効になっていることを前提に話を進めていきます。

Googleアカウントのワンタイムパスワードを登録する

ここからは、主要なWebサービスのワンタイムパスワードを1Passwordに登録するための手順をご紹介します。Googleアカウントのワンタイムパスワードを登録するためには、以下のリンクをクリックし、Googleアカウントにアクセスします。

ログインの「2段階認証プロセス」をクリックします。

「アプリに切り替え」ボタンをクリックします。

既に、「Google Authenticator」などのワンタイムパスワード生成アプリを使用している場合は、「別の携帯端末に移動」をクリックします。

端末の種類を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

ここに表示されているQRコードを、1Passwordで読み込みます。

「One-Time Password」の隣のQRコードをクリックします。カメラが起動しますので、先ほどのバーコードを読み込みます。

すると、1Passwordでワンタイムパスワードが表示されるようになります。ワンタイムパスワードはタップでコピーすることもできるため、入力の手間が省けて非常に便利です。

「OK」ボタンをクリックします。

Evernoteアカウントのワンタイムパスワードを登録する

Evernoteで2段階認証を有効にしていて、かつEvernoteアカウントのワンタイムパスワードを1Passwordに登録したい場合、QRコードの再生成ができないため、いったん2段階認証を無効化する必要があります。「2段階認証を無効化」をクリックします。

「確認」ボタンをクリックします。これでEvernoteの2段階認証プロセスは無効化されます。

後は、Evernoteアカウントの2段階認証を有効にする方法に従い、QRコードの生成まで進めてください。以降の手順は、Googleアカウントと同様です。

Dropboxアカウントのワンタイムパスワードを登録する

Dropboxアカウントのワンタイムパスワードを登録するためには、以下のリンクをクリックし、Dropboxアカウントにアクセスします。

右上のメニューから「設定」をクリックします。

「セキュリティ」タブをクリックします。

「2段階認証」の「認証アプリ」横の「編集」をクリックします。

Dropboxのパスワードを入力して、「次」ボタンをクリックします。

「モバイルアプリを使用」をチェックし、「次」ボタンをクリックします。

ここに表示されているQRコードを1Passwordで読み込みます。「次」ボタンをクリックします。

1Passwordに表示されているワンタイムパスワードを入力し、「次」ボタンをクリックします。

「保存」ボタンをクリックします。

Facebookアカウントのワンタイムパスワードを登録する

Facebookアカウントのワンタイムパスワードを登録するためには、以下のリンクをクリックし、Facebookアカウントにアクセスします。

右上のメニューより、「設定」をクリックします。

サイドメニューより、「セキュリティ」をクリックします。

「セキュリティ設定」の「コードジェネレータ」の「編集」をクリックします。

「セキュリティコードを入手するその他の方法を設定」の「設定」をクリックします。

ここに表示されているQRコードを1Passwordで読み込みます。「確認」ボタンをクリックします。

Yahooアカウントのワンタイムパスワードを登録する

Yahooアカウントのワンタイムパスワードを登録するためには、以下のリンクをクリックし、Yahooアカウントにアクセスします。

「登録情報」をクリックします。

「セキュリティー」の「ワンタイムパスワード」をクリックします。

Yahooアカウントのパスワードを入力して、「続ける」ボタンをクリックします。

「受取方法」の「メールに切替」をクリックします。「受取方法」が「メール」の場合は、「アプリに切替」をクリックします。

「続ける」ボタンをクリックします。

「アプリ」をクリックします。

ここに表示されているQRコードを1Passwordで読み込みます。「確認」ボタンをクリックします。

1Passwordに表示されているワンタイムパスワードを入力し、「認証」ボタンをクリックします。


まとめ

1Passwordのバージョンアップにより、

  • Webサイトのログイン情報の登録がより便利に!
  • ワンタイムパスワードを1Passwordで管理!

できるようになりました。パスワードの使い回しは危険です。1Passwordでしっかり強固なパスワードを生成し、管理していきましょう。

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  • カテゴリ:仕事効率化, ユーティリティ
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