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「自分のことに引き戻してくれる」優しさ


うちの夫はほんとに人がよくて優しいんですよ。
なので逆に「もっと、もっと」と境界をこえて入られたり、求められたり、同一化されたりしやすい。
だからこそ、あえて勇気を持って「できないことはできない」「それはあなたのことだよ」と言ってくれるのは、最大の優しさだなあと感じます。(そんなことあえて言うのはエネルギーがいるので、させないようにこちらが配慮しないといけないですが・・・(*^・ェ・)ノすまぬ!)

断られると一瞬ショックだったりするんですが、こっちが「自分のことを自分でひきうける」
「自分でやりたいと思ったことを自分でやる」
という自立的な状態に引き戻してくれてるんだなあと感じます。
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「価値観が共通している」=「何かを一緒にする」ことではない。
一緒にしないからこそ広がるもの


私の経験上、人と協力することは大事ですが、度を越して相手に依存しすぎたり、自分のことなのに相手のせいにしたり、相手をあてにしすぎたり・・・お互いにそうなった時の結果がよくなったことはないんですよね~。(もちろん人間って何もかもうまくできないし、迷惑はかけあうものなので、気がついたときに「ごめんね」でいいのかもしれないですが)

例えば、誰かと何かを一緒にしたいと思ったとき。
お互いに自分はやれることはやっていて、共通してやりたいことがある時には一緒にやればいい。だけど、そういうものは相手に「やってよ」「やらないの!?」「大事でしょ」「正しいでしょ」と雰囲気的に強制、同調的にするものではないと思うんです。自然に内面から発生したわくわくがお互いにあるとき、ユニット的に相手と組んで物事を進めると、パフォーマンスは最大化されるもの。


だから「何か違う、わくわくしない」ときは一緒にやるときではない。自分は自分、相手は相手で大事だと思ったことをすればいい。そうすれば、そこからこの世の中に必要な活動が増えていく。それはとてもよいことだと思います。

つまり、誰か一人に依存しないからこそ、自分に引き戻される。
一緒にしないからこそ、もっと広い世界の他者へと広がるものがあると思います。
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すぐれたカウンセラーは「依存させない」技術にたけている



もちろん必要なとき・・・例えばどん底の時や人の知恵を分けて欲しいとき、人に相談することは大事です。私も人に相談したり、されたりすることは沢山あります。
だけど、あくまでも他者は自分になかった視点に気が付かせてくれる「きっかけ」であって、最終的に自分のことは自分でしか癒せないし解決できないんですよね。逆に自分がいないと相手がやってけない状態って、幸せではないような気がします。

すぐれたカウンセラーやお坊さんを観察していると「依存させない」ことに長けています。自分も相手も本当の意味で大事にするには「依存しすぎない」「依存させない」こと。それによって自立する助けになるのでしょうね。

大切にしたければ、自分と他者の境界を意識すること。


だいたい相手に求めすぎなときって、自分で受け止められないことを外側に発散してる時が多くないですか?それをし続けても、最終的には解決できない。そういう時は、怖いけれど自分の内側にぐっと向き合って、自分で答えを出すことへ立ち返ること。


いくら価値観が共通している夫婦でも、親友でも、仲間でも、仕事でも、自分と他人の違いや境界を見極めること。自分は自分でやるべきことをやり「相手は相手で自分と違う考えや手法でやるべきことをやっていること」を信頼する。そうやって自分と違う他者を、尊重できる関係性でいたいなって思います。

とはいえ、私も見失いやすいし、迷惑かけることばっかりです・・・が、夫のことが大事なので頑張ります~(*・ω・)ノ!

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■私、ヒビノケイコの著書。高知の山奥で暮らしながら新しい時代のあり方を創造中。

山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~
山カフェ日記~30代、移住8年。人生は自分でデザインする~ [コミック]








■私がオーナーをしている、自然派菓子工房「ぽっちり堂」
山の素材で手作りした優しいお菓子ギフト。