めざせ!2020年のオリンピアン「競泳の悩める新星×メダリスト松田丈志」 2015.04.14


5年後の東京オリンピックを夢みる若きアスリートに先輩の元オリンピック選手が本気になってぶつかるドキュメント。
次世代を担うネクストエイジは競泳界の新星…ジュニアの全国大会で個人メドレーとバタフライの2冠を達成!理想のバタフライを追い求めているがある落とし穴が…。
力を貸してくれるのは…バタフライのスペシャリストとして2大会連続でメダルを獲得した。
今もトップを走り続ける現役スイマーが世界で戦うための練習法を伝授する。
考え過ぎて迷路をさまよう15歳に…。
オリンピアンのヒントが一筋の光となる!さあ始まりました。
今回取り上げるのは競泳。
かっこいいですねやっぱり。
鍛え抜かれたね。
ちなみに杉山さんはテニスプレーヤーですけど泳ぎの方は?泳ぎもね…泳げますよ。
クロールとかね背泳ぎとか。
さすがにバタフライはね…。
バタフライってね…。
できますか?いやいやいやいや…。
ノーバタフライです。
ノーバタフライ。
では改めて今回のネクストエイジを紹介したいと思います。
橋明日翔君15歳。
個人メドレーの選手なんですけど今の自分に納得できないでちょっと悩んでる事があるらしいんですよね。
東京・稲城にあるスイミングクラブを訪ねる。
高校1年生だ。
大人っぽい。
ですね。
身長は170センチ。
競泳選手としては恵まれた体格ではないが過酷な種目に挑んでいる。
バタフライ背泳ぎ平泳ぎ自由形。
一人で全て泳ぐ。
中でも今最も強化の必要性を感じているのが最初の種目であるバタフライだ。
橋の武器は巧みな腕の使い方。
水をしっかり捉え一かきで大きな推進力を得る。
もう一つの武器は並外れた探究心。
理想の泳ぎをめざし決して妥協はしない。
新しいトレーニングにも貪欲だ。
瞬発的なパワーを鍛えるこの練習は大学へ出稽古に行って学んだもの。
私たちも結構同じのやります。
やるんですか?うん。
自分を高めるためならとことん追い込む。
すごいねストイック。
ストイックですね。
その姿勢はプールを出たあとも。
体の状態を把握しておくため週に3回は接骨院に通っている。
15歳の時ってこんなにいろいろ考えてました?何にも考えてなかったです。
あらあら何か来た。
どういうノート?マジか!ハハハハハハ!普通さ先生からのアドバイスぐらいだよね書くのは。
すごい!ビジネスマンみたい!24時間競泳と向き合い考え続ける日々。
しかしだからこその落とし穴が…。
実はこの5か月橋が追求してきた新しい泳ぎがある。
橋はもともと腕をかく回数が多くスタミナの消耗が激しかった。
そのため後半になると失速してしまう。
全然違うんですね。
そこでストローク数を減らし一かきでより大きく進める泳ぎをめざしているがなかなか結果に結び付かない。
迷ってますね。
本当に苦労してそうな表情でしたね。
15歳は今考え過ぎて自分の泳ぎを見失いかけている。
はあ〜!すごい才能ですよね。
ここまで練習を徹底的にやるっていう…。
妥協せずにねやる。
だからこそこうやって今ねちょっと支離滅裂的なコメントもちょっと途中出てきましたけど…。
杉山さんの場合考え過ぎてこんがらがっている時ってどうやって抜け出したりします?いや〜でも私が本当に壁にぶつかった時は全部グチャグチャになっちゃったんですよ。
本当にもう「打ち方分からない。
ボール怖い」ってここまでいっちゃったんで本当にゼロに戻して…。
初心者の人がフォーム作るようなところからもう一回やり直したんです。
この15歳の橋君がどういうふうに…。
今回のオリンピアンは…銀メダルと2つの銅メダルを獲得したバタフライのスペシャリストだ。
おはようございます。
よろしくお願いします。
来年のリオで4回目のオリンピックをめざす30歳の現役選手。
今だからこそ伝えられる事がある。
柔らかな物腰の中に秘めた闘志。
一方の橋松田が来てくれる事をまだ知らない。
ぶつかり合いの5日前初めて伝えた。
ほんとっすか?いや〜いいねこの表情。
かわいい。
何か今のだけでグッと来た。
来ましたね。
メッチャほっとしましたね。
何かすごい喜んでるから。
杉山さんマジ泣きじゃないですか!何でだろう?早すぎますよまだ。
出会ってもないですから。
でも何かほらもうすごい苦しんでる時だから何かちょっとでもいいアドバイスが欲しいんですよ。
飢えてるんですよね。
そこに松田さんが来てくれるって言った時に「やばいっすね」。
「あっ大丈夫。
今回いけるかも」ってもうあの笑顔を見たら少しなりました。
ちょっとねもう既にね。
試合や遠征の合間を縫って松田が橋のもとへ。
詳しい情報はあえて持たない。
すごいですね肩幅。
ねえ。
かっこいい。
かっこいいっすねこの背中。
え〜っとね…。
オリンピアンはもう目の前。
橋が気付いた!急いでプールから上がると…。
こんにちは。
こんにちは。
よろしくお願いします。
お願いします。
どうもどうも初めまして。
初めまして。
こんな状況でも気遣いを忘れない15歳。
ちゃんと扉ずっと開けてますもん。
いい子ですね。
すごいきちっとした子ですね。
好感持てますよね。
先生こんにちは。
よろしくお願いします。
お邪魔します。
松田が橋の泳ぎを見るのは初めて。
観察を始めて僅か2分。
お〜いい評価ですね。
泳ぎの特徴は分かった。
あとは橋自身の考えを知りたい。
何かある?体面の方では…伸びてる?まだ身長。
橋の悩み。
それはストローク数を減らし効率的な泳ぎをめざしているものの結果が出ない事だ。
ストローク数を減らそうと思うとグ〜ッとグライドしたり動きが緩慢になったりもする訳。
それだと逆にスピードが上がりにくくなってくるから。
各部分省エネでいかなきゃいけない部分ととはいえ速く泳がなきゃいけないから加速をしていく部分スピードを出していく部分の…省エネと加速。
相反する2つの能力を磨けという。
ストロークを少なくしても多くしてもそれぞれに善しあしがある。
いいとこ取りはできるものなのか。
難しい事言ってましたよね。
ムチャクチャ難しくないですか?うん。
ちょっと最後の橋君の表情はまだハテナがたくさん頭にあるような…。
でもやっぱり橋君ついてる。
これを15歳でこの壁にもう出会って…。
乗り越えたらポッて何か見えてくるような気がしますね。
いよいよ本気指導開始!省エネと加速。
松田は両方の力を同時に磨く方法を伝授する。
いきます。
まずは橋がめざしていたストロークの少ない泳ぎ。
つまり省エネを意識して泳がせる。
すごいきれいに見えますけどね。
次は…自分なりに省エネを意識して大きく泳いだつもり。
戸惑う橋を見て松田が手本を見せる。
お〜長い。
なるほど。
松田のストロークは25mで僅か3回。
橋の半分だ。
これほどの差は体格の違いだけによるものなのか。
橋は自分とは別次元の省エネを見せつけられた。
面白い。
今度は加速。
最大限スピードを重視した泳ぎを見せる。
うわっすごい!速いテンポが!うわ〜すごい!松田の言う「省エネと加速を磨く」とはそれぞれを徹底的に突き詰めるという事だった。
極端にやりますね。
ですね。
極端にやらないと動きって変わんないんですよ。
ただ本当に全然違う事を極端にやるからこそ両方の気付きがあって…。
ここから松田流の練習法にトライ。
まずは省エネ。
感じやすいでしょうしねこういうゆっくりゆったりの時は。
ゆっくり泳ぐ事で水中姿勢や体重移動など基本的な動作を確認する事ができる。
お〜4回。
減りましたね。
自分の泳ぎにまだ粗さがあると気付いた。
水中をスムーズに進むためには水の抵抗を受けない姿勢そしてそれを可能にする筋力バランスが必要となる。
省エネを磨く事は泳ぎの質を高める事につながるのだ。
続いて加速。
橋はスピードには自信がある。
松田が意識させたいのはバタフライ特有のキック。
1回目と2回目のキックの間隔を短くすればもっと加速できるという。
橋はこれまでキックのタイミングまでは頭になかった。
なるほど。
そういう事にも気付かされるんだ。
自信を持っていたスピードにもまだまだ改善の余地があった。
おっ何かいい感じ?省エネと加速。
どちらも十分な手応えを得たようだ。
答えは自分の中にしかない。
最後に松田が全力の泳ぎを見せてくれた。
それは理想の泳ぎにたどりつくためのヒント。
お〜すごすぎる!え〜。
「極論を教えて頂いた。
オリジナリティをつけていきたい」。
うそでしょ。
橋明日翔うそでしょ!いや〜でもそれにしても松田さんのレッスンは本当に分かりやすいですね。
メチャクチャ分かりやすかったです。
私も本当省エネめざして前にとる。
ポジションを前に…極端に前に絶対に下がらないでやる。
そういう練習もやってたけど逆に後ろから自分が打っていくパワーが必要な打ち方。
だけど結局そこ前行ったり後ろ下がったりで…。
一番心地いい場所。
パワーが出て省エネのテニスというものを求めてたので結構似た作業がありましたね。
でもよくあるじゃないですか。
要するにいろいろ悩んでいて一番効果的に結果を得たいと思ってやってる事が逆に遠回りになっていた部分っていうのを松田さんは教えてくれたんじゃないですかね。
やっぱ一個一個積み重ねて。
しかも「こうしなさい。
ああしなさい」って言われてる訳じゃないじゃないですか。
そこで自分で感じてっていう事で新たなモチベーションっていうのがドンピシャリではまったんじゃないかなと思いますよね。
橋は松田に聞いておきたい事があった。
オリンピックは自分に対して何を奮い立たせてくれてるんですか?最初のオリンピック行った時にこんなにすばらしい舞台だったら自分の人生かけてやってもいいなというふうにその時に思って…。
4年に1回しかできないような空中を飛んでるような感覚の泳ぎっていうのが北京の時はできて…。
さあ次のステージへ!理想の泳ぎをつかみ取れ!2015/04/14(火) 22:55〜23:20
NHK総合1・神戸
めざせ!2020年のオリンピアン「競泳の悩める新星×メダリスト松田丈志」[解][字]

理想の泳ぎを追求するあまり迷路に陥った15歳の王者に、現役メダリスト松田が自ら編み出した究極の練習法を目前で披露。泳ぎの本質に気づいた新星はある答えにたどり着く

詳細情報
番組内容
東京五輪を夢見る若い選手に力を貸そうと元五輪選手が本気でぶつかる姿を追うドキュメント。今回は、個人メドレーとバタフライのジュニア王者をロンドン五輪で銀・銅メダルの松田が訪ねる。効率的な泳ぎを追究しようと試行錯誤を重ねるあまり、迷路に入り込んでしまった15歳に、松田は究極の練習法を目の前で披露。考えもしなかった発想に15歳は戸惑うが、これまで見落としてきた泳ぎの本質に気づかされ、大きなヒントをつかむ
出演者
【司会】北川悠仁,【出演】杉山愛,松田丈志,競泳選手…高橋明日翔,【語り】山上智

ジャンル :
スポーツ – オリンピック・国際大会
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:11924(0x2E94)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: