(テーマ音楽)こんにちは!何それだじゃれ?特産ひんか〜。
そう特産ひん。
いったい何があるでしょう?それに佐賀県はどこにあるでしょう?もういいかげんなんだから!それではどこにあるのか見てみましょう。
九州地方の北ぶここにあるのが佐賀県よ。
県ちょうしょざい地は佐賀市。
佐賀県を知るキーワードはこの3つ。
これを見て。
佐賀県の東ぶにある吉野ヶ里遺跡。
およそ2,300年前から1,700年前にさかえた大きなしゅうらくのあとです。
ここからは土器をはじめてつでできたのうぐやけん力者のそうしょくひんも見つかっています。
かつての日本を知るうえではじゅうような遺跡です。
有明海は九州の北西ぶにある佐賀長崎福岡熊本の4県にかこまれた九州さい大の湾です。
ここではのりの養殖がさかんです。
えい養ほうふな海がのりをそだてます。
その生産量は日本一。
全国のほぼ半分をしめています。
また有明海には日本さい大の干潟があります。
海は一日に2回しおのみち引きで海めんが高くなったりひくくなったりします。
有明海はしおが引くとどろがあらわれます。
これが干潟です。
ここにはムツゴロウやシオマネキなどめずらしい生きものがすんでいます。
また干潟を利用したイベントも。
鹿島ガタリンピックにはせかいじゅうから毎年およそ4万人の人があつまります。
佐賀県はれきしとしぜんのゆたかなところだね。
そうね。
でも佐賀県にはほかにも有名なものがあるのよ。
え?これを見て。
これは?全国の焼きもののおよそ20%ほどをしめている焼きものよ。
お茶わんやおさらなどの食器が多いんだって。
ふ〜ん有田焼ってどうやって作っているのかな?それはあなたがしらべてくるのよ。
えいっ!わ〜!とっとっと…ちゃく地せいこう!わ〜鳥いが焼きもの。
こま犬もだ。
焼きものの町ってかんじだな。
みえるくんがやって来たのは佐賀県の西にある有田町。
町は焼きものであふれています。
まずみえるくん有田焼についてしらべようと九州陶磁文化館をたずねました。
こんにちは。
まず家田さんは焼きもののしゅるいについて教えてくれました。
焼きもののしゅるいには陶器と磁器があるんだ。
こっちが陶器。
こっちが磁器。
有田焼はこの磁器にあたるんだ。
焼きものは焼くおんどによって2しゅるいに分かれます。
およそ1,000〜1,200どで焼く…そしておよそ1,300ど以上で焼く…磁器はひょうめんがガラスのよう。
ゆびではじいてごらん。
音がちがうから。
(ひくい音)
(高い音)
(ひくい音)
(高い音)磁器の音は高いな〜。
なんでだろう?高い音を出すひみつはこの白い石。
この石の中にはガラスと同じせい分がふくまれています。
それがゆびではじくと高い音が出る理ゆうです。
有田焼はこの石をおもさおよそ100キロのきねで14時間つき細かくすることから始まります。
細かくなったものに水を入れよくかきまぜるとねん土になるのです。
ざいりょうができました。
つぎにみえるくんがたずねたのは有田焼を作っているかま元。
まず見せてもらったのはうつわを作る作ぎょうです。
ろくろにねん土をのせて回しながら形にしていきます。
あれ?何してるんだろう?これはとんぼという大きさをはかる道ぐ。
これをつかうと高さと直けいをいっしょにはかることができます。
ホテルやりょかんでは同じ食器が何十まいとひつようです。
そのためにはすべて同じサイズで作らなければなりません。
つぎは絵をかく作ぎょうです。
あい色だけでのうたんをつけながら絵をかくのが有田焼のきほんです。
そのときにつかうのがこのにごった絵のぐ。
中には焼くとあい色になる金ぞくせい分が入っています。
絵はまず細いふでをつかってりんかくをかきます。
つぎにはっぱなど全体に色をつけるときは太いふでをつかいます。
太いふでをつかうんだ。
きじはかんそうしているため絵のぐをきゅうしゅうします。
そこで絵のぐをたくさんふくんでいる太いふでをつかってえがくのです。
またこの太いふでをつかってぼかしといったわざをつかうことができます。
ぼかし?まず絵のぐをつけたふでに水をすわせます。
するとさいしょはうすい色が。
そしてだんだんと色が出てきます。
これがぼかしです。
わ〜すご〜い!このあとはかまで焼きます。
1,300どの高おんで2日焼きつづけるとうつわにへんかがおこります。
焼いた後小さくなっていますね。
焼く前はガラスせい分をふくんだ大きさのちがう土が空間を作りながらくっついているじょうたいです。
それを高おんで焼くとガラスがとけ出し空間をうめていきます。
そのため空間がなくなった分うつわは小さくなるのです。
有田焼はさらに色をつけることがあります。
赤黄色みどり金など色をつけたあと今どは600どで焼くと色あざやかな焼きものができます。
そのうつくしさは多くの焼きものファンをみりょうしています。
しょく人さんのわざすごかったよ。
そうね有田焼について少しはわかったみたいね。
じつは日本でさいしょに磁器が焼かれたのがこの有田なのよ。
へえそうなんだ。
およそ400年前今の佐賀県をおさめていた大名が李参平という陶磁器作りのしょく人を朝鮮からつれてきたの。
そしてこの有田で磁器の原りょうとなる石をはっ見して焼きものを作り始めたの。
これが日本の磁器作りの始まりといわれているわ。
その後有田の磁器のぎじゅつは石川県の九谷や京都府の清水愛知県の瀬戸などに広がっていったのよ。
有田から日本の磁器は始まったんだね。
そうなの。
それから磁器にはある特ちょうがあって今の時だいかかせないものになっているの。
えっなんだろう?電気をおくるのにひつようなものよ。
つぎはそれをしらべてきて。
う〜ん電気と磁器はどんなかんけいがあるのかな?わっ!こんにちは。
こんにちは。
この電気とかんけいする磁器を作っている会社のぎじゅつぶもんのせきにん者です。
あの〜竹下さん。
電気と有田焼何かかんけいがあるんですか?それじゃあねあの電ちゅうを見てごらん。
電ちゅう?あっ白いものが。
もしかしたらあれが有田焼なのかな?それがこれガイシというんだよ。
ガイシ?そうこのガイシは有田焼と同じ磁器。
電気を目てきの場しょまでとどけるのにはかかせない役わりをはたします。
電気は電線をつたってながれます。
でもガイシがないと電ちゅうをつたわり地中にながれてしまいます。
磁器は電気を通さないせいしつがあります。
つまりガイシがあるとながれてきた電気はそこでいったん止まります。
そしてよこから出た線をつたわりながれていきます。
こうやって電気はみんなの家にとどけられるのです。
さっそく作り方を見せてもらうことに。
きかいにセットしたねん土を回しながらカッターでけずります。
わ〜おもしろいな〜!そして1,300どで2日半かけて焼くとガイシはかんせいです。
この会社ではおよそ100しゅるい。
年間60万このガイシを作っています。
つづいてもんだい。
このえいぞうの中にも有田焼のせいひんがあります。
それは…このビルの外がわにはられているタイル。
水を通さないという磁器のせいしつを利用したものです。
雨や雪からビルをまもるのにつかわれています。
磁器のぎじゅつはわたしたちの生活にかかせないものとなっています。
みえるくん佐賀県についてしらべてどうだった?そうよ。
よくわかったわね。
チーズちゃんの…こんな形の都道府県どこだかわかるかな?ヒントは3つ。
伊勢神宮という有名な神社がある。
忍者で有名なところ。
四日市コンビナートという大きな工場地たいがある。
答えは三重県。
三重県は近畿地方のここにあるよ。
できたかな?三重県志摩半島の南ぶにある英虞湾。
リアス海がんとして有名です。
なみがおだやかな入りえ。
ここでは真珠養殖が行われています。
養殖につかうのは…この貝の中で真珠は大きくそだちます。
いらい100年以上にわたりけんきゅうをつづけてきた養殖ぎじゅつはせかいからも高いひょうかをうけています。
地いきごとに特長を生かした産ぎょうがはったつしているね。
そうね。
みんなも自分のすんでいる地いきの産ぎょうについてしらべてみてね。
それじゃあ…。
またね〜!バイバ〜イ!2015/04/15(水) 09:20〜09:35
NHKEテレ1大阪
見えるぞ!ニッポン「佐賀県」[解][字]
海外でも人気が高い有田焼は、400年ほど前、地元で採れる岩石を原料にして始まった。磁器づくりの技術は現代に受け継がれ、セラミックなど工業製品にも応用されている。
詳細情報
番組内容
小学校3・4年生向けの社会科番組。今回取り上げるのは「佐賀県」。海外でも人気が高い有田焼は、400年ほど前、地元で採れる岩石を原料にして始まった。磁器づくりの技術は現代に受け継がれ、セラミックなど工業製品にも応用されている。
出演者
【声】代永翼,釘宮理恵,【語り】阿部みちこ
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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