浦添市臨時職員業務上横領・起訴内容認める
浦添市内の中学校で学校の金を私的に使ったとして、業務上横領の罪に問われていた元臨時事務職員の女の裁判が16日に開かれ、女は起訴内容を全面的に認めました。
この中学校では2009年から3年間で給食費と教材費あわせて800万円以上が不適切に処理されていたことが明らかになり、浦添市の教育委員会が会見を開く事態となっていました。
16日の裁判ではこのうち、当時、中学校の臨時職員だった宜野湾市宇地泊の伊波一乃被告(35)が2011年8月、学校から預かっていた金およそ48万円を、自分の口座に振り込み私的に使ったとして業務上横領の罪に問われています。
裁判で、伊波被告は起訴内容を認めました。検察は冒頭陳述で、「伊波被告は、教材費の管理や預金の出納などを任されていたが、高校時代の奨学金の返済にあてるため犯行に及んだ」と指摘しました。次回の裁判は25日です。