…機体が接触してできたと思われる傷跡が残っています。
さらに破片もたくさん散らばっています。
昨日、アシアナ航空機が着陸を失敗した広島空港。
一夜明け、現場の状況が明らかになってきた。
アシアナ機と接触した着陸誘導装置は大きく損傷。
装置の一部分が機体に刺さっているのも確認できる。
滑走路手前の地面には航空機が接触したような跡が残っている。
滑走路から外れて止まったアシアナ機は左右の主翼など機体の損傷が大きく国土交通省は航空事故と認定した。
ソウル・インチョン発のアシアナ航空162便、エアバスA320型機は、昨日午後8時5分、広島空港での着陸に失敗、乗客・乗員27人がケガをした。
国土交通省によると、アシアナ機が接触した滑走路手前の着陸誘導装置は高さ6.4m。
機体は325m先の滑走路には届かずその手前の地面と接触した後、機体後部を引きずる形で滑走路の左に大きくそれ、本来と逆向きとなって停止した。
滑走路の東側に来ています。
アシアナ航空機はあちらから向かってきました。
そしてこの着陸誘導装置にぶつかって滑走路内に入っていきました。
ご覧ください、芝の上、滑走路の方向に向かって破片が散らばっています。
アシアナ機は、通常の着陸ルートと比べると、はるかに低い高度で滑走路に進入しようとしていたことがわかる。
一体、なぜ異常な進入経路をとったのか。
広島県警は今日、業務上過失傷害容疑で現場検証を実施。
国の運輸安全委員会の調査官5人も広島入りし、調査を始めた。
また韓国の航空当局担当者も来日するなど原因究明に向けた動きが本格化している。
高さ6mほどしかないアンテナに接触した今回の事故。
日本航空の元機長で、航空評論家の小林宏之さんは高度30〜50mを確保すべきだったと言う。
アシアナ機は東側から進入。
この方角からだと、電波を出して航空機を精密に誘導する着陸誘導装置は使えないということだが、特別なことではなく、通常の運用だとのこと。
しかし…そして視界が悪い場合にパイロットがとってしまいがちな行動があると言う。
ダックアンダー。
アヒルが頭を下げるように機首が下がってしまう現象でパイロットが滑走路をのぞき込むことで引き起こされると言う。
小林さんはさらにパイロット2人ともが外を見てしまい、計器の表示を見落とした可能性があると考えている。
原因の究明が進められる一方、事故の影響で広島空港は閉鎖されたまま。
再開のメドは立っておらず、影響は長引く可能性がある。
アシアナ機の事故の原因は着陸の高度があまりにも低過ぎたことに原因があったようなんです。
ここに滑走路の模型があります。
事故機は、この東側の方から滑走路に進入してきましてその手前にある誘導装置に接触したということなんです。
この装置は本来は逆の西側方から着陸する飛行機に電波を飛ばして精密に着陸を誘導するもので逆から入ってきた事故機には効き目はなかったということなんです。
中でもご覧いただいたように視界が悪い場合に機首が下がってしまう、ダックアンダーという現象にも触れていましたけれども、確かにこの広島空港というところは雲や霧が出やすいところで有名ですがそことの関連も非常に気になるところなんですが、とにかく高度がなぜこんなに低くなってしまったのか検証が必要です。
その広島空港では、小林キャスターがいます。
夜を迎えようとする現場の状況、どうでしょうか?事故の発生からもう少しで一日経とうとしていますが機体はまだそのままの状態です。
朝から警察による現場検証なども行われまして、現在も周辺、緊急車両などが行き来しているような状態です。
そしてここで最新情報をお伝えします。
先ほど空港内で国土交通省による会見が終了しました。
具体的な事故原因などはまだ明らかになっていませんがわかった点としましては事故発生当時、空港の進入灯などの照明施設は正常に作動していたということ。
また機体は着陸を誘導するための設備に接触しているが、この高さ6.4mもの設備にぶつかるというのは通常であればあり得ないということであるということ。
さらには今日の午後になって航空事故調査官3人が入りましたが、さらに2人増員する予定であると、こういった内容でした。
着陸誘導装置に機体が接触した跡があったということなんですが、その状況を教えてもらえますか?高さ6.4mもの柵状の設備が大きくひしゃげてしまっていまして、また数十メートルにわたって多くの機体の一部でしょうか、多くの残骸、部品などが散乱しているような状況でした。
今回の事故の衝撃の大きさもさることながらこんなに低いところを飛んでいたのかとその驚きの方が先立ちました。
またその設備のすぐ近くには誰でもが座れるベンチも置いてあるんです。
よって、もし人が近くにいたならと考えると、背筋が凍るような思いもした次第です。
一刻も早い原因の究明が待たれます。
こちら、ボーガンです。
その名のとおり弓形の銃です。
引き金を引きますと矢が最大で200m以上も飛ぶ、極めて危険な武器です。
日本ではインターネットでも販売されるなど法的な規制は事実上ないということなんです。
今日未明、茨城県で自転車に乗った男性がボーガンのようなもので撃たれ、こうした矢が右足を貫通する事件がありました。
事件は午前2時前に起きた。
茨城県取手市で自転車で帰宅途中だった会社員の男性が、ボーガンのようなものでいきなり撃たれた。
矢は右足のふくらはぎを貫通。
男性は全治2週間のケガをした。
その後の捜査関係者への取材で男性が白っぽい車が走り去るのを目撃していたことが判明。
犯人は車から矢を放った可能性が高いことが新たにわかった。
警察によると、男性が自転車を漕いでいたところ、ボーガンのような矢は男性の右側から突然放たれたとのこと。
矢の長さはおよそ40cm、そのうちの20cmほどがふくらはぎの左側に突き出ていた。
ボーガンを使った事件は、過去にもたびたび起きている。
1993年には東京・板橋区でジョギング中の女性が背中を撃たれ、重傷を負った。
JNNでは当時、市販されていたボーガンの威力のテストを行っていた。
専門店によると、その後、多くの販売店が矢の威力を制限するなど安全性確保に乗り出し、今売られているボーガンにこれほどの威力はないと言うが、規制はあくまで店などによる自主的なもの。
販売についても、購入者をチェックするなど、店側が取り組んでいるほか18歳未満に売ることを禁止する条例がある県もあるがネット通販などでは、規制も行き届かないと言う。
今回の事件を受け取手市内の小学校では集団下校が実施された。
男性は、トラブルなどはないと話しているとのことで、警察は愉快犯による犯行の可能性もあると見て傷害事件として捜査を進めている。
死者295人、行方不明者9人を出した韓国の旅客船「セウォル」号の沈没から明日で1年を迎えます。
現場近くの港では追悼行事が行われました。
そこに政府関係者の姿はなく与党幹部は締め出されました。
追悼式は今日午後、事故現場に近いチンド港で行われ、遺族や市民、修学旅行中に事故に巻き込まれた高校の地元、アンサン市の市長らおよそ1300人が参加した。
また遺族や行方不明者の家族らは船で事故現場となった海域に向かい、花などを手向けた。
一方で今日の式典には政府関係者の姿はなく、訪れた与党セヌリ党の幹部も参列者が退場を求めたため参加することができなかった。
船の引き揚げを求める遺族らは政府の対応に不満を募らせており、追悼行事も政府批判が色濃く出たものとなった。
この事故は被害者や遺族だけではなくて韓国社会全体に深い傷を残しているんです。
こちらをご覧ください。
死に装束に身を包んだ若者たちや街角に現れた心の薬局という自動販売機。
韓国の深いトラウマは目を閉じて棺の中に横たわる人。
死に装束を着ているが、亡くなったわけではない。
実はこれ、ソウル市内の寺が行っている自分の死を体験してみるというプログラム。
この日は、高校生が課外授業の一環で参加していた。
まず葬儀の遺影に使う写真を撮影する。
自分の遺影を前に、遺書をしたためる。
明かりがだんだん暗くなると泣き出す生徒もいる。
このプログラム、死という体験を通して生きる力や意欲を再び取り戻してもらおうというもので、寺の僧侶が15年前に始めた。
当初は、主に高齢者や病気の末期患者らが訪れていたが数年前からは、若い世代が多く訪れるようになった。
実は、1年前の「セウォル」号沈没事故以降参加者が30%程度増えた。
この1年でおよそ1000人が自身の葬儀を体験したと言う。
韓国・ソウルにちょっと変わった自動販売機が登場しました。
こちら、心の薬局です。
この自動販売機、疲れた市民の心を癒やそうとソウル市が企画し、この春、設置したばかり。
携帯電話中毒、恋愛恐怖症など、心の状態に合わせて20種類の処方せんが準備されているが、売り切れが出るほどの人気。
20代のこちらの女性、2度目の公務員試験を前に訪れた。
購入したのは、怒りがコントロールできない。
中には、怒りを静めるための処方せんとしておすすめの映画や散策コース、絵などが入っている。
就職活動中の大学生は…先進国の中でも自殺率が高い韓国。
若者の就職難、激しい競争社会で疲弊する中、「セウォル」号沈没事故が発生。
以降も重大な事故が相次いでいる。
「セウォル」号事故直後から遺族や生き残った生徒らのカウンセリングに当たってきた医師は先月1冊の本を出版した。
気持ちを落ち着かせる絵を集めたもので美術治療と呼ばれる手法を応用したもの。
心の平穏を模索する韓国の人々。
ストレスが多いとされる社会構造に変化が訪れる契機となるか。
今日は亡き祖父の誕生日。
北朝鮮、キム・ジョンウン第一書記の表情です。
深々と頭を下げるキム第一書記。
15日は祖父の故キム・イルソン主席の誕生日で、北朝鮮では国民的記念日。
朝鮮中央テレビは、キム第一書記が日付が変わった午前0時、キム主席の遺体が安置されている太陽宮殿を訪れる写真を公開した。
キム第一書記は先週、右手首に包帯を巻いている姿が見られたが今週、サッカー観戦をした際の映像では昨日、福井地裁が高浜原発3号機・4号機の再稼働を認めない仮処分の決定を出したが原子力規制委員会の田中委員長は決定の理由に事実誤認が多いと指摘した。
その上で、緩やかにすぎ合理性を欠くとされた新規制基準については、現時点で見直す必要はないとの考えを示した。
女性初のアメリカ大統領を目指すヒラリー・クリントンさんがいきなり謎の攻撃にさらされています。
庶民派のイメージを打ち出す戦略でニューヨークの下町に事務所を構えましたが周辺にはご覧のような不気味な中傷ビラが貼られていました。
一体誰の仕業なんでしょうか。
今、車両が見えてきました。
女性初の大統領を目指すヒラリー・クリントン氏が第一声の会場となるアイオワ州の小さな町に到着しました。
来年のアメリカ大統領選挙への出馬を表明した民主党候補の本命、クリントン前国務長官は14日、中西部アイオワ州の人口4000人に満たない小さな町から選挙戦をスタートさせた。
小さな町での座談会を選挙活動の出発点に選んだのも直接市民の声を聞くという陣営の方針に基づくもので市民に近いというイメージづくりに力を入れる姿勢がうかがえる。
クリントン氏が選挙対策本部を置いたのはニューヨーク・ブルックリン地区。
富の象徴、マンハッタンの対岸。
今、新しい店舗が続々と登場しニューヨークで最も熱い文化の発信地として伸び盛りのブルックリン地区は、お高くとまっているというマイナスイメージを払拭するのに格好の場所と言える。
しかし…選対本部の周辺にはこのように秘密主義などとヒラリーさんを批判するシールが貼られています。
白黒だけで描かれたこうした似顔絵、かなり不気味です。
出馬表明直後からニューヨーク市内各所に出現したこのポスター。
秘密主義や計算高いなど、クリントン氏を批判する言葉が使われていて、関係者がはがしても別の場所にすぐ現れるいたちごっことなっている。
国務長官在任中、公務に個人のメールアドレスを使っていた問題や外国からの巨額献金など批判にもさらされているクリントン氏。
こうした弱点を、親しみやすさを演出することでカバーできるのか。
2015/04/15(水) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
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番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
出演者
【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
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