(テーマ音楽)宮城県気仙沼市の波路上杉ノ下地区。
避難場所に指定されていた高台が津波に襲われここに避難した60人近くが犠牲になりました。
気仙沼市でひらめ漁をしている三浦哲二さんも高台に避難して津波に流されましたが辛うじて助かりました。
地震が起きたあの日。
三浦さんは海の近くに住む親戚の様子を見に行こうと車を運転していました。
しかしラジオで津波が近づいている事を知り当時市の避難場所に指定されていた高台に向かいます。
その途中壁のように大きくせり上がった黒い波が迫ってくるのが見えました。
急いで高台に到着した三浦さん。
車を降りた直後の事でした。
高台は海抜およそ13メートル。
津波はその高さにまで押し寄せたのです。
1キロ近くも流された三浦さん。
その後引き波で再び高台に戻ってきます。
三浦さんは無我夢中で木の枝にしがみつきます。
なんとか助かった三浦さん。
しかし同じ高台では津波にのまれて60人近くが亡くなり生き残ったのは数人だけでした。
数日後三浦さんは兄夫婦など3人の家族が亡くなった事を知りました。
更に漁師にとって何より大切な船も流されました。
多くの人たちが亡くなった一方でなぜ自分が生き残ったのか苦しむ日々を過ごしました。
生きる気力を失いかけていた三浦さんに思わぬ出来事がありました。
港の近くのがれきの中から三浦さんの船が見つかったのです。
もう一度神竜丸に乗って漁をしたい。
三浦さんは自力で船を修理し半年後再び海に出る事ができました。
2015/04/15(水) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県気仙沼市 三浦哲二さん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。宮城県気仙沼市の三浦哲二さんは、海の近くに住む兄夫婦を助けに向かう途中、異変に気づき指定避難場所に逃れたが津波に飲まれた。
詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。宮城県気仙沼市の三浦哲二さんは、海の近くに住む兄夫婦を助けに向かう途中、津波に気づき、指定避難場所の高台に逃れた。しかし、津波に飲まれ1キロ近く流された。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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サンプリングレート : 48kHz
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