それではまたお会いしましょう。
地きゅう上のさまざまな場しょを記号や文字などであらわした地図。
そこにひめられたなぞを水道橋博士がてってい解明!すると地図のむこうによの中が見えてくるみなさんこんにちは。
水道橋博士です。
とつぜんですがこちらの地図をごらんください。
けい光ペンでいろんなものを書いています。
手書きでいろんな線が入っていますね。
赤丸がたくさん書きこまれています。
これはいったいだれがつかう地図だと思いますか?ヒントはこれ。
この記号であらわすところではたらいている人がつかうもの。
そう消防署。
これは消防士手作りのオリジナル地図なのです!ここは…はんかがいやじゅうたく地オフィスがいなどさまざまな顔をもつこの町には6つの消防署があります。
人口が多く消防車の出動回数も多い地いきです。
地図のもちぬしをさがして渋谷消防署に。
すみません。
はい。
この地図をつかっていらっしゃる方は…。
あちらのほうに。
どうぞ。
すみません。
ごくろうさまです。
小林といいます。
佐藤です。
小林千尋さんと佐藤幸夫さんは機関員と呼ばれる消防士。
おもに消防車の運転をたん当します。
この赤いマークなんですけど…。
消火栓は消防水利の1つで消防車が水を取る設備のこと。
みんなのまわりにもあるはず。
よし!消火栓目ひょう物確認。
渋谷年金事務所かんばん先よし。
消火栓の位置を一つ一つ自分の目で確かめます。
これでしっかりおぼえこむのです。
地図と消火栓の位置ワオ!ぴったり!地図にはいざというときにやく立つ情報がいっぱい。
たとえば道ろに色がぬられているところとないところがあります。
今黄色にぬられた道を走っています。
ぬられていないこの道は?う〜んポンプ車が通るにはせますぎ!今どは黄みどり色にぬられた道は…ぎりぎり通行かのう。
そう。
色がついているのはポンプ車が通れる道なのです。
またせまい場しょにはこんな手書きの書きこみも。
「駐車があると曲がれず」。
ああ自転車さえなければ通れるのに!自分がはあくできるように自分なりのカスタマイズをしていっているんですね。
われわれ機関員のにん務は…ベストなことは現場に早くつく。
ここは…119番通報はしれい室にあつめられ現場に近い消防署に出動のしれいが!
(サイレン)
(サイレン)日本ではおよそ10分に1けんどこかで火事がおきています。
消防署はいつも火事にそなえています。
「火事にそなえる」って何をしているの?さあこれから訓練がはじまりますがいきおいよく出てきました。
かけ足ですね。
消防のふくはもうブーツといっしょになっていますね。
はい乗車!呼吸器着装!消火活動は同じメンバーでチームを組みます。
やくわりによってすわる位置も決まっています。
すべて1秒でも早く消火活動につなげるための工夫です。
20キロの装備と聞いたんですけど…。
呼吸器は全員つけているんですけどそれ以外にポケットの中にはひ害にあわれていない家にひ害の確認に入る場合に土足で入るわけにはいかないのでくつカバーがあったりですとか。
ていねいですね〜。
現場できけんがあったときにまわりにきけんを知らせるために笛があったりですとか。
これは携帯警報器といいます。
万が一火の中でわれわれたい員がぱたっとたおれて動かなくなったときに「ここにいるよ」ってまわりに知らせる。
先ほどの笛でふければいいですけどもやっぱりいしきもなくなっちゃいますしたおれてしまったらがれきの中で動けなくなってしまうので…。
なるほど。
命がけのし事ですね。
つぎは放水訓練。
ホースをつなぐ人放水する人。
はっきりしたやくわり分たんがはやさにつながります。
はしごをつかっての救出訓練。
ロープ引け!引け!全員が声を出し合い力を合わせてチームプレーをみがきます。
ロープゆるめ!ロープを引っぱることでコミュニケーションをとり合います。
声が出せない状きょうを考えての訓練です。
救出しました救出しました!よう救助しゃ1かい教室内!助け出したのは…消防士になるのが子どものころからのゆめでした。
じゅうじつ感はすごいんじゃないですか?命を助けるといういみでは。
夕方取材のさい後におとずれたのは…。
さあこちら食どうみたいですね。
みなさん今お食事中ですが…あれ?今4時半。
あまり時間帯として食事の時間じゃないですが。
夕はんのしたくをする…そうか!それでこの時間なんですか。
早めの時間に食べます。
もしもということを考えて。
なるほど!1秒でも早く火事の現場に急行。
そこはつねにしととなり合わせのきけんな現場。
わたしたちのくらしを命がけでまもる消防士。
そのために毎日きびしい訓練をつみかさねます。
消防署は24時間ねむりません。
消防署をあらわすこの地図記号。
その元になったものはこれ。
かつて火事を食い止めるためにつかわれていた道ぐです。
時は江戸時だい。
火消しと呼ばれる今の消防署のようなし組みがありました。
(半しょうの音)たいへん!火事です!さあどいたどいた!火事ならまかせろ!まずひとりがやねの上にまといを立てました。
これを目じるしに消火活動がはじまります。
えい!えい!火事の現場ではさすまたではしらをつぎつぎにたおし家をこわしていきます。
江戸時だいの家は紙や木でできていたので火事がおきるともえ広がるのはあっという間。
当時は消防車などはなくポンプも人の力をつかったものだけ。
そこで火消したちはさすまたで家をこわし火がもえうつるのを防いでいたのです。
さすまたは火事を食い止めるしょうちょうてきな道ぐ。
「火事をぜったいに消す!」。
そんな思いがこの記号にこめられているのかもしれません。
2015/04/15(水) 09:55〜10:05
NHKEテレ1大阪
知っトク地図帳「消防署」[解][字]
今回は一刻も早い消火活動に挑む消防士の舞台裏。消防士手作りの地図に込められた秘策とは?炎の中の人命救助方法って?水道橋博士が徹底取材!地図記号の意外な由来も紹介
詳細情報
番組内容
“地図の向こうに社会が見える!”。新番組「知っトク地図帳」は、ナビゲーターの水道橋博士が身近な仕事に体当たり取材! 知られざる仕事の苦労や裏話、魅力をふんだんに聞きだす。今回訪ねたのは、東京・渋谷消防署。そこで見つけた消防士の手作り地図。一刻も早い現場到着のために、地図にどんな秘策が込められているのか? 炎の中での人命救助は? 消防署の地図記号の由来は? 【ナレーション】TARAKO
出演者
【出演】水道橋博士,【語り】TARAKO
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
情報/ワイドショー – その他
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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