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都構想説明会に住民殺到、立ち見も 橋下氏の発信力に野党ピリピリ

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都構想説明会に住民殺到、立ち見も 橋下氏の発信力に野党ピリピリ

大阪都構想の第1回住民説明会で、意義を訴える橋下徹大阪市長(壇上右)=14日午前、大阪市浪速区(山田哲司撮影)

 一方、浪速区役所1階ではテレビの前に約20席のいすが設けられ、説明会の様子がライブ中継されたが、座って耳を傾けていたのは開始から30分の時点で2人だけ。会場で配布されたパンフレットがスクリーンに映し出されたが、「文字が分からない」との声も。

 市議会の自民や公明などの野党側は橋下市長から説明会での公開討論を打診されたが、「各区で討論内容にばらつきが出て適切ではない」などとして辞退。その一方で、橋下市長の説明の仕方に警戒心と懸念を募らせている。

 公明党市議団の明石直樹幹事長は「市長は『分かりやすく説明する』と言っているが、言いたいことを言われて、市民が賛成に傾く懸念はある」。自身が選出された城東区で住民説明会が行われる際には会場近くで反対を訴える演説を行うという。

 自民党市議団の柳本顕幹事長は「われわれも今後、説明を尽くして市民に耳を傾けてもらえるようにしたい。説明会の帰り際などに主張を聞いてもらえるような機会を作れないか考えたい」と語った。

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