こんばんは。
さぁ「鑑定団」始まりました。
よろしくお願いします。
お願いします。
安河内先生も今日は春っぽい。
ねぇきれい。
いや〜僕のピンクもだいぶ褒められましたから。
ピンクお似合いで。
まぁ僕のピンクの勝ちですね。
小さい頃は手におえないほどのやんちゃ坊主でした。
しかし高校時代は制服をおしゃれに着こなすファッションリーダー的存在で当時はまだ誰も着ていなかった丈の短い学ランに黒のジーンズをはき通学していたそうです。
18歳のときたまたま知人が送った石橋さんの写真が芸能事務所の目に留まり高校卒業と同時に芸能界入り。
当初は歌手を目指し厳しいレッスンに明け暮れていたのですが同世代の中山秀征さんや松本明子さんが次々とデビュー。
1人取り残されてしまい何度も挫折しかけたそうです。
しかし二十歳のとき今村昌平監督がプロデュースした映画『君は裸足の神を見たか』のオーディションに合格し主役デビュー。
これがきっかけで俳優として生きていく覚悟が決まりました。
テレビドラマ『愛という名のもとに』でのこの繊細な演技今も鮮明に覚えている方も多いのではないでしょうか
もちろん現在もさまざまな映画やドラマ舞台で名脇役として活躍中です!
依頼人の登場です。
東京都からお越しのどうぞこちらのほうへ。
いや〜やっぱ印象深いですねあの『愛という名のもとに』は…。
もうだいぶ前ですね。
言われたでしょう。
みんなにその歩いてても役名で言われるような。
言われましたね純でした純。
純…。
さぁ今日のお宝ですけどもさぁこれはどういうもんなんでしょうか?拝見しましょうまずは。
あら渋い。
昔の映画のチラシなんですけどね。
はぁしゃれてますね50何年の作品やのに。
あれでもそんな時代でしたっけ?いやいやこれは…。
違いますよね。
はい。
10年ほど前に知人にちょっと譲ってもらったんですけど…。
こういうの集めてらっしゃるんですか?いや全然集めてはいなかったんですけど映画とか好きやいうことで。
知人の人はこれどうして持ってたんですか?なんか好きで集めてたみたいなんですけど。
その方は?でもよくくれましたね。
これ名作ばっかりじゃないですか。
そうなんですよ。
えらいでもこういうサイズやったんですか当時?これね開くんですよ。
いや折ってあるんですよ。
こう縦に?パタンって…はい。
あぁそうなの。
触っていいですか?自分のだもん。
そうですね。
こういうふうに。
あぁそうかそうか。
はぁ…でもね小学生くらいのときは確かに集めてましたタダやし。
これどうしてるんですかふだんは?日に当てたらあかんいうことで…。
あらそんなに掛軸みたいにちゃんと。
さぁそれではご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょう?いや〜タダですしねもともとが。
まぁそうですよね。
置いてあるもんですから。
古いいうことでまぁ10万くらい。
3つで10万で。
はい。
まいりましょう。
オープンザプライス!25万!すご〜い!すごいな。
25万。
『ローマの休日』がやっぱりいちばん珍しくてそれは実は映画チラシをかねた前売券なんですね。
香川県の高松大劇で作られたもので独自に使われたものなんです。
劇場で独自に作った…。
オリジナルですね。
実は『ローマの休日』は映画チラシの本命版というのが存在しないんですよ。
また前売券もありません。
だからやっぱり地方版であっても高い評価になっております。
『夕日のガンマン』梅田シネマで発行されたこれも独自のもので。
『荒野の用心棒』これは京都の四条河原パレスで独自に発行されたものでどちらも関西版で東京で発行されたものに比べるとちょっと値段が下がるんですね。
最近は地方版がちょっと値下がり気味で以前はこの倍くらい。
15万〜20万くらいおのおのしてたんです。
いかがですかでも。
いや〜びっくりですね。
ちょっとびっくりですね。
はい。
タダですからね。
もともと。
いやほんまですよ。
はいどうもありがとうございました。
番組のほうも最後まで楽しんでいってください。
早速ご自宅にお伺いしました。
次なる依頼人は自慢の骨董に囲まれうっとりしているこの方
9年前までは腕の立つ大工さんだったそうです。
設計施工を1人で請け負ったため建築会社に頼むよりも安くすむと評判で注文が殺到
どれもこれも名品ばかりだそうですがこれらを手に入れる秘訣は?
この時代のはこういうものだな…。
でこういう時代のものはこういうものだなと…。
なかでも特に気に入っているのが…
壺のですな…。
でおいくらで?
え!?1,000万円!?こちらも同じく…
ということはこれも?
ひぇ〜!
どうやらお金が有り余っていたようです。
これまで骨董につぎ込んだ総額はなんと!
ということは当然…
30年ほど前一目惚れし購入したそうです。
実は今回番組に応募したのは…
というのが年金が目減りするし…。
そこでこの際思い切って売り払い
その前に本当の価値を知りたいと思います。
鑑定よろしくお願いします。
スタジオで拝見しましょう
依頼人の登場です。
大分県からお越しのお願いしますさぁどうぞ。
いやしかし集めましたね。
集めましたね骨董を。
儲からな買えんっていう…そんな儲かったんですか?儲かったけど使うたです。
その代わりに母ちゃん泣かしたです。
母ちゃん泣かしました?買うでしょう?そうしたら一応倉庫に入れるわけです。
それで1か月か2か月経った頃そろっと家に持って帰るわけです。
いったん倉庫で寝かすわけですか。
そのまま持って帰ったらすぐバレるから。
よう私についてきたと思ってですな50年。
でも今日の持ってきたのはいちばん高いやつでしょう?はい。
見てみましょう。
さぁ拝見しましょう。
お〜。
それはどっちの皆さん「お〜」なんでしょうね。
これは何という焼物でしょうか?古九谷です。
古九谷。
これどうやって手に入れたんですか?県外から知り合いが売りに…。
それはお知り合いの方ですか?知り合いっちゃあ知り合い知り合いやないっちゃあ…。
危ない危ない危ない!それ知り合いじゃないですよ。
もうその方亡くなったから。
は〜でもその当時はその方から買ったりしてたんですか?いや…。
じゃあ初めて?これ初めてですよ。
危ないっすよ。
そうですか。
そんななんで買おうと思ったんですか?やっぱなんちゅうかな…見たときの雰囲気ですな。
どこがやっぱりいちばん惹かれましたか?このお宝の。
中の絵です。
絵?あとから調べたら金沢の美術館に重要美術品としてあるわけなんですけどな。
それとですな中に黒点が点々とあるでしょう?ありますね。
ありますね。
それが特徴らしいんです。
値段ってお聞きしても大丈夫ですか?4,000万くらいやったと思います。
え?4,000万くらい。
4,000!?はい。
値段が値段じゃないですか。
お父さんすぐ買ったんですかもう。
はい。
じゃあ買うわって。
はい。
そのとき銭があったから買うたんです。
は〜!現金で買うたんですか?はいそうです。
マジですか!そのとき奥さんは何ておっしゃってるんですか?こうやって4,000万こうやって持って行くときにちょいちょい…ってなりません?1,000万といったらこれくらいしかないですよ。
だからこうして持ちゃあ持てますよ。
知れてる…。
知れてませんよ!
かの北大路魯山人はこう語っている
豪快な線描濃厚な色彩。
古九谷は日本が生んだ究極の色絵磁器である
そのほとんどは染め付けであった。
それからおよそ30年後ようやく色絵の技法が確立しこれが更に発展。
柿右衛門様式と古九谷様式が生まれた。
古九谷の歴史は長年加賀の大聖寺藩初代藩主前田利治が有田に倣い九谷に窯を開いたことに始まると考えられてきた。
しかし1970年代に入り有田の窯跡から同じ絵付けの陶片が発見されたことにより九谷より早い時期に…
それゆえ今日ではこれらを総称して古九谷様式と呼んでいる。
その魅力はなんといっても絵付けにあると言えよう。
白い素地に呉須で力強く輪郭線を描きその上に色絵の具をのせていくが様式は大きく分けて2つ
赤緑黄紫藍の5色で花鳥風月を描く。
当初は当然色絵の本家中国の影響を受けていたがやがて狩野派や土佐派の画風を取り入れ余白をたっぷりと残す日本画のごとき絵付けになっていった。
一方この技法をもとに日本独自の様式として花開いたのが…
その色彩は実に強烈で赤を用いず緑や黄色などで器全体を豪快に塗りつぶす。
一説によるとこれは素地の悪さを隠すためであった。
しかしその筆致は力強く生命力に溢れておりまるでゴッホの油絵のごとくである。
その一つこちらは黄色を廃し緑釉のみで漆黒の中に佇む鳳凰を表した鉢だが幽玄にして斬新で三百数十年たった今なお独特の輝きを放っている
その理由はあまりにも費用がかさみすぎたからとも言われるが定かではない。
改めて依頼品を見てみよう。
直径は37センチ。
堂々たる古九谷の大皿である。
鮮やかな色絵で枝にとまる二羽の鳥が奔放に描かれている。
もし本物なら大発見だが…
ご本人の評価額ですがおいくらくらいでしょう。
下がっとりはせんかなと思うて。
3,500くらいで。
3,500。
3,000万でもいいですよ。
3,000万。
どんどん…値崩れがどんどんいってますけども。
じゃあ3,000でいってみますか。
はい。
4,000で購入しましたまいります!オープンザプライス!うわ〜!!そんなバカな〜!そうですか。
色絵古九谷の大皿ではございません。
あぁそうですか。
これがもし17世紀に作られた色絵古九谷の大皿でしたらば5,000万円以上していいと思います。
あぁそうですか。
古九谷っていうのは絵付けが命なんですよ。
ですから絵が格調があってメリハリが効いてるんですね。
また豪快でもあるわけです。
これを見ますとねまったく絵が弱い。
木の枝葉っぱそしてその桃ですね。
そういうものが全部塗り絵のようです。
それからいちばん目立つものは鳥の顔です。
江戸時代あるいはそれより古いものは野生動物の目というのは非常に鋭いんです。
これはまるでカナリアか文鳥のような優しい顔してますね。
それから全体に白磁のところに胡麻がふってございます。
これはわざと土の中に不純物を入れていっぱい胡麻を出してるから不自然でございますね。
そして裏…約束どおりに角福の文様を入れておりますけども上手にまとめております。
荒々しい豪快さという野趣に欠けておりますね。
ですから古九谷をなぞらえたものとしてインテリアとして楽しまれたらいかがかと思います。
いやぁもったいないですけどね。
またリベンジせないかんです。
わかりました。
じゃあリベンジのほうお待ちしてますので。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
今回の舞台は…
毎年2月になると蕪島には4万羽ものウミネコが飛来する。
通常ウミネコの繁殖地はそのほとんどが断崖絶壁や離島だがここでは国内で唯一巣の様子を間近で観察できるため国の天然記念物に指定されている。
この蕪島から南にのびる種差海岸は東北を代表する景勝地で白い砂浜荒々しい岩肌が露出した磯青々とした天然芝生地など変化に富んだ景観が14キロにわたって続く。
また春から秋にかけてはニッコウキスゲやノハナショウブなどおよそ650種の貴重な植物が咲き誇ることから花の渚とも呼ばれ…
この種差海岸をこよなく愛したのが…
1940年以来計4度訪れそのときのスケッチをもとに自身の心象風景ともいうべきこの『道』を発表。
これが高く評価されたことにより後に魁夷は昭和を代表する日本画家になったのであった
早速いってみよう!
出張!なんでも鑑定団IN八戸!官能小説?ははは…はい。
いや「ははは」じゃないですよ…。
どういう方が書いてるのかなって興味があったんですけどこういう方が書いてるんですね。
ペンネームはしらせはる。
友人に影響を受け自分でも書けそうと思い挑戦したところびっくりするほど人気が出てしまった
「唇を合わせ舌を絡め合わせて吸うぷはあ」。
おいおいねぇ…。
お宝は…
50年ほど前開業医で大の骨董好きだった祖父恒廣さんがなじみの骨董商から購入したもの。
幼い頃週末になると母は必ず子供たちを連れ祖父の家を訪問。
こまめに掃除をしてあげていた。
そのため…
すると母は迷わず床の間に飾られていたこの置物を選んだ
自分には骨董のよさはまったくわからないがこの鯉だけはとても気に入っている。
というのも…
本人評価額は祖父が亡くなった歳と同じく…
祖父が自分の小説を読んだら腰を抜かすだろうがどうせならそれと同じくらいびっくりしたい。
果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
大幅アップ!今回本人評価額より鑑定額がアップした方には八戸のマスコットこかぶくんから…
おめでとうございます!
今から250年くらい前の江戸時代中期に作られた青備前の名品ですね。
鯉にまたがって飛んでいく琴高仙人巻物を持ってるでしょう。
この巻物にはきっとおめでたいことが書いてあるんですよ。
それを届けるところですね。
だからこの仙人の顔がいかめしいけどもその目つきになんともいえない温かみがある。
そして衣ね。
躍動感と生命力に満ちていますよね。
この箱がまたいい。
会津藩主松平容保公の所持品だったわけですね。
南部のお宝です。
続いては鍼灸院を開いて38年の…
僕なんかは怖いかなとかっていうイメージがあるんですけども。
針の免許を持ってる方は学校でスポンジに刺して練習してそのあと自分の足に刺して練習してますから。
それから人に刺すんですけども…。
お宝は…
亡き祖父定光さんが遺したもの。
祖父は梶田半古に教えを受けた日本画家にして俳人でその関係で手に入れたと聞いている。
しかし書かれている字が達筆すぎてまったく読めないので今まで飾ったことは一度もない
治療院の病院とかに掛けてたらなかなかいいんじゃないですか説得力あって。
本人評価額はあてずっぽうで…
もしも本物ならこのままでは宝の持ち腐れなのでどこかの漱石記念館に寄贈するつもりでいるが…。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念
漱石は子規について俳句を学んでおりまして2,500くらいは句を作っている。
この句は確かに作っておりますね。
菊の絵を描いて画讃としてこういうふうに描いてる作品もあります。
これはちょっと…菊ですかね?っていう感じの出来かなというふうに思います。
本物であればだいたい200万円くらいはする。
治療院に飾って心置きなく楽しんでいただければと思います。
続いては高校で世界史を教えている…
結構純朴な子が多いものですから本当にいい出会いをさせてもらってますね毎年。
だって今結構ニュースとかでね生徒さんとかも結構学校が荒れちゃってるとかお母さんたちが何とかペアレンツですごいなんかわ〜っと来るとか。
そういうのもたまにあるんですか?あるんですか。
お宝は高岡彫金の名工…
フランスの歴史や文化に触れるうちすっかり骨董好きになってしまったらしい。
そんなあるとき骨董市でこの皿を発見し一目惚れ。
しかし…
寝ても覚めてもこの皿のことが忘れられず…
まけてもらって100万円だったと聞いている。
買ったときは汚れて真っ黒だったが…
真っ黒いやつをこすった?はい。
そうしたらこれが出てきた?そうなんです。
本人評価額は父が買ったときと同じく…
実は亡き母からこの番組で鑑定してもらうようたびたび頼まれていた。
もしもよいものなら両親も草葉の陰できっと喜んでくれると思うが…。
果たしてどうなるのか?
高岡彫金の名工…
30年ほど前パリの日本人学校で教師をしていた父が骨董市で一目惚れ。
とても高かったため一度は諦めたが寝ても覚めても忘れられずその後何か月も通い続けようやく100万円にまけてもらい手に入れたもの。
果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
これはすごい!
関沢卯市の傑作です。
高岡銅器の職人さんのなかでいちばん活躍して平象嵌それから線象嵌の名手として知られてるんですけれどもまことに緻密に全体の絵柄を作り上げてまして周りの文様も極めて繊細。
裏にはきちっと「大日本越中國住関澤卯市造」と。
すべてフルに入れているということはこれは何らかの出品作じゃないかというふうに考えられます。
こういうタイプの金工品というのは国内にはほとんど残っていないんです。
博物館や美術館の収蔵品であって全然おかしくない。
続いては3年前八戸に引っ越してきた…
どうですかやっぱり住みやすいですか?いいところじゃないですか。
お宝は信楽焼の名工…
実は十数年前姫路市で美容院を営む父から連絡があり…
当時私も岩手のほうでお好み焼き屋をやってましてそこで結構頑張ってためてたんです。
そこで1年に100万円ずつ返してもらうという条件で用立ててあげた。
するとその翌年…
1年目にね。
しかしその翌年は父がわざわざ会いに来ると言い張るので空港に迎えに行くと…
その際いかにも大事そうに抱えていたのがこの茶碗であった
なるほどなるほど。
でこの茶碗を自分に手渡すと残りの500万円はもうチャラになったつもりなのかその後は待てど暮らせど一向にお金を返してくれない
これがそれだけの価値があったらいいんですけどね。
本人評価額はせめてこのくらいはと…
いくらなんでも実の娘にガラクタを手渡し借金を踏み倒すことはないと思うのだが…。
果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
残念大幅ダウン!
信楽焼の名工四代上田直方の作品に間違いございませんね。
直方の家系っていうのは煎茶道具を作ってた家なんです。
それが昭和16年に40代になって茶道具を焼き始めたわけです。
ゴツさとか武骨さを削り去って軽やかさということを目的にしたわけです。
だからろくろでもって薄く立ち上げてそして胴紐といって胴をちょっとくびれて変化を求めてますね。
自然釉をわざわざそこにかけてその自然釉の左上のところをちょっとへらで押し込んでて変化を作っている。
四代直方の個性っていうものがしっかり入っている珍しいお茶碗です。
箱が直方の共箱で裏千家十四代宗匠淡々斎宗室の極めになっている。
茶道の流れとしてたいへんにいいんですよね。
大切になすってください。
今どうなんですか?不動産関係というのは。
今ねあんまり大きな声で言えないんですけどね…。
猫も杓子もみんな土地を買っていく。
お宝は清朝最後の皇帝溥儀の弟…
21年前新婚旅行で中国に行った際たまたま立ち寄った骨董店で発見。
ひと目で気に入り値段を聞くと…
じゃあいらないって言ったらもっとまけるからって言うわけよ。
で10万円になったわけ。
10万円いった。
5万になって。
5万まできた。
帰ると言ったら引っ張られてね…。
3万8千円!?そう。
それでも当時の中国の物価からすればかなり高い買い物だった。
本人評価額は当初の言い値と同じく…
店主からは骨董店の隣のレストランに溥傑が来た際その場でさらさらっと書いたと聞いているが果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
あっちゃ〜!
印刷でございますね。
73歳のときの筆ということですね。
五言絶句の詩が書かれておりまして…。
というふうなことが書いてあるようでございます。
たいへん日本でたくさん書いてらっしゃるのでもしこれが直筆本物でだいたい20万円くらい。
孫には本物だと言って置いとけばまた30年40年後にまた「お宝鑑定」に出る…。
最後はおもちゃを1万点も集めてしまった…
自分の足で回って?
こちらがそのコレクション。
7年前には映画『20世紀少年』の小道具として貸し出したことも。
鑑定士の北原を尊敬しているので将来は…
八戸がだいぶ廃れてきてますので活性化させてあげたいなということでできれば中心街で…。
お宝は…
6年前測量の仕事である旧家を訪ねると老朽化した蔵をちょうど解体するところで…
聞くところによると祖父がだいぶ骨董好きだったと。
興味があるのでちょっと見てもいいですか?と言ったら依頼主さんがいいですよと。
その際中にあった品々を整理していたのでこの鉄瓶をいただいてきた。
どこが気に入ったかというと…
富士山が好きで富士山に見えた?見えた。
更に詳しく見てみると
そのためひょっとしたらとんでもない名品ではないかと思うようになった。
本人評価額は期待を込めて…
いくらでしたっけこれ。
タダですよね?
二十数年間おもちゃを集め続けてきたのでいいものを探し出す嗅覚は人一倍発達しているつもり。
果たして結果は!?
どうぞジャカジャン!
これまた大幅ダウン!
南部鉄器の藤田源蔵孝保と。
江戸時代から明治時代にかけて活躍した名工中の名工の作ということになるんでしょうけれども孝保自身が全部すべて手をかけた一点ものというのとはちょっと違います。
弟子筋たちがいくつか同じようなものを作っている例があるんです。
それのうちの1つと。
例えば本体の部分の上の方に細かく雷文が回されてるんですね。
その雷文の歪みがやっぱりかなりありまして甘いんですね表現が。
孝保自身がすべてをやっていればもっともっと精緻で凹凸も豊かなものなんですけど全体に少しフラットでぺたっとした感じになってしまっていると。
出張鑑定IN八戸はこれにて無事閉幕
こちらの大阪前田製菓にお伺いしました。
失礼しま〜す
ようこそいらっしゃいました。
父の後を継ぎ…
とても口どけがいい幼児用のお菓子ですがその味が懐かしいと大人にも大人気です。
前田社長は就任以来より安心して食べられるようにと無添加で原材料をすべて国産に切り替えた新商品を開発。
更に社員が遠慮なく意見が言える風通しのいい会社作りを心がけてきました
直接新製品の提案をさせていただくこともあるんですがいつも前向きに背中を押してくれるので…。
相談ごとがあるんで…。
そのへんはちゃんと伝えてほしいかなとは思ってます。
わかりました。
お願いします。
父保さんは熱烈な絵画コレクターで50点ほど所有しているそうですが今回のお宝はその父がいちばん自慢しているもの。
しかし…
購入金額を聞いても何度も何度も聞いてるんですけどそのたびにはぐらかされてしまってあんまり聞くもんですからお前には関係ないって言って最後にはケンカになってしまうんです。
その父も今年82歳になりました。
本人はずっと100歳まで生きるっていうふうに言ってるんですけどもいつどうなるかわかりません。
そうなると相続するのは私ですのでぜひその価値を知りたいというふうに思っております。
そこで父に内緒でこっそりとスタジオに持っていきたいと思います。
どうぞ鑑定よろしくお願いします。
依頼人の登場です。
大阪府からお越しのはいどうぞこちらのほうに。
さあ吉田さんがいまだに乳ボーロ大好きだって。
そうですか。
ありがとうございます。
今でも食べてます。
あれすごい…大発明ですよね。
大好き。
口の中でシュワってなくなるあれ。
あれはもう企業秘密なんですか?あの作り方みたいなの。
いやいやそんなの秘密にはしませんけどね。
でもあれ以外にあります?あんな食感の食べ物。
いやないでしょう。
ジャガイモのでんぷん使ってるんですけどその特徴を最大限に活かした商品ですね。
そうなんや。
すごい名前ですけどね乳ボーロって。
それは父がつけた名前なんです。
乳ボーロ?赤ちゃんが初めて母乳から次移る…。
確かにあれ口の中入れたらシュワってなるから歯いらないですもんね。
そうなんです。
乳ボーロ乳ボーロ言うてたら食いたなってきました乳ボーロ。
さあお父さんが絶対に値段教えてくれない購入金額教えてくれない絵画拝見しましょう。
どうもうちの母親の若い頃の顔にそっくりだということで買ったらしいんですね。
確かに写真昔の見ましたら似てるなと思って。
でもあんまりちゃんと管理してないんで今日こそっと持って…。
今日こそっと持ってきたんですか。
はい。
気がついてないと思います。
テレビ観てあ!っと思ってると思うんですけど。
え!?大胆な犯行ですね。
想像でだいたいこれくらいで買ったんちゃうかなっていう値段とかはどうですか?3年前なのでもう社長も引退しておりましたしだいたい通帳も全部知ってるんですね。
だから頑張って頑張って限界300くらいかなと思います。
やっぱ300万くらいで。
ちょっと謎なんですけども。
どっかにお金持ってたんですかね?そうでっせ乳ボーロの棚かなんか押したらパカって開いて隠し部屋みたいなね。
この絵は引き継ぐっていうのは決まってるんですか?相続対象ではあるんですけど。
ご兄弟はおられない?3人おります。
3人いる!だからそのときは殴り合い。
殴り合い?そんな血生臭い。
もうちょっと乳ボーロ的な解決をしましょうよ。
仙台の旧制第二高等学校は校長退官の記念としてその画家に肖像画の制作を依頼した。
数か月後出来上がった絵が届くと職員はひと目見るなり思わずぷっと噴き出した。
それは校長の顔が大胆にデフォルメされているもののその人となりを見事に捉えていたからであった。
この絵はその後二科展に出品されるや評論家児島喜久雄に激賞された
描いたのは…
日本人にしか描けない独自の油絵を生み出した画家である
幼い頃から家の隣にあった扇屋に入り浸り京扇が目が覚めるように彩られていく様を飽かずに眺めていた。
この影響で画家を志すようになり17歳のとき浅井忠が創設した聖護院洋画研究所に入所。
するとたちまち頭角を現し同門の梅原龍三郎に…
と言わしめた
名門アカデミー・ジュリアンで学ぶと毎月学内コンクールで受賞したがまだ独自の画風を確立するにはいたらなかった。
しかし3年後絵画収集家の家でセザンヌの作品を目にすると単純化された絵の具の塗り方自然の光や形を色彩のみで表現する描き方に深い感銘を受け自分の進むべき道を見いだした
1914年帰国。
その翌年の二科展で留学中描きためた油絵44点を発表するとセザンヌから学んだ画法を取り入れた一連の作品は日本の美術界から大きな衝撃をもって迎えられた。
しかしこののち安井は長いスランプに陥ってしまう。
それは空気が澄み物の輪郭がはっきり見えるヨーロッパと湿潤な日本の風土の違いによるものであった。
日本の風土に合った独自の様式を見いだすまで安井は実に10年余りの歳月を要したのであった。
苦労の末ようやくたどりついたのは主観的写実主義と呼ばれる技法である。
ある部分は省略しある部分は強調することにより生き生きとした躍動感が生まれる。
人物画もまたしかり。
安井の目は描かれる人物の深い内面すなわち人柄や生活感情といったものにまで注がれていた。
人物を描く際はまず2週間ほどかけモデルを前にデッサンし構図を決め油彩で写生をする。
それを写真に撮りその後数か月間アトリエで写真を見ながら何度も修正を加える。
するとやがてそのまなざしには生気が宿り何かを語りだすかのような表情になるのであった。
安井はこう語っている
1955年12月肺炎を患いながらも写生に出かけるとこの無理がたたり数日後心臓発作により他界
改めて依頼品を見てみよう。
安井曾太郎の6号の油絵である。
眉や鼻の輪郭線は実に力強くモデルとなった女性の聡明さを余すことなく描き出している
ご本人の評価額ですけども。
現実的なところで300万と。
やはり。
わかりましたそれでは300万で。
まいりましょう。
オープンザプライス!お〜!えっ!あらら!え!ウソ!3,000?困りましたね。
驚きました。
これは安井曾太郎の1931年の油絵ですけれども代表作。
近年の安井曾太郎の展覧会にも実は出品されてます。
てっきりどこかの美術館所蔵になってると思ってました。
それがこうしたかたちで「鑑定団」に出てきた。
本当に今驚いています。
モデルになっているのが乃木希典の姪の長女野瀬由伎子さんっていう方なんですけれども実は安井さん3点描いてます。
そのなかの1点ですね。
この作品のパッと目につくのが鋭い目線。
それによって非常に聡明さというかこの女性の芯の強さというか個性がよく活かされてますね。
実際はここまでほっぺたの紅色っていうのが強くないと思うんですけど逆にそれを描くことで瑞々しさ若さというものを表現し得てると思いますね。
それから白い絵の具の使い方なんですね。
これが非常に効果的で鼻筋のところとかですね白い光の表現によって鼻の高さというのを活かしている。
それからこの襟元の白ですよね。
あるいは背景の白も活かすことで色のコントラストをうまく表現していますし安井さんの真骨頂というか個性的な表現がふんだんに出ている。
本当にこれは傑作なんですね。
乳ボーロすごいですね。
びっくりしました。
びっくりしました。
ねぇ。
貴重なものありがとうございました。
ありがとうございました。
今日はどうもありがとうございました。
また遊びきてください。
「鑑定団」また来週です。
さようなら。
2015/04/14(火) 20:54〜21:54
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団【父に内緒で持参した絵に鑑定士ビックリ!?】[字]
1億円以上を注ぎ込んだ熱烈な骨董収集家が4000万円を叩いて買ったのは江戸時代初期の幻の焼物!?果たして本物か?▽父に内緒で持ち出した近代洋画の巨匠の油絵!
詳細情報
番組内容
【熱烈な骨董収集家が4000万円で買った焼物に驚きの鑑定結果が!】
骨董収集歴50年!大工で儲けたお金をすべて骨董に注ぎ込んできた依頼人。その額、なんと1億円以上!しかも専門書を読破しており、審美眼には絶対の自信があるため、コレクションは名品ばかり。しかし、骨董にお金を使い過ぎたため、現在は日々の生活に苦戦を強いられている。
番組内容2
そこで、今回のお宝を売り払い、生活の糧にしたい。そのお宝とは30年程前、知人に見せてもらい一目惚れし、4000万円で買った江戸時代初期の幻の焼物!?果たして本物か?
出演者
【司会】石坂浩二、今田耕司
【進行アシスタント】吉田真由子
【ゲスト】石橋保
【出張リポーター】松尾伴内
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
【鑑定士軍団】
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
奥野保則(「観覧舎」店主)
ホームページ
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ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
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