(テーマ音楽)福島県飯舘村で農業と土木建築業を営んでいた…原発事故で住民がいなくなった村の様子を撮影し続けています。
安齋さんは20代の頃から飯舘村の美しい風景を撮影するのが趣味でした。
しかし原発事故をきっかけにその写真は大きく変わります。
あの日安齋さんは村で木の伐採をしている時大きな地震に襲われました。
家に戻ると幸い大きな被害はありませんでした。
しかしその3日後不吉な音を耳にします。
すぐに避難をしようと考えましたが当時地区の代表を務めていたためほかの住民よりも先に逃げる事はできないと村にとどまります。
住民を送り出す間安齋さんは相馬市での遺体捜索に参加し震災の悲惨さを目の当たりにします。
更に放射性物質による汚染でふるさとの家や風景が荒れていくさまに心を痛めたといいます。
仮設住宅に移ったのは6月。
村の避難が始まって1か月以上あとの事でした。
そのころには写真を撮る事に苦痛を感じるようになっていました。
翌年の1月安齋さんが再び写真に向き合うきっかけとなる出来事がありました。
山口県在住の福島菊次郎さんとの出会いです。
93歳の今も原発や公害問題などを撮り続ける安齋さんが尊敬するプロの写真家です。
村に来ていたフォトジャーナリストを通じ福島さんと会った安齋さん。
その時言われたひと言に心を動かされます。
安齋さんは再び写真を撮り始めます。
きれいな風景だけでなく原発事故に苦しむ人たちや汚染の実態など厳しい現実にも向き合いました。
これまでに撮った写真は3万枚。
趣味だった撮影は使命へと変わっていました。
2015/04/14(火) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「福島県飯舘村 安齋徹さん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。福島県飯舘村の安齋徹さんは、原発事故によって放射能に汚染され、傷ついたふるさとの風景を写真に撮り続けている。
詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。福島県飯舘村の安齋徹さんは、原発事故によって放射能に汚染され、傷ついたふるさとの風景を写真に撮り続けている。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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サンプリングレート : 48kHz
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